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子宮体がん
以下、22名の患者さんの解析結果となります。
- 平均年齢:67.0歳
- 性別:女性100%
- 国内23施設の緩和ケア病棟への入院期間:平均32.1日(中央値16日)
モルヒネ量
症状(複数選択可)
症状の期間
モルヒネ量:入院時のみ
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は82%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、経口モルヒネの量に直すと入院時は平均70.6mgでした。
モルヒネ量:入院時+亡くなる前の24時間
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は82%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、経口モルヒネの量に直すと入院時は平均70.6mg、亡くなる前の24時間では97.6mgと少し増えていました。
痛み:入院時のみ
入院時には、全く痛みがない~少し痛みがある患者さんが46%でした。中くらい~かなり強い痛みがある患者さんは51%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは5%いました。
患者さんの痛みの程度の分布
痛み:入院時+亡くなる前の3日間
入院時には、全く痛みがない~少し痛みがある患者さんが46%でした。中くらい~かなり強い痛みがある患者さんは51%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは5%いました。
亡くなる前3日間の評価が行えた14名では、全く痛みがない~少し痛みがある患者さんが43%、中くらい~強い痛みがある患者さんは21%と減少し、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんが36%と増加していました。
痛みが和らいだ患者さんや、ぼんやりして過ごされた患者さんが多いことが分かります。
患者さんの痛みの程度の分布
息苦しさ:入院時のみ
入院時には、全く息苦しさがない~少し息苦しさがある患者さんが73%でした。中くらい~強い息苦しさの患者さんが23%いました。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは5%いました。
患者さんの息苦しさの程度の分布
息苦しさ:入院時+亡くなる前の3日間
入院時には、全く息苦しさがない~少し息苦しさがある患者さんが73%でした。中くらい~強い息苦しさの患者さんが23%いました。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは5%いました。
亡くなる前3日間の評価が行えた14名では、全く息苦しさがない~少し息苦しさがある患者さんが50%と減少していました。強い息苦しさの患者さんが7%、かなり強い息苦しさの患者さんが7%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは36%と増加していました。
ぼんやりして過ごされた患者さんが多く、一部に息苦しさが強くなった患者さんがいたことが分かります。
患者さんの息苦しさの程度の分布
だるさ:入院時のみ
入院時には、全くだるさがない~少しだるさがある患者さんが73%、中くらい~強いだるさの患者さんは23%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんが5%いました。
患者さんのだるさの程度の分布
だるさ:入院時+亡くなる前の3日間
入院時には、全くだるさがない~少しだるさがある患者さんが73%、中くらい~強いだるさの患者さんは23%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんが5%いました。
亡くなる前3日間では、全くだるさがない~少しだるさがある患者さんが23%と減少しました。中くらい~かなり強いだるさの患者さんが28%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんが50%に増加しました。
ぼんやりしてすごされる患者さんが多かったことや一部にだるさが強くなった患者さんがいたことが分かりました。
患者さんのだるさの程度の分布
両足の浮腫(むくみ):入院時のみ
入院時には、むくみがない~少しむくみがある患者さんが50%、中くらい~強いむくみがある患者さんは50%でした。
患者さんの足のむくみの程度の分布
両足の浮腫(むくみ):入院時+亡くなる前の3日間
入院時には、むくみがない~少しむくみがある患者さんが50%、中くらい~強いむくみがある患者さんは50%でした。
亡くなる前3日間では、むくみがない~少しむくみがある患者さんは46%と少し減り、むくみが中くらい~強い患者さんが55%と少し増えていました。
患者さんの足のむくみの程度の分布
腹水:入院時のみ
入院時には、腹水がない~あっても症状がない患者さんは69%でした。腹水による症状がある患者さんは32%でした。
患者さんの腹水の程度の分布
腹水:入院時+亡くなる前の3日間
入院時には、腹水がない~あっても症状がない患者さんは69%でした。腹水による症状がある患者さんは32%でした。
亡くなる前3日間では、入院時には、腹水がない~あっても症状がない患者さんは73%と少し増えました。腹水による症状がある患者さんは27%でした。
患者さんの腹水の程度の分布
興奮や混乱の強さ(過活動性せん妄):入院時のみ
入院時には、興奮や混乱がみられない患者さんは86%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは9%、強い興奮や混乱がみられる患者さんは5%でした。
患者さんの興奮や混乱の強さの程度の分布
興奮や混乱の強さ(過活動性せん妄):入院時+亡くなる前の3日間
入院時には、興奮や混乱がみられない患者さんは86%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは9%、強い興奮や混乱がみられる患者さんは5%でした。
亡くなる前3日間では、興奮や混乱がみられない患者さんは68%と減りました。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは14%と増えました。中くらいの興奮や混乱がみられる患者さんは18%でした。