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新年度のご挨拶

2025年度のスタートにあたり、先端医療開発センター(EPOC)を代表してごあいさつを申し上げます。
EPOCのミッションは臨床のニーズを的確に判断し、それに応える医薬品や医療機器のアイデアやシーズを磨き上げる場です。創薬力強化が日本全体の課題として注目される中、EPOCメンバーの活躍の場がますます広がることを期待し、センターとしてしっかりとサポートしていきます。
これまで取り組んできたバイオロジクス(生物学的製剤)、再生医療等製品、放射性医薬品等、創薬の新たなプラットフォーム技術の橋渡し開発について自らのシーズにとどまらず、センター内外の研究者・開発企業との共創を進めます。また新しい画像診断技術開発においても、ハード面に加えAIを活用した解析技術の開発を推進します。これらに加えて、今年度、竹下修由先生が手術機器開発分野長に就任し、より基盤的な技術と医療機器ニーズの融合・収斂を図り、次の世代を見越した開発拠点を目指します。
革新的な開発を維持するための環境整備は不可欠です。研究所支所として30年前に発足した当時の施設、設備は現在そして近未来の私たちの活動にはいささか窮屈になっています。今後のEPOCの発展のためにも、私たちが描く未来像をより具体的に、より多くのステークホルダーに訴えていきます。特に柏キャンパス近隣の団体、自治体、住民を巻き込んだPPI(研究への患者・市民参画)にも積極的に取り組みます。
引き続き、多くの皆様のご支援をいただきますよう、あらためてお願い申し上げます。
2025年4月
先端医療開発センター長 土原 一哉