患者・家族・市民としての経験を活かし、がん対策へ提言、応援してくださるがん対策応援団『患者・市民パネル』募集
2015年11月10日
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光、東京都中央区、略称:国がん)は、がん患者、ご家族、市民のそれぞれの立場から、わが国のがん対策について提言、またがん対策にかかわる情報を周囲の皆様に広報してくださるがん対策の応援団「患者・市民パネル」の2016年度のメンバーを募集いたします。
国立がん研究センターがん対策情報センター(センター長:若尾文彦)は、信頼できるがん情報の提供に取り組んでおり、「患者・市民パネル」の皆様にはウェブの「がん情報サービス」、書籍の「患者必携 がんになったら手にとるガイド」など当センターが発信する情報の作成や普及に大きな役割を果たしていただいております。2008年度より活動を開始し、来年度で9年目を迎えます。
「患者・市民パネル」の主な活動内容
メールやインターネットを通じた活動が主ですが、会議への出席をお願いすることもあります。
- 課題や取り組みへの意見、調査への回答
- がん対策にかかわる活動(講演会等の案内など)の広報
- パンフレットやウェブページの情報の見やすさ、分かりやすさなどのチェック
- 意見交換会など会への出席(交通費支給)
活動例
- 新規に作成する書籍、冊子 作成への協力
- 新たに公開する情報のレビュー(各種がんのページ、冊子)
- 国立がん研究センターのホームページ等情報発信の改善への提案
- 検討会でのディスカッションを通した患者・家族ならではの視点の提供
募集要項
募集任期
2年間(2016年4月から2018年3月)
募集期間
2015年11月6日から2016年1月24日
募集人数
50名程度
応募方法
所定の応募願書にて郵送または電子メールで事務局に送付
詳細は、別紙「募集案内」またはウェブ「がん情報サービス」をご確認ください。
- 「がん対策応援団(患者・市民パネル)」を募集します。(受付終了)(がん情報サービスへリンクします。)
お問い合せ先
国立がん研究センターがん対策情報センター「患者・市民パネル」事務局
電話番号:03-3542-2511内線1614
Eメール:Panel-jimukyoku●ml.res.ncc.go.jp(●を@に置き換えください)
「患者・市民パネル」メンバー経験者からの声
がんと告知された際、私は、病気への認識がほとんどありませんでした。患者・市民パネル活動に参加して大勢の方々の体験・意見を拝聴できました事、大きな私の「財産」です。最初、患者・市民パネル参加申込書を見た時、「私には無理」と思いましたが、パネルの皆様方と接する中で、自分の「病気に対する考え」「心の成長」が向上出来たと思います。ピアサポート活動をしていますが、患者・市民パネル活動に参加した経験を生かして、これからも相談者に寄り添って活動を続けたいと思います。
(山梨県 男性)
患者・市民パネルをしてよかったことは、全国各地の患者さん、ご家族の方、医療関係者の方などと意見を交わすことができたことです。リーフレット配布やパンフレットの原稿チェックなどに協力でき、わずかですが自分の経験を他の方のために還元できたことは喜びでした。がん罹患後1年未満での参加でしたが、いろいろな方にお会いし、自分のがん経験の意味をとらえなおすことにも役に立ったと思います。ぜひ、皆様も挑戦なさってください。
(宮崎県 女性)
がん治療の傍ら、そろそろ復職の馴らし出社を始めた2012年初、「患者・市民パネル」に応募した私は、今から振り返るとまだまだ受身のがん患者でした。任期中、関心領域の高いものには自らの意思で手を挙げられる「参加型」の仕組みは、仕事との両立が可能でした。活動に参加するうちに、そこで得られた素晴らしい仲間たちとの交流にも大きな刺激を受けて私自身の成長に繋がりました。活動に参加できて本当によかったです。ありがとうございました。
(東京都 男性)
プレスリリース
- 患者・家族・市民としての経験を活かし、がん対策へ提言、応援してくださる がん対策応援団『患者・市民パネル』募集
- 募集案内
関連ファイルをご覧ください。
報道関係のお問合せ先
- 国立研究開発法人 国立がん研究センター
がん対策情報センター がん情報提供研究部 八巻
郵便番号:104-0045 東京都中央区築地5-1-1
電話番号:03-3542-2511 内線1614
Eメール:Panel-jimukyoku●ncc.go.jp(●を@に置き換えください) - 企画戦略局 広報企画室
電話番号:03-3542-2511(代表)
Eメール:ncc-admin●ncc.go.jp(●を@に置き換えください)