令和4年度 行動科学セミナー(全10回)
主催:国立がん研究センター がん対策研究所 支持・サバイバーシップ研究グループ
早稲田大学人間科学学術院
共催:J-SUPPORT(日本がん支持療法研究グループ)
N-EQUITY(健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム)
RADISH(保健医療福祉における普及と実装科学研究会: D&I科学研究会)
問合せ先:行動科学セミナー事務局 藤森、小濱<kobama@ncc.go.jp>
●セミナーの録画公開について
行動科学セミナーでは、講師の許諾が得られた講演について、事前に参加申込みをされた方に限りご視聴いただける形式で録画公開を予定しております。
事前の参加申込みを頂いていない講演はご視聴頂けませんのでご了承ください。詳細については各セミナーごとに決まり次第お知らせいたします。
行動科学セミナーの開催情報はJ-SUPPORT Webサイトにも掲載しています。
J-SUPPORT(日本がん支持療法研究グループ)
行動科学セミナー スケジュール
(敬称略)
開催回 |
令和4年度 開催日 |
演者 |
演題 |
第1回 |
4月27日(水曜日) |
山本雄士 |
潜在患者に気づき 働きかける医療 |
第2回 |
5月27日(金曜日) |
鈴木伸一 |
行動科学入門 人間のいとなみを行動という視点から理解するための「い・ろ・は」を学ぶ |
第3回 |
7月1日(金曜日) |
藤原雅樹 |
精神科神経科精神障害者にもがん検診を受けてもらうための勧奨法の開発 |
第4回 |
8月5日(金曜日) |
岡浩一朗 |
アクティブなライフスタイルへの行動変容を促す支援のあり方 |
第5回 |
9月1日(木曜日) |
熊野宏昭 |
マインドフルネスの実践とその効果 |
第6回 |
10月7日(金曜日) |
山本哲也 |
よりよく生きるための人工知能技術と情報通信技術の活用 |
第7回 |
11月18日(金曜日) |
森田達也 |
アドバンスケアプランニング(人生会議 )のもやもやする理由と6つの提案 |
第8回 |
2023年1月13日(金曜日) |
明智龍男 |
分散型臨床試験基盤構築とスマホ精神療法の有効性検証 |
第9回 |
2023年2月17日(金曜日) |
永岑光恵 |
ストレスと利他的行動 |
第10回 |
2023年3月24日(金曜日) |
藤森麻衣子 |
人はなぜ自ら生命を絶つのか |
第1回行動科学セミナー
テーマ:潜在患者に気づき 働きかける医療
講師:山本雄士 先生(株式会社ミナケア代表取締役社長)
日時: 2022年4月27日(水曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
東京大学医学部を卒業後、同付属病院、都立病院などで循環器内科などに従事。Harvard Business Schoolを経て、科学技術振興機構フェローなどを歴任。起業して病気にさせない医療の実践に取り組みつつ、政策提言や教育活動などを国内外で行う。
セミナー要旨:
医療技術、知見の進歩によって従来の発症、来院を待つ医療から、より先手を取った医療への転換が可能になりつつあります。一方、ICTの発達や人口構造の変化は医療への期待を拡げており、医療提供者はこうした環境変化に対応しつつ専門職としてこれをリードする責も負っていると考えています。医療を業界の構造から読み解き、これからの医療像の先行事例を業界外の知見と照らして紹介します。
第2回行動科学セミナー
テーマ:行動科学入門 人間のいとなみを行動という視点から理解するための「い・ろ・は」を学ぶ
講師:鈴木伸一 先生(早稲田大学人間科学学術院 教授)
日時: 2022年5月27日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
岡山県立大学保健福祉学部 講師、広島大学心理臨床教育研究センター 助教授、早稲田大学人間科学学術院 准教授を経て、2011年より早稲田大学人間科学学術院 教授。2017年よりロンドン大学(King’s College London) 精神医学研究所客員研究員。 これまで医療領域の臨床心理学、行動科学研究に精力的に取り組まれ、多くの業績を上げられています。
セミナー要旨:
「こころ」を理解する視点としての「行動」とは? 行動科学の基本的発想とその方略、行動の形成・維持・変化を理解する理論的枠組み、行動科学を医療に活かすためのヒント、行動科学研究の基本手法など、今後 この行動科学セミナーで取り上げるさまざまなテーマの導入的なエッセンスを中心にお話いただく予定です。
第3回行動科学セミナー
テーマ:精神障害者にもがん検診を受けてもらうための推奨法の開発
講師:藤原 雅樹 先生(岡山大学病院 精神科神経科)
日時: 2022年7月1日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
2006 年岡山大学医学部卒業、精神科医。精神科病床を有する総合病院で主に勤務し、一般精神科診療に加えて、重度精神障害者の身体疾患治療やリエゾン医療にも従事。研究テーマは精神障害者の身体的健康。 2018 年より現職。
セミナー要旨:
精神障害者はがん検診受診率が低く、その格差是正が課題となっています。どのようにすれば、精神障害者にもがん検診を受けてもらえるか、勧奨法を開発し、効果検証を進めてきた一連の研究をご紹介します。
第4回行動科学セミナー
テーマ:アクティブなライフスタイルへの行動変容を促す支援のあり方
講師:早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 岡 浩一朗 先生
日時: 2022年8月5日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
1999年に早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)を取得。早稲田大学人間科学部助手、日本学術振興会特別研究員PD、東京都老人総合研究所介護予防緊急対策室主任を経て、2006年に早稲田大学スポーツ科学学術院に准教授として着任。2012年より現職。現在、日本運動疫学会の理事長を務める。
セミナー要旨:
