国立がん研究センターと堺市立健康福祉プラザ視覚・聴覚障害者センターとのがん情報普及のための協定締結について
2012年10月23日
独立行政法人国立がん研究センター
独立行政法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光)と堺市立健康福祉プラザ視覚・聴覚障害者センター(センター所長:岩井和彦)は、視覚障害をはじめとする障害のある人に向けた情報普及に向けた協定を締結しましたので、お知らせいたします。
国立がん研究センターがん対策情報センターでは、ウェブサイト「がん情報サービス(ガン情報サービスへリンクします。)」、患者必携「がんになったら手にとるガイド」(ガン情報サービスへリンクします。)など、信頼できるがん情報の普及につとめています。
一方、視覚障害をはじめとする障害のある方には、画面や紙媒体による方法では情報を届けることができず、多くの障害のあるがん患者にとって、もともとの障害に加えて情報不足による不安も強いという困難が生じています。視覚障害者は全国に30万人以上といわれており、また、高齢化に伴い、がんに罹患する視覚障害者の数は年々増加していると推定されています。
今回の協定により、がん情報のニーズをもつ人に対して点訳、音訳など、特殊な技術を必要とする媒体を作成し、全国の点字図書館をはじめとする情報提供施設やがん診療連携拠点病院の相談支援センターとも連携し、広く情報を届ける取り組みを進めていくことを目指しています。
参考情報
- 音声・点字資料(ガン情報サービスへリンクします。)
- 視覚障害をはじめとする障害のある人に向けたがん情報点訳・音訳資料作成支援について(ガン情報サービスへリンクします。)
- 視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」(外部サイトにリンクします)
詳しくは関連ファイルのプレスリリースをご参照ください。