分かりやすい「がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査」について
患者さんおよび一般の方に向けて新規ウェブサイトを公開
2020年12月14日
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立研究開発法人国立がん研究センターがんゲノム情報管理センター(C-CAT:Center for Cancer Genomics and Advanced Therapeutics、センター長:間野博行)は、全国のがんゲノム医療の情報を集約・保管し、かつその情報を新たな医療の創出のために適切に利活用していく仕組みを構築するため2018年6月に開設されました。
現在、C-CATでは、保険診療でがん遺伝子パネル検査を受けた患者さん一人ひとりに適した治療法の選択に役立つ「C-CAT調査結果」を医療機関(主治医)へ提供し、またその医療情報を集約し2020年9月末までに8793人の情報が登録されています。集約した医療情報は、診療に役立てるだけでなく、学術研究や医薬品開発などに活用される予定です。
C-CATでは、今後も活用が進むがん遺伝子パネル検査について、検査を検討されている患者さんや、詳しく知りたい方、患者さんへご説明される医療関係者の方など、多くの方に活用いただけるウェブサイト「がんゲノム医療とがん遺伝子検査パネル検査」を12月1日に開設しました。がんゲノム医療について初めて触れる方でも分かりやすく、イラストや動画などを多用し解説しています。
□公開したウェブサイト:「がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査」
URL https://for-patients.c-cat.ncc.go.jp/
□公開日:2020年12月1日
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本サイトの見どころ
「よく分かるがんゲノム医療とC-CAT」
知識に合わせて「遺伝子」や「がん発症の仕組み」から学ぶことができます。
がんゲノム医療に関する解説やメリットだけでなく、課題点に関する記載もあります。検査を受診される患者さんだけではなく、そのご家族にも見ていただきたい内容になっています。
また、3編のショート動画(1分30秒~3分30秒)を視聴することによっても、手軽にがんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査、がんゲノム情報管理センターの役割等について知っていただけるようにしています。
C-CATの取り組み
がん遺伝子パネル検査の流れと、がんゲノム情報管理センターの役割について、一連の流れをイラストと短い文章で説明しています。短時間で概要をつかんでいただけるように工夫すると同時に、必要に応じて各項目の詳細ページに飛べるようにしています。
がん遺伝子パネル検査から分かる検査情報が、どのようにして個人情報が守られて、医療現場へ還元されているか順を追って理解することができます。
C-CAT登録状況
2019年6月から始まった保険診療によるがん遺伝子パネル検査のC-CATへの登録状況について、総数、月別、がん種別の登録数を掲載しています。
よくある質問
「安全管理」や「データ」の使用といった想定される14の疑問に対する回答を掲載しています。今後も寄せられた質問を追加掲載して内容を充実させます。
リンクの使用について
事前の申請などは必要なく、リンクの目的およびリンク元サイトのURLについて、事後にご一報ください。詳しくは、リンクポリシーを参照ください。
https://for-patients.c-cat.ncc.go.jp/link_policy/
報道関係からのお問合せ
国立研究開発法人 国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
郵便番号 104-0045 東京都中央区築地5-1-1
電話:03-3542-2511(代表) FAX:03-3542-2545
E-mail:ncc-admin●ncc.go.jp
関連ファイル
関連リンク
- がんゲノム情報管理センター
- がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査 (外部サイトにリンクします)