2019年度がん対策情報センター『患者・市民パネル募集』
国立がん研究センターがん対策情報センターでは、がん患者、家族、市民のそれぞれの立場から「患者・市民パネル」の皆さまにご協力をいただき、がんに関する信頼できる情報提供に取り組んでおります。このたび、2019年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」の募集を開始いたしましたのでご案内いたします。
詳細および募集の方法については、がん情報サービスに公開しておりますので、応募の詳細・フォームをご参照ください。
主な活動内容
メールやインターネットを通じた活動が主ですが、会議への出席をお願いすることもあります。
- 課題や取り組みへの意見、調査への回答
- がん対策にかかわる活動(講演会の案内など)の広報
- パンフレットやウェブページの情報の見やすさ、わかりやすさなどのチェック
- 意見交換会などの会議への出席(交通費を支給します)
募集概要
- 募集期間:2018年11月13日(火曜日)から2019年1月14日(月曜日)(当日消印有効)
- 募集人数:40名程度
- 応募方法:所定の応募願書にて郵送または電子メールにて事務局に送付
応募の詳細・フォーム
「患者・市民パネル」のこれまでの活動事例
平成20年度より開始した、「患者・市民パネル」の活動は、これまで、「患者必携 がんになったら手にとるガイド」をはじめ、メンバーの皆さまには、当センターが発信する情報の作成や普及に大きな役割を果たしていただいております。
これまでの活動の一例
詳しくは、ホームページに掲載しております。これまでの主な活動をご確認ください。
- 新規に作成する情報作成への協力患者必携 「がんになったら手にとるガイド」「もしも、がんが再発したら」冊子 「もしも、がんと言われたら」「家族ががんになったとき」ほか
- 新たに公開する情報のレビュー(各種がんのページ、冊子)
- 国立がん研究センターがん対策情報センターのHP等情報発信の改善への提案
- 検討会のディスカッションを通した患者・家族ならではの視点の提供
(過去のディスカッションテーマの例:「『家族』としてどのように関わっているのか、大変だったこと、してもらって良かったこと、伝えたいこと」「全国の図書館にがん情報を届けるプロジェクトについて」「患者必携 がんになったら手にとるガイド(普及新版)の改訂に向けて」など
メンバー経験者の声
初回の検討会で、出会ったパネルの皆さんの力強さに圧倒されたことを今でも鮮明に覚えています。その出会いが私の原動力となりました。様々なパネルの活動に参加するたびに「正しい情報を知ることは安心感を得たり、選択の幅を広げたりすることにつながる。」と感じ、「もっと知りたい、伝えたい。」という気持ちが芽生えました。また伝えることやパネル仲間と情報交換をすることが自分自身の支えにもなりました。このパネル仲間とのご縁やつながりは様々な意味で大きな力となります!
(宮城県 女性)
最初は、日本のがん対策は?と必死で情報を集めていましたが、やはり心強いのは全国から集まった“同志”との交流です。今まで県内で活動し、視野が狭かった自分を反省しつつ、自県のがん対策他を考えるようになり、視野が広がりました。そして、つぎは、その思いを動きに変え、今まで訪れていなかった公共施設へと訴える事が出来ています。自分の疾患を見つめつつ、他の方へも目を向けるには患者・市民パネルは必須だと感じています。また、全国の方々との交流では、ストレス解消の後に大きな力!希望!勇気!をいただきました。私の気持ちを次なる方へバトンを渡したく感じます。ありがとう!患者・市民パネル最高!
(徳島県 男性)
パネル任期の間に全国にできた仲間は私の一生の宝物です。パネル検討会で出会ったのが縁で近県の患者会との交流が生まれ、セミナーや講習会でお互いの県を訪問、情報交換して地元での活動のヒントをいただいたり、活動のパワーの源になったりしています。迷っている方、まずは飛び込んでみてください!
(秋田県 女性)
これから益々がん患者は増えていき、働くがん患者も増えていくと思われます。私は38歳でがんを発病し、辛い闘病生活を乗り越えた経験を持ち、その体験は働きながら闘病生活をしなければならない現役世代の方々にぜひ伝えていきたいと思い、パネルに応募しました。そこでは同じような体験を持つパネル仲間とも巡り合い、貴重な場となりました。皆さんもぜひその体験を世の中に還元してください。ご自身の人生にもきっとプラスになること間違いありません。
(東京都 男性)
「全国には同じような考えをもった方々(がん患者・家族・支援者、医療者、市民など)が他にもたくさんいるんだなぁ」と感じました。
パネルの活動によってがん医療向上に係る活動の意義・目的を再確認することができました。また同じ近畿圏の方々との友好が深まり、パネルでの活動をきっかけに多くの仲間をつくることができました。
(京都府 男性)
報道関係のお問い合わせ先
国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
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