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調査概要(2024年調査)

調査の意義

国立がん研究センターでは、厚生労働省の委託事業として、がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患、腎不全、認知症、アルツハイマー病、慢性閉塞性肺疾患、誤嚥性肺炎、老衰で亡くなった患者さんのご遺族を対象に、お亡くなりになる前に利用した医療や療養生活の実態を把握し、医療や療養環境の改善につなげるための全国調査を実施しております。
医療の質の評価は、実際に医療を受けた患者によってなされることが最も信頼できる方法ですが、人生の最終段階では、意識障害や全身状態の悪化などにより患者から直接評価を得ることが困難な場合が多く、ご遺族からの報告によって医療の質を評価する方法が世界的に標準的な評価手法として用いられています。わが国では、これまでにもご遺族の方々を対象に調査が実施されてきましたが、一部の施設に限定されており全国の実態を把握できていないことが課題となっています。

この調査は、ご遺族の方々を対象に、患者さんが亡くなる前に利用した医療や療養生活の実態を明らかにすることを目的としています。皆様の声を医療や療養環境の改善につなげるための重要な調査です。

調査方法・対象

2024年の調査では、厚生労働省の承認を得て、人口動態調査に用いられる死亡票の情報から、2021年に「がん」「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」「腎不全」「認知症」「アルツハイマー病」「慢性閉塞性肺疾患」「誤嚥性肺炎」「老衰」で亡くなられた患者さまより、無作為に選ばれた約27,000名のご遺族の方に調査票を発送します。調査票は、2024年2月末から順次発送し、調査票到着により2週間を目安に返送いただく設定をしています。

解析・結果の報告

回答は国立がん研究センターで集計を行います。調査結果は、当センターのホームページや、報告書、論文等で公表の予定です。

個人情報について

この調査で得た情報は、調査事務局である国立がん研究センターの情報セキュリティ規程に則り管理します。

調査依頼状・趣意書・調査票