多くの国民に身体活動不足や座りすぎが蔓延し、心身の健康へもたらす悪影響が大きな社会問題となっています。新型コロナウイルスの流行は、この問題の悪化にさらに拍車をかけました。始めることも続けることも難しいアクティブなライフスタイル(座りすぎを解消し、積極的に身体を動かす生活)の獲得に向けてどのように支援するべきかについて、行動科学の視座から話題提供します。
第5回行動科学セミナー
テーマ:マインドフルネスの実践とその効果
講師:早稲田大学人間科学学術院 教授 応用脳科学研究所 所長 熊野宏昭 先生
日時: 2022年9月1日(木曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
1985年東京大学医学部卒業、心療内科医、公認心理師。2000年より2009年まで東京大学大学院ストレス防御・心身医学(心療内科)准教授を務めた後、2019年4月より現職。患者自身による心・身体・脳のセルフケアの実現を目指し、認知行動療法、リラクセーション、マインドフルネスの研究、実践を続けて来た。
セミナー要旨:
がん患者のメンタルヘルスにも効果があるとされているマインドフルネスについて、1マインドフルネスとは何か、2マインドフルネスの正しい実践をどう進めるのか、3マインドフルネスの実践が心と脳にもたらす効果とは、の順に解説を進めて行く。
第6回行動科学セミナー
テーマ:よりよく生きるための人工知能技術と情報通信技術の活用
講師:徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 准教授 山本哲也 先生
日時: 2022年10月7日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
2012年 早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程を修了後、文部科学省脳科学研究戦略推進プログラム研究員、日本学術振興会特別研究員、およびピッツバーグ大学精神医学講座研究員として勤務し、2015年10月より徳島大学に着任。近年では 臨床心理学と心理情報学を融合させた領域横断的な研究活動に従事している。
セミナー要旨:
人工知能技術と情報通信技術の活用は、臨床心理学の発展に大きな可能性を秘めています。本セミナーでは、ライフログやビッグデータの解析の実際に加えて、VRやAR、生成モデリングといった技術の活用例を概観することで、私たちの認知・感情・創造性の拡張に寄与しうるアプローチを紹介します。
第7回行動科学セミナー
テーマ:アドバンスケアプランニング(人生会議 )のもやもやする理由と6つの提案
講師:聖隷三方原病院 緩和支持治療科部長、副院長 森田 達也 先生
日時: 2022年11月18日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
1992 年京都大学医学部卒業。聖隷三方原病院で緩和ケアの専門医として従事。現在 同病院副院長、京都大学臨床教授。
セミナー要旨:
現在普及が行われている「アドバンスケアプランニング( ACP )」(人生会議)いまいちすっきりしない理由を臨床現場の整理や国内外の文献から検討します 。
Key wordsは、定義の拡張、手段の目的化、こちらの事情ACP、行動経済学、disability bias、high context cultureです。心理系の内容を多めにご紹介します。
第8回行動科学セミナー
テーマ:分散型臨床試験基盤構築とスマホ精神療法の有効性検証
講師:名古屋市立大学 大学院医学研究科 教授 明智 龍男 先生
日時: 2023年1月13日(金曜日)16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
平成3年広島大学医学部卒業。国立がんセンターなどを経て、平成23年名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学分野教授。専門は精神腫瘍学。日本サイコオンコロジー学会、日本がんサポーティブケア学会などに所属し、Psychiatry and Clinical Neuroscience Reports (Vice editor in chief), Japanese Journal of Clinical Oncology (Associate Editor)などを務める。
セミナー要旨:
最新のデジタル技術を駆使して構築した全く来院しなくても臨床試験を完結可能とした分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial)の仕組みを構築して実施した乳がんサバイバーの患者さんに対する再発恐怖を軽減するためのスマートフォン認知行動療法の多施設ランダム化比較試験の結果をご紹介いたします。
第9回行動科学セミナー
テーマ:ストレスと利他的行動
講師:東京工業大学リーダーシップ教育院/リベラルアーツ研究教育院 准教授 永岑光恵 先生
日時: 2023年2月17日(金曜日)16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
2002 年東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻博士課程修了。博士(理学)。 02 年 4 月から国立精神・神経センター精神保健研究所成人精神保健部にて客員研究員・リサーチレジデント・流動研究員等を経て、 08 年 10 月から 16 年 3 月まで防衛大学校人間文化学科准教授。 16 年 4 月から東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。 22 年 4 月より現職。専門は心理生理学。
セミナー要旨:
利他的行動に及ぼすストレスの影響は様々な実験研究によって検討されてきました。しかし、先行研究の結果からは、ストレスが利他的行動を促進したり、抑制したりと一貫した知見が得られていません。本セミナーでは、利他的行動の促進・抑制に関わるメカニズムの一端を明らかにすべく立案した現在進行中の実験研究について、先行研究の外観から実験の現状まで紹介します。
【参加ID/パスワードの通知について】
