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FIOCプロテオーム解析部門

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お知らせ

2023年8月15日
ホームページを更新しました
2023年4月1日
部門長として足達俊吾が赴任しました。研究員として増田万里さん、特任研究員(あいうえお順)として草野秀夫さん、西村久美子さん、穗本真佐江さん、横関達己さんに参加していただきチームが発足いたしました。
一覧

研究室の紹介

がんの理解のためには、遺伝子変異に加え、細胞の機能を司るタンパク質の量や活性の俯瞰的理解が重要になります。我々は質量分析(*1)逆相タンパクアレイ(*2)を用いたタンパク質の俯瞰的解析技術=「説明できるプロテオーム技術」を開発し、タンパク質レベルでがんの本質に迫り、治療法の開発に繋げることを目標としています。また、様々なタンパク質解析技術の開発に加え、大規模解析に必要な実験の自動化やデータ解析技術の開発にも取り組みます。

*1、質量分析(足達担当)
分子サイズの正確な測定により、分子の種類や量を測定できる技術です。一度に~1万種にも及ぶタンパク質の同定及び定量が可能です。また、リン酸化解析、免疫沈降や近接ラベルを通じたタンパク質の機能や活性の測定が可能です。

研究室の紹介1

*2、逆相タンパクアレイ(増田担当)
複数タンパク質サンプルをアレイにスポットし、抗体を用いてサンプルに含まれている特定タンパク質量を測定する技術です。リン酸化抗体等を用いることにより細胞内のキナーゼ活性などを高感度定量することが可能です。

研究室の紹介2

研究プロジェクト

研究プロジェクト(1) タンパク質解析技術開発プロジェクト

  1. 質量分析を用いた細胞プロファイリング
  2. 質量分析を用いたタンパク質複合体(RNA/タンパク質も含む)機能解析
  3. 逆相タンパクアレイを用いたタンパク質機能定量

研究プロジェクト(2) 基盤情報蓄積プロジェクト

  1. がん細胞タンパク質情報の網羅的取得
  2. リン酸化変動情報の網羅的取得
  3. 抗体情報の網羅的取得

研究プロジェクト(3) 研究自動化プロジェクト

  1. タンパク質解析サンプル処理の自動化
  2. データ解析の自動化

メッセージ

プロテオーム解析部門では、血中タンパク質の解析による診断、患者送別化、がん変異タンパク質機能の網羅的解析、タンパク質によるRNA制御解析等、がん研究に関わるさまざまな技術の開発と利用を行います!

タンパク質の俯瞰解析に興味のある研究者・ポスドク・大学院生を募集しております!経験の有無は問いません。また共同研究等、当部門に興味をお持ちの方はお気軽に下記ご連絡いただけますと嬉しいです。

連絡先

104-0045
東京都中央区築地5-1-1国立がん研究センター研究所 8階 オフィス8B
足達俊吾
shadac2●ncc.go.jp(●を@に置き換えてください)