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RNA依存性RNAポリメラーゼ活性とがん幹細胞の関連

これまでの研究で、RNA依存性RNAポリメラーゼ活性はがん幹細胞機能維持に必須の酵素活性であることをみいだしてきました(PNAS 2012 Okamoto et al.)。
しかしながら、「RNA依存性RNAポリメラーゼ活性がどのようにしてがん幹細胞の維持に関わっているのか」という疑問には答えることができていませんでした。その後の研究では、RNA依存性RNAポリメラーゼ活性が「染色体の構造を維持する重要な機能」を持っていることを見出しており(MCB 2014 Maida et al., MCB 2016 Maida et al.)、がん幹細胞の維持に重要な遺伝子発現をコントロールしていると考えて研究を進めています。とりわけ、幹細胞因子とよばれる遺伝子群の発現にどのようにRNA依存性RNAポリメラーゼ活性が関わっているのかの解明を進めています。 RNA依存性RNAポリメラーゼ活性とがん幹細胞の関連