お申込みフォームにご入力いただいたメールアドレスへ、2月16日(木曜日)15時以降に参加用 IDおよびパスワードをメールにてお知らせいたします。
メールが届かない場合は、お手数をおかけしますが j-supportoffice@ml.res.ncc.go.jp までご連絡ください。
第10回行動科学セミナー
テーマ:人はなぜ自ら生命を絶つのか
講師:国立がん研究センター がん対策研究所 支持・サバイバーシップTR研究部 室長 藤森麻衣子 先生
日時: 2023年3月24日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
参加申込:参加申し込みはこちら (外部サイトに移動します)
申込期限:3月23日(木曜日)正午まで
講師プロフィール:
早稲田大学人間科学研究科博士(人間科学)取得後、ポスドクとして国立がん研究センター、University of Chicago、Memorial Sloan Kettering Cancer Center、 理化学研究所、国立精神・神経医療研究センター自殺総合対策推進センター室長を経て、現職。2020年より早稲田大学人間科学学術院客員准教授。2022年より名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学分野客員教授。がんを取り巻く人々の心理を生理・行動・認知的側面から研究。
セミナー要旨:
生物では自ら生命を絶つ行動をとることが確認されているが、種の保存に関わる利他の結果として死に至ると考えられており、死を目的とした行動としてコンセンサスが得られているのはヒトのみである。人が自ら死を選択する背景には複数の要因が影響を及ぼすこと、その影響は個別性が大きいことがこれまでの研究で示されている。自殺対策強化月間である3月に開催される本セミナーでは、自殺の特徴、評価や援助の方法を取り組み事例を交えて紹介する。
【参加ID/パスワードの通知について】
お申込みフォームにご入力いただいたメールアドレスへ、3月23日(木曜日)15時以降に参加用 IDおよびパスワードをメールにてお知らせいたします。
メールが届かない場合は、お手数をおかけしますが j-supportoffice@ml.res.ncc.go.jp までご連絡ください。
令和4年度 実装科学セミナー(全10回)
主催:国立がん研究センター がん対策研究所 支持・サバイバーシップ研究グループ
N-EQUITY(健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム)
共催:RADISH(保健医療福祉における普及と実装科学研究会: D&I科学研究会)
J-SUPPORT(日本がん支持療法研究グループ)
早稲田大学人間科学学術院
問合せ先:実装科学セミナー事務局 島津、齋藤j<impsci-sem@ml.res.ncc.go.jp>
●セミナーの録画公開について
実装科学セミナーでは、講師の許諾が得られた講演について、参加申込みをされた方に限りご視聴いただける形式で録画公開を予定しております。
実装科学セミナー スケジュール
(敬称略)
開催回 |
令和4年度 開催日 |
演者 |
演題 |
第1回 |
5月13日(金曜日) |
島津太一 |
実装科学入門-実践活動を実装科学のレンズで見てみよう- |
第2回 |
6月24日(金曜日) |
竹原健二 |
成育こどもシンクタンクの取り組みと挑戦 |
第3回 |
7月8日(金曜日) |
黒田佑次郎 |
被災地域での保健活動~エビデンスをつくり、伝え、使う重なり~ |
第4回 |
9月9日(金曜日) |
田淵貴大 |
エビデンスとプラクティスのギャップを測る共同研究プラットフォームへのご招待 |
第5回 |
10月21日(金曜日) |
西大輔 |
社会実装を目指した妊婦向けインターネット認知行動療法 |
第6回 |
11月11日(金曜日) |
武藤倫弘 |
先制医療の実装ストラテジー ―先例のない案件をどうするか― |
第7回 |
12月20日(火曜日) |
中田由夫 |
エビデンスづくりの実際-体重管理と身体活動促進の事例- |
第8回 |
1月20日(金曜日) |
今村晴彦 |
公衆衛生における“実装科学の実装”を目指して |
第9回 |
2月10日(金曜日) |
古川壽亮 |
スマートフォン認知行動療法の開発研究:「こころアプリ」から「レジトレ!」へ |
第10回 |
3月10日(金曜日) |
島田裕之 |
高齢者の健康行動促進のための技術と仕組み作り |
第1回実装科学セミナー
演題:実装科学入門-実践活動を実装科学のレンズで見てみよう-
講師:島津 太一 国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部 室長
日時:2022年5月13日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
徳島大学医学部を卒業し、佐賀医科大学総合診療部で初期臨床研修。東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野で学位取得後、2007年国立がんセンターに入職し現職。2016年に海外研修制度にて米国National Cancer Instituteに派遣。専門は、実装科学、がん予防。趣味は卓球とエレキギター。
セミナー要旨:
実装科学は、エビデンスに基づくプラクティスを現場に根付かせるための道筋を教えてくれます。実装科学について初めて聞く方にも、ある程度ご存じの方にも役立つよう、基本的な考え方を最新の研究事例とともにご紹介します。
第2回実装科学セミナー
演題:成育こどもシンクタンクの取り組みと挑戦
講師:竹原 健二先生 国立成育医療研究センター 政策科学研究部 部長
日時:令和4年 6月24日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
筑波大学体育専門学群を卒業後、国立保健医療科学院、筑波大学大学院にて公衆衛生・フィールド疫学を学ぶ。2008年に国立成育医療センターに入職し、現職。母子保健・成育医療に関する様々な研究に従事。妊産婦ケアや父親支援、国際保健に関する研究がライフワーク(のはず)。趣味はサッカー、身体を動かすこと全般。
セミナー要旨:
