平成29年度がん対策情報センター『患者・市民パネル募集』
2016年11月22日
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立がん研究センターがん対策情報センターでは、がん患者、家族、市民のそれぞれの立場から「患者・市民パネル」の皆さまにご協力をいただき、がんに関する信頼できる情報提供に取り組んでおります。
このたび、平成29年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」を募集することといたしましたのでご案内いたします。
詳細および募集の方法については、がん情報サービス(がん情報サービスへリンクします。))に公開しております。詳細につきましては、次のページをご参照ください。
「がん対策応援団(患者・市民パネル)」を募集します。(受付終了)(がん情報サービスへリンクします。)
主な活動内容
メールやインターネットを通じた活動が主ですが、会議への出席をお願いすることもあります。
- 課題や取り組みへの意見、調査への回答
- がん対策にかかわる活動(講演会の案内など)の広報
- パンフレットやウェブページの情報の見やすさ、わかりやすさなどのチェック
- 意見交換会などの会議への出席(交通費を支給します)
募集概要
募集期間
平成28年11月21日(月曜日)から平成29年1月15日(日曜日)(当日消印有効)
募集人数
50名程度
応募方法
所定の応募願書にて郵送または電子メールにて事務局に送付
注:詳細につきましては、別添の募集案内をご覧ください。
なお、今年度の「患者・市民パネル」メンバーの「秋の検討会」を、平成28年11月23日(水曜日)に開催いたします。報道関係の皆様のご見学、ご取材をお受けいたしますので、ご希望がございましたらお申込みください。
プレスリリース
- 平成29年度がん対策情報センター『患者・市民パネル募集』
関連ファイルをご覧ください。
報道関係のお問い合わせ先
- がん対策情報センターがん情報提供部 中谷・八巻
Eメール:Panel-jimukyoku●ml.res.ncc.go.jp(●を@に置き換えください)
電話番号:03-3542-2511 内線1615 - 国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
Eメール:ncc-admin●ncc.go.jp(●を@に置き換えください)
電話番号:03-3542-2511
「患者・市民パネル」のこれまでの活動事例
平成20年度より開始した、「患者・市民パネル」の活動は、これまで、「患者必携 がんになったら手にとるガイド」をはじめ、メンバーの皆さまには、当センターが発信する情報の作成や普及に、大きな役割を果たしていただいております。
これまでの活動の一例(詳しくは、ホームページに掲載しております)
これまでの主な活動
- 新規に作成する情報作成への協力
患者必携 「がんになったら手にとるガイド」、「もしも、がんが再発したら」
冊子 「もしも、がんと言われたら」「身近な人ががんになったとき」ほか - 新たに公開する情報のレビュー(各種がんのページ、冊子)
- 国立がん研究センターのホームページ等情報発信の改善への提案
- 検討会でのディスカッションを通した患者・家族ならではの視点の提供
過去のディスカッションテーマの例
「全国がん登録をもっと身近に」「『家族』としてどのように関わっているのか、大変だったこと、してもらって良かったこと、伝えたいこと」等
メンバー経験者の声
たった今、この患者・市民パネル募集要項を目にされた「あなた」。私はラッキーな方だと思います。とてつもなく辛い体験をされた方。今も続いている方もきっといらっしゃるでしょう。パネルとして、その体験を、今の気持ちを、身内にさえあまり話したことがないことまでも、人に伝えると落ち着きを取り戻すかもしれません。この活動が患者と家族などへの直接的・間接的なサポートに繋がると信じています。まずは、応募してみようじゃありませんか。「あなた」のことです。(広島県 男性)
この活動期は、がんサバイバーにとって一区切りの「5年」と重なることになり、思い入れ深い活動となりました。参加して良かったことは闘病経験、職業上得てきた知見を提供できたことですが、提供できた事柄よりも、パネルそれぞれの方の病気に対する向き合い方に共感し、励まされ、触発されたことが何よりの私自身の財産となり、寛解後の月日を乗り越えてきた礎となりました。これからもパネルを見守り、これをご縁に知り合った方々と関係を続けていきたいと思います。(兵庫県 男性)
患者・市民パネルに参加する前、がんと関わる「何か」活動をしたいと考えていました。しかし、自分で何ができるかわからず、「何か」を見つける意味もあって、パネルの活動に関わりました。そこで全国の多くの患者活動をしている方々と出会い、それをきっかけに地元で若年のがん患者さんの会を立ち上げることができました。パネルの活動への参加が無ければ一歩を踏み出すことはできなかったので、パネルの活動に参加して良かったと思っています。(愛知県 女性)
患者・市民パネルの活動を通して、全国でさまざまな活動をしている患者仲間と出会いました。年齢も性別も超えた仲間が同じ思いで活動している姿は、私に新しい生き方を歩む勇気を与えてくれました。患者・市民パネルは医療の専門家と患者の間を橋渡しする重要な活動です。困っている患者さんのためにも、そしてあなた自身のためにも最初の1歩を踏み出してみませんか。私にとってパネルの経験は生涯の財産になりました。本当にありがとうございました。(千葉県 男性)