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野口 玲

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氏名野口 玲(のぐち れい)
所属・職務希少がん研究分野 研究員
内線番号2806
Eメールrenoguch(at)ncc.go.jp  ★(at) は @ に置き換えてください
専門希少がん研究
学位 医学博士(2016年)、テーマ:次世代シークエンサーを用いた腹膜偽粘液腫の遺伝子解析 と病態の解明(東京大学医科学研究所 臨床ゲノム腫瘍学分野 古川洋一教授 指導)
出身校 東京女子医科大学(2006年)
所属学会

日本がん学会(2013年-)、日本電気泳動学会(2018年-、2020年より事務局を担当)、日本プロテオーム学会(2019年-)、日本ヒト細胞学会(2020年-)、日本人類遺伝学会(2017年-)、日本循環器学会(2007年-)、日本内科学会(2008年-)

委員歴 非常勤講師(東京大学医科学研究所 ゲノム診療部、2018年-)、理事(日本臨床プロテオゲノミクス研究会、2021年-、日本ヒト細胞学会、2023年-)、評議員(日本電気泳動学会、2022年-)、客員講師(武蔵野大学 薬学部、2022年-2023年)
資格    内科認定医(2012年)、循環器専門医(2016年)
研究について一言 腹膜偽粘液種という100万人に1-2人の頻度で起きる、粘液産生のがん細胞が腹腔に 播種する希少がんについて全ゲノムシークエンス、パネルシークエンス、RNA-Seqを用いて病態メカニズムの解明研究を行っていました。今までの経験を生かして 希少がん研究に取り組みたいです。
現在取り組んでいるテーマ 治療法の確立されていないものや再発の希少がんの臨床検体を用いて抗がん剤感受性 試験を行い、既存抗がん剤の適応拡大を検索する。また、感受性試験にて差のある症例において、DNA、RNA、蛋白レベルをwhole exome sequence、RNA-Seq、 質量解析を用いて解析するproteogenomicsを行い、keyパスウェイや遺伝子の同定を行う。がん患者さんのために直接役立つ基礎研究を目指して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
グラント等   
  • 科研費若手研究B(2017年)「腹膜偽粘液腫の臨床応用に向けたシークエンス解析とマウスモデル作製による基盤研究 」(17K16533)
  • がん研究振興財団(2018年)「希少がん・腹膜偽粘液腫に対する奏効性を有する抗がん剤の探索:ゲノム解析と患者由来 がんモデルのスクリーニングを  用いた既存薬適応拡大」
  • 科研費基盤研究B(2018-2021年)「プロテオゲノミクスによる悪性骨軟部腫瘍の新たなバイオマーカーの探索とその応用」(18H02933)
  • がん研究振興財団(2019年)2019年海外派遣研究助成金
  • Human Proteome Project(HUPO2019) Clinical Scientist Travel Grants Award(2019年), Human Proteome Organization (HUPO), Proteogenomic approach focused on osteosarcomas with different original sites: Reported by ICPC JAPAN team
  • 科研費若手(2019年)「腹膜偽粘液腫の治療法の開発:ゲノム解析と患者由来がんモデルを用いたスクリーニング」(19K18136)
  • 第40回日本女医会学術研究助成(2019年)「肉腫における奏効性を有する薬剤の同定:患者由来肉腫モデルを用いた薬剤スクリーニングとプロテオゲノミクスによる薬剤ターゲット探索を用いて」
  • 科研費基盤研究C(2021年)「プロテオゲノミクス解析と患者由来モデルを用いた腹膜偽粘液腫の新しい治療法の開発」(21K08743)
  • 科研費基盤研究B(2021-2023年)「プロテオゲノミクスを用いた悪性骨軟部腫瘍の新たな診断・治療標的の探索」(21H03062)
  • 科研費基盤研究C(2022年)「肉腫におけるトラベクテジンの奏効性と融合遺伝子の相関の分子背景を調べる研究」(22K07036)
  • 科研費基盤研究C(2024年)「腹膜偽粘液腫の悪性化の分子機構と粘液の性質の解明:マルチオミクス解析を駆使して 」
受賞歴   
  • ポスター賞、日本患者由来がんモデル学会、「Off-targetを回避するための研究戦略の構築:On-targeted kinase inhibitorの探索-マルチオミックス解析と患者由来骨巨細胞腫モデルを用いた治療薬同定」、日本患者由来がんモデル学会学術集会2023、2023年10月
  •  Asia Oceania Human Proteome Organization (AOHUPO) Poster Award、 Human Proteome Organization (HUPO)、「Drug identification using genomic feature, kinase activity profiles、 and drug screening with patient-derived models in giant cell tumor of bone」、HUPO2023 Busan 2023、2023年9月

  • Young Investigator Award優秀賞、日本ヒト細胞学会、「患者由来巨細胞腫細胞株を用いた治療法開発:ゲノム情報・キナーゼ活性プロファイル・薬剤感受性試験データを駆使して」、第41回日本ヒト細胞学会学術集会、2023年8月 
  • ポスター賞、日本患者由来がんモデル学会、「超希少がん、腹膜偽粘液腫の治療開発:患者由来細胞株の樹立と抗がん剤の同定」、日本患者由来がんモデル学会学術集会2022、2022年12月
  • Human Proteome Organization (HUPO) 2022 Travel Award, 日本プロテオーム学会、

    「Identification of prognostic candidates using comprehensive kinase activity assay in non-small cell lung cancer biopsy samples」、HUPO2022 Congress, 2022年11月

  • Human Proteome Organization (HUPO) 2022 Presentation Award、 日本プロテオーム学会、「Identification of prognostic biomarkers using comprehensive kinase activity assay in non-small cell lung cancer biopsy samples」、HUPO2022 congress、 2022年8月
  • 服部賞、日本電気泳動学会、「ゲノムより面白い!プロテオームを加えたマルチオミックスだ!:がんのプロテオミクス解析と網羅的キナーゼの活性解析」、第73回日本電気泳動学会総会、2022年7月

  • 患者由来がんモデル研究会ポスター賞、日本患者由来がんモデル学会、「発生部位の異なる骨肉腫に由来する細胞株における抗がん剤および治療標的の同定」、患者由来がんモデル研究会、2021年12月

  • Human Proteome Organization (HUPO)2021 World Congress Presentation Award、日本プロテオーム学会、「“OncoProGx”:Innovative proteogenomic software generating sample-specific database for mass spectrometric protein identification」、HUPO ReCONNCT2021, 2021年11月
  • 10th Asia Oceania Human Proteome Organization (AOHUPO) Presentation Award, 日本プロテオーム学会、「Innovative proteogenomic software “OncoProGx” generating sample-specific database for mass spectrometric protein identification」、10thAOHUPO, 2021年

  • ポスター賞、日本電気泳動学会、「サンプル特異的データベースを作成するプロテオゲノミクスの革新的なソフトウェア:OncoProGx」、第72回日本電気泳動学会総会、2021年7月
  • Human Proteome Project Clinical Scientist Travel Grant、 Human Proteome Organization (HUPO)、「Proteogenomic approach focused on osteosarcomas with different original sites: Reported by ICPC JAPAN team」、18th Human Proteome Organization World Congress、2019年9月
  • 優秀口演賞, 日本不整脈学会 「当院でのICD植え込み患者における遠隔モニタリングの現状の検討とその特徴」2013年
  • Young investment award, 第207回日本循環器学会「炎症性大動脈瘤を合併したMarfan症候群の一例」2008年