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「もし、がんになったら?-早く見つけて楽に治そう!-」
日時:2015年4月18日(土曜日)10時30分から12時
場所:堺市立健康福祉プラザ 4階 交流広場
国立がん研究センターでは、がんをはじめとする健康や医療に関する情報を、生活の中で身近に感じられるような環境づくりを目指して、図書館と医療機関、福祉機関、行政が連携したプロジェクトを進めています。
この取り組みの一環として、堺市立健康福祉プラザに設置した「まちライブラリープラザひといき」を会場とした連続公開講座がスタートしました。
2015年度は4回の公開講座を予定しており、手話通訳、要約筆記、音声解説の情報保障も準備して実施します。
第1回となるこの日は「もし、がんになったら?-早く見つけて早く治そう!-」と題した講演と、堺市内の2つのがん診療連携拠点病院のがん相談支援センター相談員による出張相談が行われました。
まず、このプロジェクトを担当する司会の八巻知香子室長(国立がん研究センターがん対策情報センター)より、会の趣旨が紹介された後、講師の中山富雄先生(大阪府立成人病センター)の講義に移りました。
中山先生からは、現在の日本では、2人に1人はがんになるほどがんは一般的な病気であること、がんは生活習慣、特にたばこが大きな要因であること、その他生活習慣で予防できる要素もあること、でもがんの原因の多くはまだ解明されていない、といった現状が解説されました。
これを聞いた参加した方からの「じゃあどうしたらいいの?」という説明に答える形で、後半の講義が始まりました。後半では、「検診」がどんなものなのか、がん検診で見つかりやすいがん、見つかりにくいがんがあることなどの特徴、それを十分に理解した上で、「5年後の自分の健康を守るために」がん検診を受けることの重要性を解説していただきました。
そして、
- 症状があるときは、検診ではなく、病院へ
- 検診のご利益は完璧ではない
- 検診が役に立たないがんもある
- 人間ドックと住民検診を使い分けよう
- 対象年齢、受診間隔を知っておこう
というまとめのメッセージで講演が終了しました。
続いて行われた、がん相談支援センター相談員による出張がん相談は、「ちょっと聞いてみたかったことがあるんだけれど…」という方など、多くの方が利用され、それぞれの情報や解決策を見いだして帰られました。
次回は、7月24日(金曜日)に「がん検診の実際を知ろう!(仮)」をテーマに、体験型でがん検診を学べる講座を予定しています。
会場は同じく、堺市立健康福祉プラザです。詳細が決まりましたら、ホームページにてご案内いたします。