2022年4月に当センターに“成育こどもシンクタンク”が設置されました。成育医療・母子保健領域は、複雑化するこどもの健康課題、成育基本法の公布やこども家庭庁の設置といった社会環境の変化が大きい領域です。その中で、研究と政策、自治体などの事業をいかに効率よくつなげるか、社会実装を促進できるか、という課題に取り組むための試みをご紹介します。
第3回実装科学セミナー
演題:被災地域での保健活動~エビデンスをつくり、伝え、使う重なり~
講師:黒田 佑次郎 先生(国立長寿医療研究センター認知症先進医療開発センター予防科学研究部 主任研究員)
日時:令和4年7月8日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
講師プロフィール:
State University of New Yorkで心理学を専攻。東大大学院在学中に福島県の被災自治体に派遣、必要性から疫学・公衆衛生を学ぶ。飯舘村健康福祉アドバイザー、内閣府原子力対策本部住民支援アドバイザー、環境省生活関連の放射線に関する疑問への助言作成委員会副主査等を歴任。
セミナー要旨:
全村避難を余儀なくされた飯舘村において、村民と村役場とともに、生活環境を回復するための取組を行いました。本セミナーでは、環境省で作成した「暮らしの手引き」を題材に、科学的な知見を住民の生活に文脈化すること、実装科学で必要となるステークホルダーの関与について考えます。
第4回実装科学セミナー
演題:エビデンスとプラクティスのギャップを測る共同研究プラットフォームへのご招待
演者:田淵 貴大先生 (大阪国際がんセンターがん対策センター 疫学統計部 部長補佐)
日時:令和4年9月9日(金曜日)16時~17時(Web開催)
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
専門は公衆衛生学・疫学(医師・医学博士・社会医学系専門医・指導医)。血液内科医を経て、医学博士取得後、現職。タバコ対策や健康格差の研究に主に従事。近著に「新型タバコの本当のリスク」「2020年4月1日は受動喫煙からの解放記念日!? (共著)」等。
セミナー要旨:
実装科学を推進するための基盤となる情報として、エビデンスとプラクティスのギャップを測る必要があります。誰でも参加できる共同研究プラットフォームとして、インターネット調査JACSISxJASTIS研究や政府統計などの既存統計資料を活用するプロジェクトに皆さまをご招待いたします。
第5回実装科学セミナー
演題:社会実装を目指した妊婦向けインターネット認知行動療法
演者:西 大輔先生 (東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野/国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
日時:令和4年10月21日(金曜日)16時~17時(Web開催)
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
九州大学医学部を卒業し、国立病院機構災害医療センター精神科などを経て、2021年より国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所公共精神健康医療研究部部長、2022年より東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野教授。専門は精神保健疫学、周産期メンタルヘルス、トラウマティックストレス。
セミナー要旨:
妊婦さん向けインターネット認知行動療法の効果を検討したランダム化比較試験と実装に関する取り組みについてお話ししたいと思います。
第6回実装科学セミナー
演題:先制医療の実装戦略 ―先例のない案件をどうするか―
演者:武藤倫弘先生(京都府立医科大学大学院 分子標的予防医学)
日時:令和4年11月11日(金曜日)16時~17時(Web開催)
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
山口大学医学部を卒業し、筑波大学で初期臨床研修(J1)を修了し学位も取得。1997年より国立がん(研究)センターでリサーチレジデント。途中でNIHに留学するも国立がん(研究)センターに戻り、2020年より京都府立医科大学。専門は化学予防。
セミナー要旨:
がん予防薬、1剤目を世に出すことを目標に25年研究を続けてきましたが、まだ実現しておりません。研究で得たエビデンスが実装されていないことで、多くの批判を受けてきました。実装化さえできていれば、「お前の研究は無駄だ」といわれなかったのに、、、。何を選択し、何に集中してきたのかを本セミナーではお伝えし、実装科学の専門家に挑みます。
第7回実装科学セミナー
演題:エビデンスづくりの実際-体重管理と身体活動促進の事例-
演者:中田 由夫先生(筑波大学体育系 准教授)
日時:2022年12月20日(火曜日)16時~17時
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
2004年、筑波大学大学院で博士(体育科学)の学位を取得。筑波大学体育系で3年間助手を務めた後、筑波大学医学医療系で11年間、助教、准教授として橋渡し研究に従事。2018年より現職。専門は運動疫学。趣味はゴルフ。
セミナー要旨:
これまでに、肥満者に対する減量介入研究や身体活動を促進する介入研究など、8つのランダム化比較試験を主導してきました。これらの経験をもとに、エビデンスづくりの実際をお伝えするとともに、有効な介入戦略を模索している現状をお伝えします。
第8回実装科学セミナー
演題:公衆衛生における“実装科学の実装”を目指して
演者:今村 晴彦先生(長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科 准教授)
日時:2023年1月20日(金曜日)16時~17時
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院で博士号取得。その間に医療系出版社勤務。2013年から東邦大学医学部助教。その過程で出会った、長野県、コミュニティ論、公衆衛生、社会疫学、実装科学など、あらゆる縁の結節点が現在の所属である。趣味は音楽演奏、登山、地のもの探し。
セミナー要旨:
