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大橋チーム
- 2024年9月21日
- 【大橋チーム】鎌田諒さんが第83回日本癌学会学術総会でポスター発表をしました(外部サイトにリンクします)
- 2024年6月21日
- 【大橋チーム】鎌田諒さんが第28回日本がん分子標的治療学会学術集会で口頭発表をしました(外部サイトにリンクします)
- 2024年6月1日
- 【大橋チーム】鎌田諒さんが公益財団法人がん研究振興財団の機関誌「加仁」第51号(2024)に寄稿しました(外部サイトにリンクします)
- 2024年5月27日
- 【大橋チーム】共著論文がFrontiers in Molecular Biosciencesに掲載されました(外部サイトにリンクします)
- 2024年4月13日
- 【大橋チーム】鎌田諒さんが6NCリトリート2024 @国立研究開発法人 国立国際医療研究センターでポスター発表をしました(外部サイトにリンクします)
基礎研究から臨床開発までを一体的に行う、いわゆる“橋渡し研究”(トランスレーショナルリサーチ)を目的としたグループです。基礎研究と臨床研究、アカデミアとインダストリーなど様々な領域の研究者が垣根を越え、各々の強みを融合しながら新規治療法開発を目指して創薬研究を進めています。私たちが目標とするのは以下の領域です。
A)新規抗がん薬候補化合物の機能解析・バイオマーカー探索
抗がん薬の研究開発において、分子メカニズム解析やバイオマーカー探索は必要不可欠です。国内外のバイオテックや製薬企業と連携し、新規抗がん薬候補化合物の早期創出を目指した分子メカニズム解析やバイオマーカー探索を推進しています。
B)ゲノム不安定細胞モデルを用いたがん進展の本態解明
薬剤でゲノム不安定性を誘導し、刺激直後からモデル細胞樹立までを経時的に可視化する数理モデルを構築し、がん発症・不均一性から微小環境への適応・薬剤耐性といった特徴を模倣することで、がん”本態”の理解を深め対抗策を提案していきます。
C)ゲノム不安定性をターゲットとした新規抗がん薬候補化合物の創出
分子標的治療薬を創出する上で、がんの特性(Cancer Hallmarks)や脆弱性(Cancer Vulnerability)を理解することは非常に重要です。我々はがんの特性の1つである「ゲノムの不安定性」に着目し、がんの脆弱性に影響を与えるターゲット因子を探索しています。これらの知見を最大限に活用し、国内外のアカデミア、バイオテック、製薬会社と協力しながら、新規分子標的治療薬の研究・開発を目指していきます。
D)シングルセル解析と空間トランスクリプトーム解析を統合したがん微小環境の高解像度プロファイル
がん細胞を取り囲む複雑な生体内微小環境をがん微小環境(TME)と呼びます。TMEはがん細胞に加え免疫系細胞、間質細胞、血管細胞など様々な細胞から構成されており、TMEの細胞内相互作用を分子レベルで理解することは新規抗がん薬の研究・開発において非常に重要と考えられています。我々はシングルセル解析や空間トランスクリプトーム解析など最先端技術の統合解析を行い、高解像度プロファイルを進めています。
E)薬剤耐性機序の解明・克服
がん遺伝子変異を標的とした分子標的薬はがん治療の柱であり、耐性腫瘍の出現は重要な課題です。我々は、がん細胞が治療抵抗性を獲得していく分子メカニズムの解明を目指し、細胞株から患者検体まで包括的に解析を進めています。さらに、化合物ライブラリーを用いた網羅的スクリーニング手法やin vitro/in vivo(CDX、PDXモデル)薬効薬理試験を行い、耐性克服につながる新規治療法の開発を目指しています。
関連リンク
学会関連
- American Association for Cancer Research (AACR)(外部サイトにリンクします)
- 日本癌学会 (Japanese Cancer Association)(外部サイトにリンクします)
- 日本がん分子標的治療学会 (The Japanese Association for Molecular Target Therapy of Cancer)(外部サイトにリンクします)
- 日本分子生物学会 (The Molecular Biology Society of Japan)(外部サイトにリンクします)
共同研究
- Arjuna Therapeutics(外部サイトにリンクします)
- アステラス製薬株式会社 イムノオンコロジー(外部サイトにリンクします)
- Center for Research in Molecular Medicine and Chronic Diseases (CiMUS)(外部サイトにリンクします)
- Frederick National Laboratory (FNL)(外部サイトにリンクします)
- 波江野洋 准教授 (東京理科大学 生命医科学研究所 波江野研究室)(外部サイトにリンクします)
- 堀居拓郎 准教授 (群馬大学生体調節研究所 附属生体情報ゲノムリソースセンター ゲノム科学リソース分野)(外部サイトにリンクします)
- 昆俊亮 准教授 (東京理科大学 生命医科学研究所 がん生物学部門 分子生物学専攻分野)(外部サイトにリンクします)
- 水腰英四郎 特任教授 (金沢大学附属病院 先端医療開発センター)(外部サイトにリンクします)
- 村井純子 准教授 (愛媛大学大学院医学系研究科生化学・分子遺伝学 プロテオサイエンスセンター細胞増殖・腫瘍制御部門)(外部サイトにリンクします)
- 錦見昭彦 室長 (国立長寿医療研究センター バイオセーフティ管理室)(外部サイトにリンクします)
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曽我朋義 教授 (慶應義塾大学先端生命科学研究所)(外部サイトにリンクします)