EORTC-JCOG PRO/QOLワークショップ
概要
2018年9月1日(土曜日)にEORTC-JCOG PRO/QOLワークショップを開催します。
近年、JCOGはEU最大の多施設臨床試験グループであるEORTC(http://www.eortc.org)との連携を深めております。具体的には、共同試験の立案・実施のほか、EORTCの各疾患グループの班会議への参加、定期的なシンポジウムやワークショップの共同開催を計画しております。
この連携の一環として、今年度は、がんの日常診療および臨床試験におけるPRO/QOL評価に関するワークショップを開催いたします。
EORTC QOL group(http://groups.eortc.be/qol/)は1980年に設立され、欧州15か国に加えオーストラリア、米国、カナダからの研究者で構成され、臨床試験にQOL評価を用いる際のデザイン、実際の運用、データ解析から質問表の開発にいたるまで幅広い分野で活動しています。欧州では30年以上前からQOL評価の重要性が認知されており、EORTC全体で170を超える試験でQOL評価がエンドポイントとして用いられてきました。
ワークショップでは、EORTC QOL groupの主要な3名の研究者をお招きし、QOL評価を臨床試験で行う際に必要な基礎的概念から具体的な運用体制、さらにはPROを日常診療へ応用するための方法論などを、実際の経験に基づいてご講演いただく予定です。
またJCOG研究者や患者団体代表の方も演者としてお招きし、それぞれの立場から日本のQOL評価の現状と問題点についてご講演いただく予定です。
ワークショップの終盤には日欧の研究者によるディスカッションの場を設け、日本におけるPROとQOL評価の進むべき方向性について議論します。ぜひご参加いただきますよう、お願い申し上げます。
日時
2018年9月1日(土曜日) 10時から16時30分
場所
国立がん研究センター築地キャンパス内
研究棟1階 大会議室
郵便番号:104-0045
東京都中央区築地5-1-1
参加費
無料(交通費/宿泊費、昼食は自己負担)
注:正式な開催案内は申し込み締切後にメールでご案内申し上げます。
参加申込方法
下記URLよりお申込みください。
参加申込期日
2018年8月1日(水曜日)17時
注:定員(200名)になり次第、締め切らせていただきます。
予定プログラム(言語:英語)
Part 1: The EORTC Quality of Life Group’s perspective
(Chairs: G. Velikova & K. Nakamura) 10時5分から12時5分
- 10時5分から10時45分
The role of PRO and QOL in trials and clinical practice (Galina Velikova) - 10時45分から11時25分
Quality assurance of QOL: how to develop ways to ensure robustness in QoL assessment, tools, creating policies and standards of practice in instrument validation (Francesca Martinelli) - 11時25分から12時5分
Implementation of Quality of Life in clinical trials: how to set up, conceptualize, and coordinate QOL assessment (Madeline Pe)
Lunch Time
12時5分から13時
Part 2: Current status of PRO and QOL assessment in Japan
(Chairs: F. Martinelli & J. Eba) 13時から15時
- 13時から13時30分
Summary of QOL/PRO in JCOG studies (Junki Mizusawa) - 13時30分から14時
The reason why I’m unwilling to use QOL assessment for clinical trials (Haruhiko Fukuda) - 14時から14時30分
QOL is very important. You just cannot measure it.(Hideo Kunitoh) - 14時30分から15時
My Experience to be involved in EORTC QLG and a module development (Naomi Kiyota)
Coffee break
15時から15時20分Part 3: QOL from cancer patient perspective
(Chairs: N. Kiyota) 15時20分から15時50分
- 15時20分から15時35分
The patient’s perspective 1(Laureline Gatellier, Director of RCJ) - 15時35分から15時50分
The patient’s perspective 2(Yoshiyuki Majima, NPO PanCAN Japan)
Part 4: Discussion “Is it possible to standardize QOL assessment across EU and Japan?”
(Chairs: M. Terada & M. Pe) 15時50分から16時30分
- Galina Velikova
- Francesca Martinelli
- Naomi Kiyota
- Haruhiko Fukuda
- Yoshiyuki Majima
主催
日本医療研究開発機構(AMED)医療技術実用化総合促進事業(18lk1503003j0002)
代表者:国立がん研究センター中央病院 西田 俊朗
お問い合わせ
EORTC-JCOG PRO/QOL workshop事務局
Eメール:webmaster●ml.jcog.jp(●を@に置きかえてください)
電話番号:03-3547-5201(自動音声)内線: 6069
郵便番号:104-0045 東京都中央区築地5-1-1