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細胞情報学分野
お知らせ
- 2024年4月1日
- 上野敏秀がユニット長、池上政周が主任研究員に就任しました
- メンバーと論文情報を更新しました
- 2023年4月1日
- メンバーと論文情報を更新しました
- 2023年3月20日
- 第20回日本臨床腫瘍学会学術集会で研究室卒業生の廣瀬毅先生が 2023年度奨励賞を受賞しました
- 2022年10月13日
- 第81回日本癌学会学術総会で任意研修生の柳垣 充先生、研究室卒業生の中村 育子先生が JCA若手研究者ポスター賞を受賞しました
- 2022年10月1日
- 第81回日本癌学会学術総会で研究員の田中庸介が 日本癌学会奨励賞 を受賞しました
- 2022年10月1日
- 第81回日本癌学会学術総会で特別研究員の間野博行が日本癌学会学術賞 吉田富三賞を受賞しました
- 2022年6月7日
- 現在、細胞情報学分野では新分野長のもと人材を募集しております
- 2022年4月1日
- 高阪真路が分野長に就任しました
- 2021年8月17日
- プレスリリース
全ゲノム解析によってスキルス胃がんの治療標的を同定 難治性がんに対する新たな治療法開発の可能性
研究室の紹介
細胞情報学分野では、独自の高感度機能スクリーニング法と次世代シークエンサー解析とを組み合わせたアプローチによって、ヒト腫瘍の発生メカニズムを解明し、新たな分子標的治療法を開発することを目指しています。
私たちが2007年に発見した肺がんの原因遺伝子EML4-ALKは、論文発表から僅か4年後には有効な分子標的治療薬が承認・販売され、その後発見したROS融合型がん遺伝子、RET融合型がん遺伝子などに対しても既に治験が開始され承認されたものもあります。
しかし残念ながら有効な治療薬が存在するがん種はまだ少なく、現在約800万以上の人命が毎年がんのために失われています。がんは先進国における成人死因の第一位であり、私たちは新たながんの治療標的発見を目指して研究活動を行っています。
さらに現在のがん研究は大きな革新を迎えており、その駆動力は次世代シークエンサーを中心とするゲノム医科学の躍進と言えます。膨大ながんゲノム情報を解析することで、発がんの本質的な原因が明らかにされるだけでなく、がんの腫瘍内多様性や進展メカニズムの解明にも大きな進歩がもたらされるでしょう。私たち細胞情報学分野も、実際の臨床検体を用いた大規模解析によって少しでも多くのがん患者さんの救命に役立ちたいと考えています。