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国立がん研究センター

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インドネシアでがん登録研修を実施

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2018年3月8日から10日、国立がん研究センターは国際がん研究機関(IARC)がん登録に関する国際協力事業コラボレーティングセンターとして、インドネシア・ジャカルタのダルマイスがんセンターにおいて、韓国国立がんセンターの協力のもと、がん登録研修を主催しました。本研修は、昨年10月に当センターとインドネシア国立がんセンターの間で締結された「がん研究の協力に関する覚書」に基づき開催されました。

当センター松田智大および鈴木達也をはじめ、国内外の各専門家がインドネシア14の人口ベースがん登録に関わる臨床医、病理医、がん登録実務者、およそ60名に対してがん登録、がん対策及びがん疫学について講義を行いました。

インドネシア共和国は人口2.55億人あまり、ASEANを重視した地域外交、国際的な課題への対応に積極的に取り組んでいます。経済発展に伴う公衆衛生医療の充実と生活習慣の変化から、近年は平均寿命の向上に加えがんの増加が懸念されていますが、がんの実態把握は出来ておらず、IARCによるがん統計でもシンガポール等の近隣諸国のデータを元に推計されています。今回の研修後も、インドネシアがん登録整備を継続して支援する予定です。

国立がん研究センターはアジアのリーダーとして、今後のがん登録分野のノウハウなどを提供することで、広くアジア地域でのがん対策に貢献してまいります。

  • グループワークの様子

    グループワークの様子

  • 最終日

    最終日

  • がん研究の協力に関する覚書

    がん研究の協力に関する覚書

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