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「当たり前の日常」を支えるプログラムの拡充ヘ

中央病院の患者サポートセンターは2018年5~6月、サポート体制のさらなる充実に向けて財政基盤を強化するため、クラウドファンディングによる寄付金を募り、202名の方から総額6,391,000円のご寄付をいただきました。大きな期待に応えるべく、有効活用策を検討中の朴成和センター長(当時)に、本プロジェクトの意義や今後の展望などについて聞きました。

患者サポートの必要性を痛感

クラウドファンディングによる募金活動の目的は?

主な目的は、患者さんの療養生活を支援する患者サポート研究開発センター(以下、サポートセンター)の各種プログラムをさらに充実させることです。 まずは、クラウドファンディングによるご寄付にご協力いただいた皆さまに、厚く御礼申し上げます。短期間でこれだけ多くのご寄付をいただき、我々が提供している支援業務の必要性を改めて実感しました。サポートセンターの活動への期待も痛感し背筋の伸びる思いです。 サポートセンターでは、現在、看護相談、周術期サポート、アピアランス相談、リンパ浮腫ケア外来など、患者さんとご家族の療養生活を支援し悩みを解消するための23のプログラムを提供しています。毎日120人以上の患者さんやご家族が利用していますが、診療報酬が伴わない活動が多く、財政基盤が不安定な状況です。そこでこのたび、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングへのご協力を呼び掛けました。

全国で使えるツールを開発

寄付金の具体的な使い道を教えてください。

詳細は検討中ですが、がん患者さんの「生活の質」をさらに向上させるために、外来の待ち時間を活用して視聴できるようなビデオツールの開発ができないかと考えています。例えば「手術の前にどういった準備をしたらよいか?」「内服の抗がん剤の効果と副作用、使用上の注意点は?」など、多くのがん患者さんが直面し、アドバイスを求めている事柄があります。テーマごとに解説ビデオを作り、予めビデオを視聴してもらったうえで医師や薬剤師、看護師などが説明をすれば、より理解が深まるでしょう。医療スタッフが対応する時間が短縮化でき、より多くの患者さんがサポートを受けられるようになります。
サポート業務に関する「研究」も当センターの使命です。開発したビデオツールはホームページで公開して、全国の病院や患者さんの自宅でも使えるようにする予定です。サポートセンターが蓄積してきたノウハウを広く還元し、がんと診断されても、できる限りこれまで通りの生活が送れるよう支援していきます。

クラウドファンディング寄付者ご芳名(お申込み順/敬称略)

轟浩美  和泉典子 岸田徹 石井宣行 木村佐江子 里見絵理子 間島竹彦 小林真理子 森文子 宮田佳代子 藤井恵美 牧原玲子 名取秀浩 平山貴敏 朴成和 貞廣良一 寺島一夫 若林暁子 佐藤尚之 内富庸介 新海荘太郎 清水研 篠原由希子 船田さやか 鈴木啓章 白岩剛 谷口茂 平井拓史 西藤清秀 川端康雄 石倉良浩 柳井優子 長嶋敏幸 PL東京健康管理センター 北野優里 北野慎一郎 渡部大介 藤原康弘 河野耕平 東光久 上田弘樹 井谷嘉男 岡島美朗 三村卓司 下山理史 釆田志麻 吉松誠 三尾徹 亀澤仁司 野澤桂子 吉田沙蘭 津村耕司 医療法人社団明正会 玉置浩一 安田猛 藤原良平 豊田威信 佐々木徳久 堀野あゆみ 高木由利子 西村彰夫 竹若隆 古川洋一 安藤政利 世良典彦 鎌田智広 藤阪保仁 加藤明子 由良麻里 四宮敏章 小林晶子 牧野好倫 市村幸一 西田俊朗 原田雅子 村関得仁 高橋雅哉 菊地利恵 辻元綾子 安良博夫 安良明子 上峯理恵 花村温子 大下悟 河野京子 北村圭 清水潔 塩多孝明 加藤恵美子 清水一貴 工藤篤子 菊地珠未 小室龍太郎 河津あつ子 柿崎真沙子 齊藤航 八木下裕香 土井香苗 山泉二郎 山本良彦 鳥正幸 上村次明 内海健太 大津敦 山下弘子 田組瑞穂 槌野浩 後澤乃扶子 高橋晃 村松稔文 平山祥子 平松たまえ 匹田厚子 赤塚真一 三田尚美 中原理佳   他86名

クラウドファンディングへのご寄付を有効に活用します!

医師だけでなく看護師、臨床心理士、薬剤師、管理栄養士など多職種の専門家が連携し
患者さんの悩みに寄り添い、療養生活を支えています。