平成12年度 第6回 遺伝子解析研究倫理審査委員会 議事要旨
開催日
平成13年2月20日(火曜日)15時から17時40分
出席委員
掛江、塚田、馬場、薮、山口(委員長)、吉野
事務局
木曽、関根、南、田中(記録)
審査課題件数
5件(条件付き承認1件、差戻し4件)
議事
1.審査課題(1課題)
1.課題番号G12-06(再審査)
- 課題名:ゲノム解析に基づくがんの個性の把握と臨床応用を目指す研究
- 申請者および所属:大木 操(国立がんセンター研究所)
- 概要:B群およびC群既提供試料を用いて、連結可能匿名化で行う研究
- 判定:条件付き承認
- 主たる意見:
- 既提供試料の管理責任者を研究計画書に明記すること。
- 既提供試料の研究利用を試料提供者に知らせ、拒否の機会を保障するための文書について、修正する必要がある。
2.新規課題(4課題)
1.課題番号G12-08(新規)
- 課題名:日本人における発がん感受性関連遺伝子の多型に関する研究
- 申請者および所属:横田 淳(国立がんセンター研究所)
- 概要:既提供試料(A群)および新規提供試料(第三群)を用いて、連結可能匿名化で行う研究
- 判定:差戻し
- 主たる意見:
- 既提供試料の利用にあたり、匿名化の方法が明確ではない。
- ミレニアム指針においては、指針公布後に提供され、保存されている試料は一般の既提供試料として取り扱うことができず、ミレニアム指針に基づく研究計画にそって提供されたものを除き、ミレニアム研究には利用できない。
- 健康な日本人を募る方法を詳しく明記すること。
2.課題番号G12-09(新規)
- 課題名:肺がんの易罹患性に関する研究
- 申請者および所属:横田 淳(国立がんセンター研究所)
- 概要:既提供試料(A群)を用いて、連結可能匿名化で行う研究
- 判定:差戻し
- 主たる意見:
- G12-03「がんの易罹患性に関わるSNPs等遺伝子多型の同定とその臨床応用を目指す研究」において提供された試料を二次利用するとあるが、G12-03の研究内容と本研究との差異を明確に記すこと。
- ミレニアム指針においては、指針公布後に提供され、保存されている試料は一般の既提供試料として取り扱うことができず、ミレニアム指針に基づく研究計画にそって提供されたものを除き、ミレニアム研究には利用できない。
3.課題番号G12-10(新規)
- 課題名:消化器がんの発がん感受性に関する研究
- 申請者および所属:横田 淳(国立がんセンター研究所)
- 概要:既提供試料(A群)および新規提供試料(第二群)を用いて、連結可能匿名化で行う研究
- 判定:差戻し
- 主たる意見:
- 新規提供試料は他施設で提供される。試料の提供をうける施設においてミレニアム指針に従って審査、承認されている場合はその資料を提示すること。
- 既提供試料の利用にあたり、匿名化の方法が明確ではない。
- ミレニアム指針においては、指針公布後に提供され、保存されている試料は一般の既提供試料として取り扱うことができず、ミレニアム指針に基づく研究計画にそって提供されたものを除き、ミレニアム研究には利用できない。
4.課題番号G12-11(新規)
- 課題名:肺がんの発がん要因に関する研究
- 申請者および所属:横田 淳(国立がんセンター研究所)
- 概要:既提供試料(A群)および新規提供試料(第二群)を用いて、連結可能匿名化で行う研究
- 判定:差戻し
- 主たる意見:
- 新規提供試料は他施設で提供される。試料の提供をうける施設においてミレニアム指針に従って審査、承認されている場合はその資料を提示すること。
- 既提供試料の利用にあたり、匿名化の方法が明確ではない。
- ミレニアム指針においては、指針公布後に提供され、保存されている試料は一般の既提供試料として取り扱うことができず、ミレニアム指針に基づく研究計画にそって提供されたものを除き、ミレニアム研究には利用できない。