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国立がん研究センター

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寄付金の活用報告

国立がん研究センター基金 2022年度収支の状況をご報告申し上げます。

2022寄付金の活用報告1

活用報告

寄付金は、各プロジェクト寄付及びがん医療・がん研究のために活用させていただきました。
2022年度の主な使途は次の通りです。

東病院NEXT(次世代外科・内視鏡治療開発センター)支援プロジェクト

ご寄付いただきありがとうございます。
2022年度活動報告は次のとおりです。
NEXTプロジェクト活動報告書:NEXT寄付報告書2022年度(PDF:1.57MB)
NEXTプロジェクト:東病院NEXT(次世代外科・内視鏡治療開発センター)支援プロジェクト|国立がん研究センター (ncc.go.jp)

MIRAI
(Minimally Invasive Revolutionary treatments with Advanced Intelligence)

支出金額:3,080千円

プロジェクトからのメッセージ

MIRAIプロジェクトは皆様からのご寄付を最大限に有効活用すべく現在、以下の3つの柱を大きな目標としています。

・AI と Robotic 技術を導入した世界に誇る低侵襲治療法開発&医療機器開発の拠点を目指す
・医療機器・非医療機器を問わず、がん患者に有用な製品をNCC の総力をあげて開発する
・ATLAS projectのプラットフォームを活用して国際展開目指す

これらの目標を達成するため、2023年4月から医療機器開発推進部を組織し、手術機器開発室、内視鏡機器開発室、放射線治療機器開発室、IVR機器開発室の4つの開発室、室長、室員を整備し、皆で一丸となって医療機器開発を進めております。
ひとりでも多くの患者様が、1日も早く低侵襲性治療の恩恵にあずかることができるよう、全力を尽くします。

皆様のご寄付は、本プロジェクト運営会議で審議の上、

  1. 医療機器開発研究のスタートアップ
  2. 教育セミナー開催
  3. 広報活動

などに有効活用させていただく予定です。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

  • 2022寄付金の活用報告2
  • 2022寄付金の活用報告3

2023/10/25-27にイタリアナポリのthe Congress Center of the Maritime Station (Molo Angioino)で開催されたイタリアの内視鏡学会(the National Course of the Italian Society of Endoscopy Digestive)で早期消化管がんの診断・治療の内視鏡ライブデモンストレーションを当院 内視鏡科 斎藤豊と阿部清一郎が行いました。

MIRAIプロジェクトへのご寄付により購入した機器(写真右手前)のお陰で、滞りなく内視鏡治療の様子を鮮明な動画でイタリアまで配信することができました。

MIRAIプロジェクト:国立がん研究センター中央病院 MIRAIプロジェクト (ncc.go.jp)

つくるを支える 届けるを贈る『がん情報ギフト』プロジェクト

支出金額:5,769千円

プロジェクトからのメッセージ

本プロジェクトでは、皆様方のご寄付により、「がん情報サービス」のウエブサイトや冊子などの作成(つくるを支える)や「がん情報ギフト」としてその冊子などの全国の公共図書館への寄贈(届けるを贈る)をさせていただいております。
2021年度は55館、2022年度は79館に新規寄贈しました。その結果、2017年7月の開始以降、寄贈館は613館となり、ギフトを中心とした「がん情報コーナー」の設置などに活用していただいております。
しかし、まだまだ、情報が届いていない地域もあります。引き続き、皆様方の温かいご支援をお願い申し上げます。

がん情報ギフト 活動報告書 2022年度(2022年08月01日~2023年07月31日):kifuhoukokusyo2022.pdf (ncc.go.jp)
がん情報ギフト プロジェクト:つくるを支える 届けるを贈る『がん情報ギフト』 プロジェクト | 国立がん研究センター (ncc.go.jp)

希少がんグラント

支出金額:10,785千円

お礼の言葉

国立がん研究センターの希少がんに対する取り組みに対して、多大なるご支援・ご寄付を賜り、厚く御礼申し上げます。

ご寄付いただきました貴重なお志を希少がん医療の発展に生かすべく「希少がんグラント」を創設いたしました。希少がんの診断および治療の進歩・発展に貢献する独創的な基礎・臨床研究を医師・研究者・コメディカルから広く募集し、厳正な選考に基づき19の研究課題に研究費を贈呈させていただきました。現在、希少がんグラントの助成を受けた研究者によってそれぞれの研究が精力的に進められています。希少がんグラント開始後3年目の2024年度に「国立がん研究センター希少がんグラント記念シンポジウム」を開催したいと考えています。本シンポジウムには、患者さんやご家族など一般の方々にもご参加いただき、希少がんグラントによる研究成果を発表するとともに、最新の希少がんの医療・研究・治療開発に関して、わかりやすく学び、ディスカッションできる機会にしたいと考えています。

国立がん研究センター希少がんセンター・希少がん中央機関は、診療において不利な状況にある全ての希少がん患者さんやご家族に「寄り添う」気持ちと、「グローバル」な視野を持って、希少がんの抱える問題に全力で取り組んでまいります。

引き続き、希少がんの診断・治療の進歩・向上のための取り組みにご理解とご賛同をいただき、これまで以上に温かいご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

国立がん研究センター希少がんセンター・希少がん中央機関 加藤陽子・川井章

2022寄付金の活用報告4

希少がんグラント | 希少がんセンター (ncc.go.jp)

早期臨床情報へのアクセス改善

支出金額:904千円

使途:治験情報(第1相試験)の情報提供の改善

プロジェクトからのメッセージ

新しい治療薬を開発するためには、一般の臨床では使用されていない新規の抗がん剤を用いた臨床試験(治験)を行う必要があります。治験のなかでも、最初のステップ(早期開発試験、第1相試験)は国内でも実施施設が限れているため、患者さんに情報を提供することが難しいという課題がありました。
皆さまからのご寄付により治験情報(第1相試験)を検索するためのWebサイトの構築を行うことが出来ました。本検索サイトを用いることにより、ご自身の病名や遺伝子の情報に基づいてご参加いただける第1相試験を検索でき、また興味をお持ちいただいた試験についてお問い合わせをいただくことができるようになりました。すでにホームページを閲覧頂いたのちにすでに患者様、担当医様より複数の治験問い合わせを頂いております。今後、より一層みなさまに認知頂き、治験への参加機会が増えるよう努めてまいります。今後ともご支援よろしくお願い申し上げます。

2022寄付金の活用報告4

国立がん研究センター中央病院 先端医療科 | 治験(第I相試験)の検索なら (ncc.go.jp)

年度報告

過去の活用報告はこちらからご覧いただけます。

2020年度活用報告
2021年度活用報告

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