よくあるご質問

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目次

1.当院で実施している治験について

2.当院の治験参加の可否について

3.治験全般について

1. 当院で実施している治験について

中央病院で実施中の治験を教えてください。
患者さん向け治験サイトの「当院で実施中の治験一覧」をご参照ください。

2. 当院の治験参加の可否について

国立がん研究センター中央病院を受診したことがありません。中央病院で治験に参加するにはどうすればよいですか?
これまでの治療歴や現在の体の状況等を含めて確認する必要があるため、当院を受診したうえで治験への参加の適否を検討させていただくことになります。そのため、まずは主治医とご相談いただき、紹介状をご用意のうえ、セカンドオピニオンまたは初診(遺伝子パネル検査の結果をお持ちの方はゲノム初診)での来院をご検討ください。
「当院で実施している治験一覧」に記載されている●●がん T●●●●(対象疾患とT番号、例:膵がん T1111)は参加可能でしょうか?
治験に参加できるかどうかは募集時期と参加条件が関係します。
募集時期については、ホームページでご確認ください。当院で実施中の治験が掲載されていますが、実施状況は流動的なため、既に募集を終了しているものや登録準備中のものが含まれている場合があります。お問い合わせいただいた時点と受診の時点で状況が異なる場合があるため、電話やメールでの回答は控えておりますのでご了承ください。
また、各治験の参加条件については「当院で実施中の治験一覧」の各試験のページに記載されている「治験に参加いただける患者さんの身体状況(患者選択基準)」をご確認ください(各試験のページが設定されていない治験もあります)。こちらで定められている参加条件をすべて満たしている必要がございます。その上で主治医とご相談いただき受診をご検討ください。
ホームページに記載されている患者選択基準を満たせば、治験に参加できますか?
ホームページに記載されている患者選択基準は一部であり、こちらを満たしていても必ずしも治験に参加できるとは限りません。各治験の情報は、治験依頼者(主に製薬企業)の指示のもと、掲載可能な内容のみを公表しているため、詳細な患者選択基準等についてはお問い合わせいただいてもお答えすることができません。また、電話やメールでは、現在の患者さんの病状・健康状態を正確に判断できないため、参加できるかどうかのご質問への回答は控えさせていただいております。
標準治療はどのような治療ですか。
標準治療とは、ある状態の一般的な患者さんに対して現在利用できる最良の治療であることが科学的に示された推奨治療のことをいいます。
固形がんはどのようながんですか。
固形がんとは、白血病や骨髄腫等の血液がんを除いたがんのことです。詳細は、国立がん研究センター がん情報サービス
知っておきたいがんの基礎知識 」をご参照ください。

3. 治験全般について

先生に治験を勧められましたが、必ず参加しなくてはいけませんか?
治験にご参加いただくかどうかはあなたの自由意思です。担当医師や臨床研究コーディネーターから治験に関する詳しい説明をお聞きになり、十分理解した上で参加されるかどうかを決めていただきます。説明を受けたその場で決めずに、説明文書を持ち帰って家族と相談してから決めることもできます。
現在、抗がん剤による治療中ですが、治験に変更したり、今の治療と並行して治験に参加したりすることはできますか?
治験を検討する一般的なタイミングは、抗がん剤治療を新たに始めるとき、または現在の抗がん剤治療から変更が必要なときになりますが、参加の適否が検討できる時期は治験によって異なります。他の抗がん剤治療と併行しながら治験について相談をすることは可能ですが、他の抗がん剤治療中に治験に参加することはできません。
治験に参加した場合、医療費の支払いはどうなりますか?
治験によっては、治験薬や治験薬投与中に実施した検査等の費用を治験依頼者が負担することがあるため、あなたの医療費の負担が一部少なくなる場合があります。ただし、その他の診療費用(基本診療費、入院費、治験薬以外の薬剤費、その他の処置・手術の費用など)は、いつもの診察の時と同様に、あなたが入っている健康保険の種類に応じてご負担頂きます。
治験に参加するには自己負担費用がかかりますか?
通院のための交通費などは自己負担になります。こうした自己負担を軽減するため、治験で定められた検査や診察のための来院の度に「負担軽減費」が支払われることがあります。詳しくは医師や臨床研究コーディネーターへご相談ください。
治験の通院頻度はどのくらいですか?
治験に参加した場合、定期的な受診が必要になり、体調が悪いときには予定外の受診が必要となることもあります。頻度については治験によって異なるため、医師または臨床研究コーディネーターへご確認ください。
治験に参加するためには入院が必要ですか?
入院が必須かどうかは参加する治験によって異なります。また、入院期間も2泊3日程度の短期入院から1か月程度必要なものもあるため、医師または臨床研究コーディネーターへご確認ください。
仕事をしながらでも治験に参加できますか
多くの治験では仕事をしながらご参加いただくことが可能です。ただし、通常の治療と比べて来院回数が増える可能性があること、治験で決められたスケジュール通りの来院が必要になることをご了承ください。
家が遠いのですが参加できますか
治験によっては来院回数が頻回であったり朝から来院が必要であったりして、遠方からの通院が難しい場合もございますので、担当医や臨床研究コーディネーターへご相談ください。また、当院では提携している宿泊施設がございますので合わせてご検討ください。
プラセボって何ですか?
治験薬と見た目は同じですが、有効成分を含まない(治療効果のない)薬のことで、偽薬とも呼ばれます。治験薬の有効性を科学的に明らかにすることを目的に、治験で使用されることがあります。
治験の副作用が心配です
薬剤の副作用は個人差が大きく、どのような人にどんな副作用が出るかは人それぞれで、治療開始前に完全に予測することはできません。副作用が出たときは、治験薬の投与を一旦中止したり、投与量を減らしたり、あるいは症状をやわらげる治療を行う場合もあります。
副作用が出た場合、どうしたらいいですか?
治験開始前と比べて「おかしいな」と感じたら、すぐに担当医師または臨床研究コーディネーターへご連絡ください。治験実施医療機関において適切な治療をさせていただきます。
副作用が出た場合の補償はありますか?
企業治験の場合、治験に参加したことが原因で健康被害等が生じた場合は、製薬会社が補償を行います。ただし、明らかに治験薬との因果関係が否定できる場合は補償されません。
治験参加期間中に、他の病院にかかることはできますか?
受診する事は可能です。他の病院にかかる場合は、治験参加証を見せて治験に参加していることをお伝えください。また、その旨を事前に担当医師および臨床研究コーディネーターにもお知らせください。
現在、かかりつけの病院からもらっている薬は、そのまま飲み続けても良いですか?
現在使用している薬(市販薬・健康食品を含む)がある場合や、治験参加後に新しく薬を使用する場合には、前もって担当医師にご相談ください。薬には相互作用といって、一緒に使うと効果がなくなったり、反対に効果が強くなったりして、お身体に悪い影響を及ぼすことがあるからです。
プライバシーは守られますか?
治験は、GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)という法律で、参加する方の人権や安全に関して厳しく定められています。 カルテを含め治験に関する資料は、製薬会社の治験に関係する人や、治験審査委員会、厚生労働省などの、ごく限られた人のみの目に触れる事になりますが、参加する方のプライバシーは保護され、個人情報が外部に出ることはありません。