平成14年度 第1回 遺伝子解析研究倫理審査委員会 議事要旨
開催日
平成14年4月8日(月曜日)15時から16時30分
出席委員
加藤、塚田(委員長)、中釜、馬場、藪、吉野
事務局
千村、溝口、大熊、太田、田仲(記録)
審査課題件数
2件(差戻し1件、再審査不要(委員長に一任)1件)
議事
1.第11回議事要旨
2.報告課題(3課題)について
1.課題番号G13-08(平成14年3月5日再審査において、委員長に一任)
- 課題名:アルコール代謝関連酵素の遺伝子多型と肺がんのリスク
- 申請者および所属:西脇 裕(国立がんセンター東病院)
- 概要:新規提供試料(健常対照群DNAおよびアンケート)、既提供試料
(肺がんデータベース)を用い、連結可能匿名化で行う研究 - 判定:承認
2.課題番号G13-09(平成14年3月5日再審査において、委員長に一任)
- 課題名:家族性大腸腺腫症に合併した胃癌症例のAPC遺伝子異常の解析
- 申請者および所属:関根 茂樹(国立がんセンター研究所)
- 概要:既提供試料を用いる症例研究
- 判定:承認
3.課題番号G13-10(受託研究審査委員会で承認された課題についての迅速審査)
- 課題名:固形癌患者に対するE7070の臨床第I相試験
- 申請者および所属:田村 友秀(国立がんセンター中央病院)
- 概要:新規提供試料(血液)を用い、既知の薬物代謝酵素遺伝子変異の有無を連結可能匿名化で行う研究
- 判定:承認
3.審査課題(2課題)について
1.課題番号G13-07(再々審査)
- 課題名:HNPCC(遺伝性非ポリポーシス大腸がん)の登録と遺伝子解析研究プロジェクト 第2次研究
- 申請者および所属:森谷 宜皓 (国立がんセンター中央病院)
- 概要:新規提供試料を用い、連結可能匿名化で行う研究
- 判定:差戻し
- 主たる意見:
- 提供者の個人情報が診療機関(試料等の提供を受ける機関)から外部機関に漏洩することを防ぐために連結可能匿名化して個人情報管理者が管理できるよう、基準判定票、登録用紙、遺伝子解析結果報告書などの書式や取り扱い方法を再検討する必要がある。
2.課題番号G13-03(改訂版)
- 課題名:多内分泌腺腫瘍症1型およびその類縁疾患の原因遺伝子の変異解析
- 申請者および所属:塚田 俊彦(国立がんセンター 研究所)
- 概要:
- 新規提供試料(血液および切除組織)および診療情報を用い、匿名せずに行う研究
- 遺伝子解析結果を含む診療情報を用い、連結可能匿名化で行う研究
- 健常対象者の新規提供試料(血液)を用い、連結不可能匿名化で行う研究
- 既提供試料等(血液および切除組織)を用い、連結不可能匿名化で行う研究
- 判定:再審査不要(委員長に一任)(本研究の場合は、委員長が研究責任者である為、委員長に代わって副委員長に一任された。)
- 主たる意見:
- 既提供試料等の提供者に再同意を求める可能性について検討すること。