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臨床画像診断に関する研究

がん治療の最適化が図られるようになり、画像診断検査に、がん病巣の形態学的な特徴の評価だけでなく、治療効果判定、さらには治療感受性予測、予後予測といった機能的な情報が求められるようになってきている。

低酸素PET検査による非小細胞肺がんの予後予測技術の開発

がん病巣内に存在する低酸素領域は、放射線治療や一部の化学療法に対して抵抗性を示すことが報告されているが、低酸素領域の存在自体ががんの悪性度増強に関わり、予後の増悪につながることが明らかになりつつある。我々は、外科的治療を行った非小細胞肺がんに対して、低酸素PET検査を行い、低酸素領域が豊富に存在する症例では予後が不良であることを見出した。

研究内容説明等7

研究内容説明等8

  • Reprinted from Lung Cancer, vol. 91, Kinoshita T, Fujii H, Hayashi Y, et al., Prognostic significance of hypoxic PET using 18F-FAZA and 62Cu ATSM in non-small-cell lung cancer, 56-66, Copyright (2016), with permission from Elsevier.
  • Kinoshita T, Fujii H, Hayashi Y, Kamiyama I, Ohtsuka T, Asamura H. Prognostic significance of hypoxic PET using 18F-FAZA and 62Cu-ATSM in non-small-cell lung cancer. Lung Cancer, 91:56-66, 2016[PubMed(外部サイトへリンクします)]