コンテンツにジャンプ

トップページ > 各部紹介 > 行動科学研究部 > 研究プロジェクト > J-NoMAD(NoMAD日本語版)の標準化

J-NoMAD(NoMAD日本語版)の標準化

更新日 : 2024年8月14日

NoMADとは、The Normalization Measure Development questionnaireのことで、複雑な介入の正常化に関連する活動を評価するための構造化された20項目から成る尺度のことです。新しい介入がどのように通常のプラクティスの一部となるかを理解するための枠組みであるNormalization Process Theoryに基づいています。我々は、原著者であるTracy Finch博士に日本語版作成の許可を得て、逆翻訳に対してもコメントをいただきながら日本語版の作成を進めています。

NoMADはすでに原版の英語版以外に、フランス語版、スペイン語版、中国語版など10か国語以上に翻訳され使用されています。日本語版が完成することで、日本における新しい介入が通常業務化するプロセスを理解することができるとともに、国際比較も可能になります。

 

【NoMAD原版】
Improving the normalization of complex interventions: part 2 - validation of the NoMAD instrument for assessing implementation work based on normalization process theory (NPT)
Tracy L. Finch, Melissa Girling, Carl R. May, Frances S. Mair, Elizabeth Murray, Shaun Treweek, Elaine McColl, Ian Nicholas Steen, Clare Cook, Christopher R. Vernazza, Nicola Mackintosh, Samridh Sharma, Gaery Barbery, Jimmy Steele & Tim Rapley. BMC Medical Research Methodology volume 18, Article number: 135 (2018) doi: 10.1186/s12874-018-0591-x.