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三浦智史
進行がんの方は、痛み、息苦しさ、やせ、だるさ、食欲低下など、様々な症状を経験します。やせ、だるさ、食欲低下といったがん悪液質の症状は患者さんの身体機能を低下させ、自宅での生活の継続を困難にします。また、患者さん・ご家族の精神的ストレスも増加させ、生活の質の低下をきたし、結果として、よりよく生きることを阻害します。このがん悪液質について、動物モデルや患者さんからの情報を用いることで、原因や機序の解明と新たな治療開発を目指しています。
職名
- 東病院 緩和医療科 科長
- バイオマーカー探索TR分野 医員(併任)
専門領域
- 緩和医療
キーワード
- Cachexia
- fatigue
- anorexia
- sarcopenia
- palliative care
現在の主な研究テーマ
がん悪液質の症状(筋肉減少、だるさ、食欲低下)の機序の解明
共同研究可能なテーマ
がん悪液質の症状(筋肉減少、だるさ、食欲低下)の機序の探索や介入
tomiura●east.ncc.go.jp(●を@に置き換えください)
主な所属学会
- 日本癌学会
- 日本臨床腫瘍学会
- 日本内科学会
- 日本消化器病学会
- 日本緩和医療学会
- European Association of Palliative Care
略歴
- 2004年
新潟大学医学部 卒業 - 2014年
国立がん研究センター東病院 緩和医療科 医員 - 2017年
千葉大学大学院医学研究院 博士課程 修了 - 2022年
国立がん研究センター東病院 緩和医療科 科長
主な論文
- Miura T, Mitsunaga S, Ikeda M, Shimizu S, Ohno I, Takahashi H, Furuse J, Inagaki M, Higashi S, Kato H, Terao K, and Ochiai A. Characterization of patients with advanced pancreatic cancer and high serum interleukin-6 levels. Pancreas, 44: 756-63, 2015
- Miura T, Matsumoto Y, Hama T, Amano K, Tei Y, Kikuchi A, Suga A, Hisanaga T, Ishihara T, Abe M, Kaneishi K, Kawagoe S, Kuriyama T, Maeda T, Mori I, Nishi T, Sakurai H, Morita T and Kinoshita H. Glasgow prognostic score predicts prognosis for cancer patients in palliative settings: a subanalysis of the Japan-prognostic assessment tools validation (J-ProVal) study. Support Care Cancer, 23: 3149-56, 2015