3． がん患者の痛みや悪液質患者の分子機構の解明と新規標的探索

がん治療はがん細胞を直接攻撃する抗がん剤の概念から、免疫などがん微小環境を標的にするものが出てきているが、現在では、がん患者の痛みや悪液質などの状態を適切に緩和する薬剤が必要とされている。がん患者の痛みの分子機構についてマウスモデルを用いて検討し、患者による検証を行うとともに新しい薬剤開発を目指している。