国立がん研究センター中央病院 第4回 早期新薬開発試験・トランスレーショナルリサーチワークショップ 当日の様子
2019年7月28日(日曜日)、国立がん研究センター中央病院にて「国立がん研究センター中央病院第4回 早期新薬開発試験・トランスレーショナルリサーチワークショップ」を開催しました。
過去3回の開催に引き続き、海外・国内の著名な講師による素晴らしい講演、また全国各地から、早期新薬開発に興味を持たれているアカデミア・製薬企業関係者など多領域にわたる多数の方々にご参加いただき、充実した会となりました。
西田俊朗中央病院長の開会の挨拶、山本昇副院長のお話に続いて、清水俊雄先端医療科医長の司会で午前中は2つの講演がありました。
午前のセッション
Kenji Tamura, M.D., Ph.D., National Cancer Center Hospital Japan
“What is required to Medical Oncologist in the new era of Phase 1 Study?”
Funda Meric-Bernstam, M.D., UT MD Anderson Cancer Center, USA
“Decision Making Platform of Precision Medicine and Early Phase 1 Study – What is Next Direction? –“
Luncheon Seminar
Laurence Zitvogel, M.D., Ph.D., Gustave Roussy Cancer Center, France
“The unsuspected role of gut microbiota in cancer therapies”
午後のセッション
ランチョンセミナー後の午後は、3つの講演がありました。
Lillian L Siu, M.D., FRCPC, Princess Margaret Cancer Centre, Canada
“Educational Case Scenario – Practical Consideration of Developing Novel Immuno-Oncology Combination Strategy”
Kenichi Wakita Ph.D., Daiichi Sankyo Co. Ltd., Japan
Translational Research on Daiichi Sankyo ADC Pipelines: For Better Clinical Development“
Yuan, M.D., Ph.D., Merck & Co., Inc.
“Translational Research of Novel Immuno-Oncology; Beyond Bench to Bed”
山本昇副院長の挨拶で、国立がん研究センター中央病院 第4回早期新薬開発試験・トランスレーショナルリサーチワークショップが閉会しました。
がん領域における早期新薬開発の初心者から実際にグローバル開発の最前線に従事されている研究者・製薬企業等の方まで幅広い参加者を対象とした第4回目のワークショップでしたが、ゲノム医療の実装化や近年の多岐多様に渡るファースト・イン・ヒューマン試験デザインに至るまでPhase1実施のためのプロトコール作成、薬事承認に向けた開発計画など、最新の国内外トレンド及び知見を学んで頂き、各講演で活発なディスカッションが行われました。
国内外招聘演者の皆様、この度はすばらしい教育的なご講演をありがとうございました。
また参加者の皆様、お越し頂きありがとうございました。
皆様から頂いた貴重なご意見・ご感想を参考に、より充実した「国立がん研究センター中央病院第5回早期新薬開発試験・トランスレーショナルリサーチワークショップ」の開催を2020年6月28日(日曜日)に予定しておりますので是非、次回もご参加お待ちしております。