トップページ > グループ紹介 > 手術機器開発分野(柏)

手術機器開発分野(柏)医療機器開発グループ

:手術機器開発分野

お知らせ

2023年7月12日
「メンバー」を更新しました
2022年6月3日
業績を更新しました
2022年4月20日
業績を更新しました
2021年2月1日
業績を更新しました
2021年2月1日
当分野が取り組んでいる研究の背景・内容・展望を更新しました(下記をご覧ください)
2018年12月1日
先端医療開発センター(EPOC)のHPをリニューアルしました
一覧

手術機器開発分野の研究開発の目標は、真に臨床で必要とされる医療機器を開発し、速やかに現場に届け、安全かつ有効な臨床応用を目指すことです。当分野では、高度な臨床技術をもつ外科医と基礎技術をもつアカデミアとの連携により、臨床現場が真に必要とするかつ多領域において応用可能な医療機器開発に取り組んでいます。特に、次世代外科・内視鏡治療開発センター(NEXT)が設立された(2017年5月)ことに伴い、NEXTとの連携により、医療者ニーズの抽出、プロトタイプ設計、POC取得から検証、臨床試験までの医療機器開発を効率的に推進します。また、NEXTとの連携により、外科的医療機器開発の拠点として国立がん研究センター東病院内に革新的医療機器開発に関する外科治験および早期臨床試験の支援体制を整備し、革新的医療機器開発拠点を整備することを目指します。

研究背景

患者さんのQOL 向上の観点から、内視鏡外科手術数は年々増加しています。一方で、国内の外科医不足に加え、高度な手術設備や医療従事者に高い技能が求められることから、施設や術者による治療成績の格差が問題となっています。当分野では、高度な外科手術をすべての医療機関に提供できる環境構築を目指し、外部と共同で情報支援内視鏡外科手術システムを構築しています。また、内視鏡外科手術の動画データベース構築に向けて複数のアカデミアと協業しています。さらに、次世代医療機器連携拠点にも採択され、国内の医療機器開発を推進しています。

研究の特徴

将来本邦ではがん患者さんの増加に反して、外科医の絶対数の不足が懸念されています。したがって、外科医の教育や技能習得や手術時間の効率化が現在直面している課題と考えています。我々は、オリンパス社や複数のアカデミアと共同で、情報支援内視鏡外科手術システムを構築しています。また、医師の暗黙知を客観的なデータベースにするため、複数の大学や医療機関と協業し、産業利用可能な内視鏡外科手術動画データベースを構築しています。また、AMED 次世代医療機器連携拠点として、人材育成・動物PoC の取得・事業化に向けた出口戦略も支援しています。

研究の展望

内視鏡外科手術データベースや内視鏡外科手術支援システムを開発することで、将来的に術者の指示を確実に実行する手術支援ロボットの創出、究極的には手術の自動化が見込まれます。これにより、現在の課題である施設間・術者間格差が是正され、外科治療の品質改善効果が期待されます。

S-access_Japan_slide

NCCE_Oly事業(公開情報)_NCCE研究者一覧用_rev