実装科学に出会って6年。これまでは主に、公衆衛生行政における「実装科学の実装」を目指して、ニーズの掘り起こしやステークホルダーとの協働に情熱を注いできました。セミナーでは調査事例を通して、行政や地域の現場における実装科学の可能性を探ります。
第9回実装科学セミナー
演題:スマートフォン認知行動療法の開発研究:「こころアプリ」から「レジトレ!」へ
演者:古川壽亮先生
日時:2023年2月10日(金曜日)16時~17時
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加費:無料
プロフィール:
1985年東京大学医学部医学科卒業。1997年カナダMcMaster大学医学部精神科客員教授、1999年名古屋市立大学精神医学講座教授を経て、2010年より現職。専門は、臨床疫学、Evidence-Based Psychiatry、認知行動療法。英文原著論文約650編、h-index 71、2021-2022年Clarivate Highly Cited Researcher。
セミナー要旨:準備中
演者らは2012年からスマートフォンを利用した認知行動療法アプリを開発を始め、2017年世界で初めてうつ病患者を対象にアプリの優越性試験の結果を発表した。その後、医療機器承認を目指す一方、非医療機器として「集団レジリエンス」を高めるアプリの開発を続け、臨床試験を積み重ねている。来し方と今後の方針を共有させていただきます。
第10回実装科学セミナー
演題:高齢者の健康行動促進のための技術と仕組み作り
演者:島田裕之先生 (国立長寿医療研究センター研究所 老年学・社会科学研究センター センター長)
日時:2023年3月10日(金曜日)16時~17時
開催方法:Web会議システム(Zoomミーティング)
参加者アンケート:https://forms.office.com/r/RPwWeTmGs5(外部サイトに移動します)
プロフィール:
平成15年北里大学大学院博士課程を修了。東京都老人総合研究所研究員を経て、現在は国立長寿医療研究センターに所属。信州大学医学部、同志社大学の客員教授を併任。専門領域はリハビリテーション医学、老年学。高齢者の健康増進に関する研究を行っている。
セミナー要旨:
健康寿命の延伸のためには薬物療法とともに、食事、運動、睡眠などの健康行動の促進が不可欠でありデジタル機器を活用した効果的、効率的なアプローチが必要とされている。今回は認知症予防の取り組みについて概観するとともに、スマートフォンを用いた予防活動の実践を紹介する。
・当日のスライド資料の配布はございません。当日のセミナー動画はは参加登録者向けにアーカイブとして後日公開予定です。
(質疑応答部分の公開はございませんので、お時間の許す限りぜひ当日ご参加ください)
・国立がん研究センター所属の方は参加登録なしでセミナーにご参加いただけますが、後日公開予定のアーカイブ利用を希望する方は参加登録をお願いします。
令和3年度(2021年度)開催「行動科学・実装科学セミナー」 全20回
令和3年度 行動科学セミナー(全10回)
主催:国立がん研究センター がん対策研究所 支持・サバイバーシップTR研究部/行動科学研究部
早稲田大学人間科学学術院
共催:J-SUPPORT(日本がん支持療法研究グループ)
N-EQUITY(健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム)
RADISH(保健医療福祉における普及と実装科学研究会: D&I科学研究会)
問合せ先:行動科学セミナー事務局 藤森、小濱<kobama@ncc.go.jp>
行動科学セミナーでは、講師の許諾が得られた講演について、参加申込みをされた方に限りご視聴いただける形式で録画公開を予定しております。詳細については順次お知らせいたします。
行動科学セミナー スケジュール
(敬称略)
回
|
令和3年度開催日
|
演者 |
テーマ |
第1回
|
6月18日(金曜日)
|
鈴⽊ 伸⼀ |
行動科学入門:まずは、人間のいとなみを行動という側面から理解してみよう |
第2回
|
7月26日(月曜日)
|
奥原 剛 |
行動変容をうながすコミュニケーション 3つのポイントとは? |
第3回
|
8月23日(月曜日) |
井上 雅彦 |
臨床行動分析から人の認知や行動の原因を探る―環境調整と本人への支援ー |
第4回
|
9月15日(水曜日) |
佐竹 晃太 |
治療用アプリを用いたデジタル療法による新しい医療の役割 |
第5回
|
10月13日(水曜日) |
小池 耕彦 |
他者との情報共有に関する神経基盤:二者同時記録MRIを用いた研究 |
第6回
|
11月18日(木曜日) |
伊藤 正哉 |
心理介⼊の有効性検証試験の進め方 |
第7回
|
12月14日(火曜日) |
堀越 勝 |
実装科学を実践するのは誰か |
第8回
|
1月25日(火曜日) |
大月 友 |
ACTを用いた行動変容 |
第9回
|
2月25日(金曜日) |
久我 弘典 |
認知行動療法を実装化するためには何が必要か |
第10回
|
3月25日(金曜日) |
藤森 麻衣子 |
人の行動を変容する方法 |
【第1回 行動科学セミナー】
テーマ:行動科学入門:まずは、人間のいとなみを行動という側面から理解してみよう
講師:鈴⽊ 伸⼀ 先⽣ 早稲⽥⼤学⼈間科学学術院 教授
日時:2021年6月18日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
岡山県立大学保健福祉学部講師、広島大学心理臨床教育研究センター 助教授、早稲田大学人間科学学術院准教授を経て、2011年より早稲田大学人間科学学術院教授。2017年よりロンドン大学(King’s College London) 精神医学研究所客員研究員。これまで、医療領域の臨床心理学、行動科学研究に精力的に取り組まれ、多くの業績を上げられています。
セミナー要旨:
「こころ」を理解する視点としての「⾏動」とは︖ ⾏動科学の基本的発想とその⽅略、⾏動の形成・維持・変化を理解する理論的枠組み、⾏動科学を医療に活かすためのヒントなど、今後この⾏動科学セミナーで取り上げるさまざまなテーマの導⼊的なエッセンスを中⼼にお話いただく予定です。
【第2回 行動科学セミナー】
テーマ:行動変容をうながすコミュニケーション 3つのポイントとは?
