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iPS細胞の活用も含めたがん抗原特異的T細胞療法の開発
我々は、がんワクチン療法の開発の項で述べたように、オリジナルのがん抗原であるglypican-3 (GPC3)およびHSP105由来のHLA拘束性かつ特異的CTLを誘導できるペプチドを同定して、がんペプチドワクチン療法の臨床試験を実施してきました。投与した患者の末梢血や腫瘍局所から多数・多種類のペプチド特異的CTLクローンを樹立できています。企業・アカデミアとの共同研究で、これらのTCRを遺伝子導入したiPS細胞由来T細胞療法の開発を行っています。また、GPC3は膜蛋白でもあり、企業・アカデミアとともに、GPC3を標的としたCAR遺伝子導入T細胞療法の開発にも取り組んでいます。