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脳腫瘍
以下、26名の患者さんの解析結果となります。
- 平均年齢:68.0歳
- 性別:女性50%、男性50%
- 国内23施設の緩和ケア病棟への入院期間:平均35.3日(中央値35日)
モルヒネ量
症状(複数選択可)
症状の期間
モルヒネ量:入院時のみ
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は8%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、経口モルヒネの量に直すと入院時は平均47.5mgでした。
モルヒネ量:入院時+亡くなる前の24時間
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は8%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、経口モルヒネの量に直すと入院時は平均47.5mg、亡くなる前の24時間では72.0mgと増えていました。
痛み:入院時のみ
入院時に評価した26名の方のうち、全く痛みがない~少し痛みがある患者さんは27%でした。中くらい~強い痛みがある患者さんは19%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは54%でした。
患者さんの痛みの程度の分布
痛み:入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した26名の方のうち、全く痛みがない~少し痛みがある患者さんは27%でした。中くらい~強い痛みがある患者さんは19%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは54%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた12名のうち、全く痛みがない患者さんは8%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは92%と増えていました。
ぼんやりして過ごされた患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんの痛みの程度の分布
息苦しさ:入院時のみ
入院時に評価した26名の方のうち、全く息苦しさがない~少し息苦しさがある患者さんは50%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは50%でした。
患者さんの息苦しさの程度の分布
息苦しさ:入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した26名の方のうち、全く息苦しさがない~少し息苦しさがある患者さんは50%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは50%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた12名のうち、全く息苦しさがない患者さんは8%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは92%と増えました。
ぼんやりして過ごされた患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんの息苦しさの程度の分布
だるさ:入院時のみ
入院時に評価した26名の方のうち、全くだるさがない~少しだるさがある患者さんは39%、中くらい~強いだるさの患者さんは8%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは54%でした。
患者さんのだるさの程度の分布
だるさ:入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した26名の方のうち、全くだるさがない~少しだるさがある患者さんは39%、中くらい~強いだるさの患者さんは8%でした。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは54%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた26名のうち、全くだるさがない患者さんは8%と減りました。ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは92%に増えました。
ぼんやりしてすごされる患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんのだるさの程度の分布
両足の浮腫(むくみ):入院時のみ
入院時に評価した26名の方のうち、むくみがない~少しむくみがある患者さんは84%、中くらい~強いむくみがある患者さんは16%でした。
患者さんの足のむくみの程度の分布
両足の浮腫(むくみ):入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した26名の方のうち、むくみがない~少しむくみがある患者さんは84%、中くらい~強いむくみがある患者さんは16%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた26名のうち、むくみがない~少しむくみがある患者さんは81%と少し減りました。一方で、むくみが中くらい~強い患者さんは20%と少し増えました。
患者さんの足のむくみの程度の分布
腹水:入院時のみ
入院時に評価した26名の方のうち、腹水がない患者さんが100%でした。
患者さんの腹水の程度の分布
腹水:入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した26名の方のうち、腹水がない患者さんは100%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた26名でも、腹水がない患者さんは100%でした。
患者さんの腹水の程度の分布
興奮や混乱の強さ(過活動性せん妄):入院時のみ
入院時に評価した26名の方のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは92%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは4%、中くらい~強い興奮や混乱がみられる患者さんは4%でした。
患者さんの興奮や混乱の強さの程度の分布
興奮や混乱の強さ(過活動性せん妄):入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した26名の方のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは92%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは4%、中くらい~強い興奮や混乱がみられる患者さんは4%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた26名のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは96%と少し増えました。中くらい~強い興奮や混乱がみられる患者さんは4%と変わりませんでした。