講師:奥原 剛 先⽣ 東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻 医療コミュニケーション学 准教授
日時:2021年7月26日(月曜日)17時から18時(WEB開催)
講師プロフィール:
公衆衛生学修士、保健学博士(東京大学)。専門はヘルスコミュニケーション学。関心テーマは行動変容をうながす説得的コミュニケーション。著書に『 実践 行動変容のためのヘルスコミュニケーション 』 (大修館書店)。
セミナー要旨:
行動変容をうながすコミュニケーションの3つのポイントのご紹介。
1.〇の呪縛を解く。
2.△に語りかける。
3.□□人を動かす。
〇△□に入るキーワードとは?
【第3回行動科学セミナー】
テーマ:臨床行動分析から人の認知や行動の原因を探る ―環境調整と本人への支援ー
講師:井上 雅彦 先生 鳥取大学大学院医学系研究科 臨床心理学講座 教授
日時: 2021年8月23日(月曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
【講師プロフィール】
公認心理師、臨床心理士、専門行動療法士、自閉症スペクトラム支援士(エキスパート)。 兵庫教育大学大学院 臨床・健康教育学系 准教授を経て 現職。専門分野 は 応用行動分析学 、 臨床心理学 、 障害児心理学 。 応用行動分析学をベースにして、エビデンスに基づく臨床心理学を実践されています。対象は主に自閉症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のための様々なプログラムを開発しています。
【セミナー要旨】
「問題」とされる認知や行動の多くは、いつも生じているわけではなく、当事者と環境との相互作用が関係しています。本セミナーでは、臨床行動分析という視点から認知や行動の治療 ・介入や改善について考えていきます。
【第4回行動科学セミナー】
テーマ:治療用アプリを用いたデジタル療法による新しい医療の役割
講師:佐竹 晃太先生 株式会社CureApp 最高経営責任者(CEO)兼 医師
日時:2021年9月15日(水曜日)17時から18時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
【講師プロフィール】
慶應義塾大学医学部卒業後 日本赤十字社医療センター等で呼吸器疾患を中心に内科診療に従事。上海中欧国際工商学院 経営学修士号( MBA )修了、米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院公衆衛生学修士号( MPH )修了。2014 年 株式会社 CureApp を創業。医師として も 診療を続けている。
【セミナー要旨】
治療用アプリとは、認知行動療法等を通じて疾患の治療を行うアプリであり、これを用いた「デジタル療法」は医療現場の課題を解決する新たな治療法として社会的意義が大きい。治療用アプリはオンライン診療との相性も良く、 本セミナーでは、禁煙治療等を対象とした治療用アプリを例にエビデンスと新たな知見を紹介する。
【第5回行動科学セミナー】
テーマ:他者との情報共有に関する神経基盤:二者同時記録MRIを用いた研究
講師:小池 耕彦 先生 自然科学研究機構生理学研究所システム脳科学研究領域 助教
日時: 2021年10月13日(水曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
講師プロフィール:
筑波大学第三学群工学システム学類卒。情報学修士、博士(京都大学)。専門は社会神経科学、人間が他者となぜわかりあえるのか(わかりあえないのか)、その神経基盤に興味をもって研究している。
セミナー要旨:
我々は、他者と情報を共有する際の神経基盤を、アイコンタクトなど単純なコミュニケーション中の脳活動を二者から同時に記録するMRIを用いて行ってきた。その内容について紹介する。
【第6回行動科学セミナー】
テーマ: 心理介⼊の有効性検証試験の進め方
講師:伊藤 正哉 先生 国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター 研究開発部長
日時: 2021年11月18日(木曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒業。筑波大学大学院人間総合科学研究科 ヒューマン・ケア科学専攻 発達臨床心理学分野博士課程、日本学術振興会特別研究員 DC ・ PD 、 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所成人精神保健研究部流動研究員、ヨーク大学心理学部心理療法研究センター客員研究員、コロンビア大学社会福祉学部客員研究員などを経て、現職。
セミナー要旨:
これまで取り組んできた三つのランダム化比較試験(うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル、 PTSD への 認知処理療法、アンヘドニアへのポジティブ価システム焦点認知行動療法)や、様々な臨床試験を元にして、臨床試験をどう立案し、いかに進めていくかのエッセンスをお伝えします。
【第7回行動科学セミナー】
テーマ: 実装科学を実践するのは誰か
講師:堀越 勝 先生 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター 特命部長
日時: 2021年12月14日(火曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
