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デジタル病理画像、機械学習技術を用いた付加的な病理診断情報作成の試み

機械学習技術、人工知能(ディープラーニング技術)を用いた画像認識システムの発達により、デジタル画像を用いた病理診断補助機器の開発が進んでいます。
一方、これらの技術の応用は、病理診断情報においても大きな革新をもたらす可能性があります。

従来の病理診断は、診断名、ステージに関わる事項、例えばAdenocarcinoma, stage I などを記すのみでした。
しかし、機械学習技術、人工知能を用いることにより、Adenocarcinoma, 遺伝子変異率95パーセント、再発確率XXパーセント 、薬剤感受性YYパーセント、などと記載することができるかもしれません。本分野では、こうした付加的病理診断情報の作成に向けた基盤を作成しています。

 

デジタル病理画像模式図デジタル病理画像と人工知能を組み合わせることにより、付加的な病理情報を提供

 

  1. Koike Y, Aokage K, Ikeda K, Nakai T, Tane K, Miyoshi T, Sugano M, Kojima M, Fujii S, Kuwata T, Ochiai A, Tanaka T, Suzuki K, Tsuboi M, Ishii G. Machine learning-based histological classification that predicts recurrence of peripheral lung squamous cell carcinoma. Lung Cancer, in press.