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3.共同研究・研究基盤
独自の研究基盤:Sleeping Beautyトランスポゾン生体内スクリーニング
Sleeping Beauty(SB)トランスポゾンは、マウス体細胞のゲノムに挿入されることで遺伝子機能を変化させる遺伝学的ツールです(参考文献1)。私たちは、SBを用いて生体内で多数の遺伝子変異を誘導し、形成された腫瘍のゲノムにおいてトランスポゾン挿入部位を解析し、発がんや悪性化に関与する遺伝子を網羅的に探索しています(参考文献2,3)。
さらに、高脂肪食や炎症などの環境条件を組み合わせることで、異なる組織環境において選択される遺伝子変異を同定します(参考文献4)。トランスポゾン挿入部位を手がかりに、クローン間比較や系譜追跡も可能です。
大腸発がんモデル・機能ゲノミクス解析基盤
Apc変異マウス、レポーターマウス、マウスおよびヒト由来の大腸オルガノイドを用い、がんの発生・進展に関わる遺伝子機能を解析しています。
特に、オルガノイドを用いたCRISPRスクリーニングや遺伝子改変技術(参考文献5)を活用し、がん関連遺伝子の機能検証、変異細胞の遺伝子依存性、初期発がんにおける組織微小環境との相互作用を研究しています。患者由来オルガノイドを用いたヒト大腸腫瘍の機能解析にも取り組んでいます。
生体内がん遺伝子探索解析基盤
Sleeping Beauty(SB)トランスポゾンを用いた生体内遺伝子スクリーニングにより、がんの発生・悪性化・転移に関わる遺伝子を網羅的に探索しています。

このモデルは、組織特異的Creを用いることでさまざまながんをモデルすることが可能です。形成された腫瘍は、遺伝学的不均一性を示し、ヒトのがんとよく似た遺伝子変異を保持するなど、ヒトのがんの再現性がよく、慢性炎症や代謝異常に加え、薬剤耐性など環境依存的に選択される遺伝子変異を同定が可能です。
これらの研究モデルや解析技術を活用した共同研究について、ご関心のある方はお問い合わせください。
参考文献
- doi: 10.1038/nrc2916
- doi: 10.1038/ng.3175
- doi: 10.1073/pnas.1603223113
- doi: 10.1038/s41467-023-42228-z
- doi: 10.1073/pnas.1603223113