米国バイオラ大学大学院博士号( Ph.D:臨床心理学)取得。米マサチューセッツ州クリニカル・サイコロジスト。米国ハーバード大学医学部精神科上席研究員、ケンブリッジ病院、マサチューセッツ総合病院・マクレーン病院、強迫性障害研究所、サイバーメディシン研究所勤務、筑波大学大学院人間総合科学研究科講師、駿河台大学臨床心理学研究科教授、国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部長、センター長を経て現職。専門は精神療法、行動医学、精神療法の訓練等。
セミナー要旨:
実装科学(DIS)は、ある意味で、エビデンスに基づいた介入と実世界の医療現場とのギャップを埋めることを目指している。DISを実現するには複数のステークホルダーを巻き込む必要があるが、訓練をして全員を精神療法家にする必要はない。では、誰がDISに基づく臨床に携わるのか、海外との違いなどについて考える。
【第8回行動科学セミナー】
テーマ:ACTを用いた行動変容
講師: 大月 友 先生 早稲田大学人間科学学術院 准教授
日時: 2022年1月25日(火曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
早稲田大学人間科学学術院助教、専任講師を経て、2013年より准教授。公認心理師、臨床心理士、認知行動療法師。専門は文脈的行動科学(RFT・ACT)で、保健医療分野、産業労働分野、教育分野で実践と研究を行っている。著書・訳書に『アクセプタンス&コミットメント・セラピー(第2版)』『ACTハンドブック』『関係フレーム理論(RFT)をまなぶ』『セラピストが10代のあなたにすすめるACTワークブック』など。
セミナー要旨:
アクセプタンス&コミットメント・セラピー/トレーニング(ACT)は、近年の行動科学をベースとした心理的支援モデルである。言葉の力を文脈的に使い分けることで行動変容を促すという、ACTの独自の考え方やアプローチについてご紹介する。
【第9回行動科学セミナー】
テーマ:認知行動療法を実装化するためには何が必要か
講師:久我 弘典 先生 立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター センター長
日時: 2022年2月25日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
精神科医師、医学博士。2006年大分大医学部卒後、飯塚病院にて臨床研修。国立病院機構肥前精神医療センター精神科、米国での臨床・研究・公衆衛生大学院留学。九州大学病院精神科特任講師などを経て、19年厚生労働省の医系技官として精神保健行政に携わる。21年より現職。
東京慈恵会医科大学連携大学院教授を兼任。厚労省認知行動療法研修事業コアスーパーバイザー。
第22回(2022年)日本認知療法・認知行動療法学会大会長。
セミナー要旨:
わが国における認知行動療法は、いくつかの精神疾患に対して診療報酬上の算定が可能になるなど、その取り組みは拡大しつつあるが、普及が十分とは言い難い。最近では、身体疾患や癌領域においても、認知行動療法の有効性が認められており、今後もいっそうの普及に向けた取り組みが必要といえる。
本セミナーではその普及策として、限られた時間や環境で効率的に実施できる認知行動療法の実装研究や、新型コロナウイルス感染症下における認知行動療法の手法を用いた心理的応急処置法の実践についてご紹介する。
【第10回行動科学セミナー】
テーマ:人の行動を変容する方法
講師:藤森 麻衣子 先生 国立がん研究センターがん対策研究所 支持・サバイバーシップTR研究部 室長
日時: 2022年3月25日(金曜日) 16時00分~17時00分
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料
講師プロフィール:
早稲田大学人間科学研究科博士(人間科学)取得後、リサーチレジデント、学術振興会特別研究員( PD )として国立がん研究センター、 University of Chicago 、 Memorial Sloan Kettering Cancer Center 、 ERATO 特別研究員として理化学研究所、心理療法士として国立がん研究センター中央病院、国立精神・神経医療研究センター自殺総合対策推進センター室長を経て、現職。 2020 年より早稲田大学人間科学学術院客員准教授。患者 医療者間のコミュニケーションに関する行動科学研究を中心に、がんを取り巻く人々の心理を生理・行動・認知的側面から研究。
概要:
行動科学では人や動物の行動のメカニズムの解明を進める中で、行動を変容する様々な方法が実証されてきた。
臨床研究では、そのような行動変容技法を組み合わせた介入法が開発され、健康行動をアウトカムとしてエビデンスが蓄積されている。
近年、これらの行動介入においても、システマティックレビューや診療ガイドライン作成など標準化が求められている。
本セミナーでは行動変容技法や技法を組み合わせた行動科学介入、その評価方法を紹介する。
令和3年度 実装科学セミナー(全10回)
主催:国立がん研究センター がん対策研究所 支持・サバイバーシップTR研究部/行動科学研究部
N-EQUITY(健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム)
共催:RADISH(保健医療福祉における普及と実装科学研究会: D&I科学研究会)
J-SUPPORT(日本がん支持療法研究グループ)
早稲田大学人間科学学術院
問合せ先:実装科学セミナー事務局 島津、齋藤<impsci-sem@ml.res.ncc.go.jp>
セミナーの録画公開について
実装科学セミナーでは、講師の許諾が得られた講演について、参加申込みをされた方に限りご視聴いただける形式で録画公開を予定しております。
実装科学セミナー 令和3年度スケジュール
原則第2金曜日16時から17時(Web開催)、8月休会
注意:第9回と第10回の開催日が変更となりました(2022年01月05日更新)
(敬称略)
回 |
令和3年度 開催日
|
演者
|
テーマ
|
第1回
|
5月14日
|
島津 太一
|
実装科学とは何か?
