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バイオマーカー探索トランスレーショナルリサーチ分野(柏)トランスレーショナルリサーチグループ

バイオマーカー探索TR分野は、膵がんを対象とし、抗腫瘍効果のみならず、がん悪液質症状を改善しうる治療法の開発に焦点を当て研究を行っています。腫瘍誘発性炎症、宿主反応、それら二者の間のクロストークは悪液質症状の原因であることを、がん神経浸潤による神経炎症、肝転移、および腫瘍由来インターロイキン-6の研究で解明してきました。これらの成果は、患者由来のサンプルを用いた腫瘍微小環境や臨床データの解釈に基づき、適切な実験モデルを設定し、国立がん研究センター東病院とEPOCで実施された研究者主導臨床試験とそのトランスレーショナルリサーチにより得られました。

私たちは、外部研究機関や創薬会社との共同研究を通じて、臨床情報、臨床サンプルを用いた遺伝子や蛋白発現情報、各種情報を組み合わせたオミックス解析等を用い、腫瘍誘発性炎症と宿主反応の間のクロストークの分析を通じて、新しい治療法とバイオマーカーの開発を目指しています。

研究コンセプト


 研究コンセプトの画像(日本語)

事例紹介:炎症性サイトカイン阻害


事例紹介の画像(日本語)