プロジェクトからのメッセージ
国立がん研究センターの希少がんに対する取り組みに対して、多大なるご支援・ご寄付を賜り、厚く御礼申し上げます。
国立がん研究センター希少がんセンターでは、ご寄付いただきました貴重なお志を希少がん医療の発展に生かすべく「希少がんグラント」を創設いたしました。希少がんグラントでは、希少がんの診断および治療の進歩・発展に貢献する独創的な基礎・臨床研究を医師・研究者・コメディカルから広く募集し、厳正な選考に基づいて、これまでに19の研究課題に研究費を贈呈させていただきました。
希少がんグラントの助成を受けて行われた研究成果をより多くの方に知っていただくことを目的として、2024年11月30日に、希少がんグラント記念シンポジウムの開催を計画しています。シンポジウムでは、患者会支援団体の方々との連携・協働のもと「国立がん研究センター希少がんグラント記念シンポジウム つなげよう 未来への架け橋~研究・コミュニティ・あなたの想い・私の想い~」を合言葉に、研究成果のみならず、最新の希少がんの医療・研究・治療開発に関して、わかりやすく学び、研究者・患者・一般の方々の意見交換ができればと考えています。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。
国立がん研究センター希少がんセンターは、診療上不利な状況にある全ての希少がんの患者に「寄り添う」気持ちと、「グローバル」な視野を持って、希少がんの抱える問題に全力で取り組んでまいります。
引き続き、希少がんの診断・治療の進歩・向上のための取り組みにご理解とご賛同をいただき、これまで以上に温かいご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
国立がん研究センター希少がんセンター
加藤陽子・川井章