2019年度 がん看護専門コース(がん化学療法看護)ご案内
開催日
2019年10月17日(木曜日)から10月18日(金曜日) 2日間
研修実施場所
国立研究開発法人国立がん研究センター 築地キャンパス
研究棟 セミナールーム
郵便番号:104-0045
住所:東京都中央区築地5-1-1
対象
以下のすべての要件に該当する方 各施設1名から2名まで
- 関東圏の都道府県または地域がん診療連携拠点病院等に勤務し、がん診療に従事する方
- 看護師資格取得後5年以上の実務経験を有する方
- がん領域の「専門看護師」「認定看護師」の認定を受けていない方
- 2日間の研修をすべて受講できる方
募集人数
60名
目的
がん化学療法における最新の知識・技術とその実際について理解を深め、がん化学療法を受けるがん患者と家族のQOL向上を目指した療養生活を支援する
目標
- がん化学療法看護の特徴と看護師の役割について理解できる
- がん化学療法の目的、治療計画、レジメンを理解することの意義を述べることができる
- がん化学療法薬を安全に取り扱う必要性と曝露予防方法について理解できる
- がん化学療法を受ける患者のアセスメント項目について理解できる
- がん化学療法薬を確実・安全に投与するための留意点について理解できる
- がん化学療法に用いられる薬剤の特徴と注意事項を理解できる
- がん化学療法に用いられるレジメンのアセスメント項目について理解できる
- がん化学療法における意思決定支援とチーム医療の重要性について考えることができる
- レジメンを取り上げて、投与管理上の留意点、注意すべき有害反応とその予防策・対応策、セルフケア支援を計画することができる
プログラム
1日目
時間 | 方法 | テーマ | 内容 |
---|---|---|---|
9時から9時20分 | オリエンテーション | ||
9時20分から10時10分 (50分) |
講義 | がん化学療法概論I | がん化学療法の基本概念、方法、役割、医療費、ガイドラインと毒性判定基準 |
10時20分から11時30分 (70分) |
講義 討議 |
抗がん剤の安全な取り扱い | がん化学療法薬の細胞毒性、がん化学療法薬の安全な取扱いに関する基準・指針、職員教育 |
12時45分から13時35分 (50分) |
講義 | 確実・安全・安楽な抗がん剤の投与管理 | がん化学療法のレジメンの理解、患者の全身状態・治療歴のアセスメント、抗がん剤投与前・中・後の看護のポイント(薬剤の安定性・配合変化も含む)、がん化学療法におけるリスクマネジメント |
13時45分から14時45分 (60分) |
講義 | セルフケア支援とがんサバイバーシップ | がんサバイバーシップ、患者・家族の教育・支援プログラム、サポートグループとセルフヘルプグループ |
14時55分から15時55分(60分) | 講義 | 薬物療法の副作用対策と対応(1)「過敏症、インフュージョン・リアクション、血管外漏出」 | 代表的な副作用症状の理解とセルフケア支援(過敏症、インフュージョン・リアクション、血管外漏出、CVポートの管理) |
16時5分から17時5分 (60分) |
講義 | 薬物療法の副作用対策と対応(2)「悪心・嘔吐、骨髄抑制」 | 代表的な副作用症状の理解とセルフケア支援(悪心・嘔吐、骨髄抑制 |
17時5分から17時15分 | まとめ・連絡事項等 |
2日目
時間 | 方法 | テーマ | 内容 |
---|---|---|---|
9時から10時10分 (70分) |
講義 | 薬物療法の副作用対策と対応(3) 「皮膚障害」 | 代表的な副作用症状の理解とセルフケア支援(手足症候群を含めた皮膚障害) |
10時20分から12時 (100分) |
講義 | がん化学療法概論II | がん薬物療法薬の特徴(分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬を含む)、がん薬物療法に影響する要因(薬物の体内動態含む) |
13時15分から15時15分 (120分) |
講義 演習 |
レジメンのアセスメントとセルフケア支援 | レジメンをアセスメントする目的、アセスメントの流れ、投与管理における看護のポイント、予測される副作用対策とセルフケア支援、事例検討と解説 |
15時30分から16時30分 (60分) |
討議 | 意思決定の支援とチーム医療 | がん化学療法における意思決定支援およびチーム医療の必要性と看護師役割について討議 |
16時30分から16時50分 | まとめ・連絡事項等 |
注:プログラムは変更の可能性があります。
受講料
10,000円(税込)
注:研修当日に集金致します。領収書は現金と引き換えにお渡し致します。
申し込み締切り
2019年9月17日(火曜日)12:00
申し込み方法
申し込みは締め切りました
受講者決定について
応募者多数の場合は、都道府県または地域がん診療連携拠点病院所属の有無、施設からの受講歴等を考慮して選考します。
受講可否については、9月下旬に受講決定通知を看護部代表者宛にメールでご連絡いたします。
10月に入ってもメール連絡がないようでしたら、お問い合わせください。
受講証明書
研修受講者には、受講証明書を交付します。
途中入退席者には交付されませんので、ご了承ください。
問い合わせ先
国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院
担当:副看護部長 木村麻紀(内線:7175)
電話番号:03-3542-2511(病院直通)
その他
- お車での来場はご遠慮ください。
- 昼食は近隣飲食店をご利用いただくか、研修会場を食事・休憩場所としてご使用ください。
- 会場内は細やかな温度調整ができませんので、調整できる服装でご参加ください。