|
第2回
|
6月11日
|
鎌田 真光
|
身体活動普及の介入研究
|
第3回
|
7月 9日
|
岡田 浩
|
薬局での高血圧患者への声掛けは有効なのか?COMPASS-BP研究結果から |
第4回
|
9月10日
|
稲垣 正俊
|
精神障害者のがん検診受診勧奨法の開発 |
第5回
|
10月 8日
|
馬田 隆明
|
【特別編】テクノロジーの社会実装の方法論 ~ビジネスにおける社会実装の潮流~ |
第6回
|
11月12日
|
川上 憲人
|
職場のメンタルヘルスの第一次予防:普及した技術、足踏みする技術 |
第7回
|
12月10日
|
山口 創生
|
精神障害者に対する効果的な就労支援の普及に向けて-IPS援助付き雇用モデルの実装と現在地- |
第8回
|
1月14日
|
中村 正和
|
禁煙支援・治療:エビデンスギャップ・ポリシーギャップへの挑戦 |
第9回
|
3月11日
|
今中 雄一
|
データとエビデンスが医療システム・まちづくりに役立つか |
第10回
|
3月18日
|
神馬 征峰 |
EMBRACE:ガーナにおける母子保健継続ケアの推進 |
【実装科学セミナー第1回】
テーマ:実装科学とは何か?
講師:島津 太一 国立がん研究センター 社会と健康研究センター行動科学研究部 室長
日時:2021年5月14日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
徳島大学医学部を卒業し、佐賀医科大学総合診療部で初期臨床研修。東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野で学位取得後、2007年国立がんセンターに入職し現職。2016年に海外研修制度にて米国National Cancer Instituteに派遣。専門は、実装科学、がん予防。趣味は卓球とエレキギター。
セミナー要旨:
実装科学は、エビデンスに基づくプラクティスを根付かせるための道筋を教えてくれます。個人の顔が見える現場での工夫から政策的なアプローチまで、実装科学とは何か、どのように役立つのかを、これまでの研究事例とともにご紹介します。
【実装科学セミナー第2回】
テーマ:身体活動普及の介入研究
講師:鎌田 真光先生
東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻健康教育・社会学分野 講師
日時:令和3年 6月11日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
宮崎県出身。東京大学教育学部卒、同大学院教育学研究科修士課程修了、島根大学大学院医学系研究科博士課程修了。身体教育医学研究所うんなん(島根県雲南市立)、国立健康・栄養研究所、ハーバード大学を経て2018年東京大学に着任。専門は運動疫学、行動科学。
セミナー要旨:
身体活動の健康上の重要性はエビデンスが蓄積されていますが、その行動の普及には難しい課題もあります。マーケティング・口コミ戦略などに基づく地域介入や、ゲーミフィケーション・アプリ「パ・リーグウォーク」の検証事例を通して、普及戦略に実装科学がどう役に立つのか議論したいと思います。
【実装科学セミナー第3回】
テーマ:薬局での高血圧患者への声掛けは有効なのか?COMPASS-BP研究結果から
講師:岡田 浩 先生 京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野 講師
日時:令和3年 7月9日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
福岡教育大学卒業後、小中学校講師を経て2005年長崎大学薬学部卒。卒後は薬局勤務の傍ら、薬局での高血圧・糖尿病患者の介入研究を実施。2016年カナダAlberta大学に移り、州内薬局での介入研究を実施。2019年帰国し現職。DrPH(社会健康医学博士)
セミナー要旨:
今回、薬局をクラスターとしたRCT、COMPASS‐BP研究を紹介します。薬局で私が経験した生活習慣と関係の深い糖尿病や高血圧患者は、短時間の情報提供であっても自らの生活習慣を改善することでアウトカムが改善していくという経験を介入研究として明らかにしたものです。
【実装科学セミナー第4回】
テーマ:精神障害者のがん検診受診勧奨法の開発
講師:稲垣 正俊 先生 島根大学医学部精神医学講座 教授
日時:令和3年 9月10日(金曜日)16時から17時(Zoom利用によるWEB開催)
講師プロフィール:
広島大学卒業後、精神科で研修。その後、国立がんセンター、国立精神・神経センターで、がん患者の精神的負担の軽減、かかりつけ医療機関におけるうつ病治療、自殺予防介入試験・政策提言等に携わる。現在、島根大学で臨床、教育に従事。
セミナー要旨:
国は、死亡率減少のエビデンスが示されたがん検診を推奨しています。しかし、精神障害者はその受診率が低く、格差の是正が課題となっています。格差の実態調査、がん検診受診勧奨法(実装戦略)の開発、効果検証を進めてきた一連の研究をご紹介します。
【実装科学セミナー第5回】【特別編】
テーマ:テクノロジーの社会実装の方法論 ~ビジネスにおける社会実装の潮流~
講師:馬田 隆明 先生 東京大学産学協創推進本部 FoundX ディレクター
日時:令和3年 10月8日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトを経て、2016年から東京大学。東京大学では本郷テックガレージの立ち上げと運営、2019年からFoundXディレクターとしてスタートアップ支援とアントレプレナーシップ教育に従事する。
セミナー要旨:
2021年に発刊した『未来を実装する』という書籍をもとに、昨今起こっているデジタルを中心とした「テクノロジーの社会実装」で有効な方法論の概要を掴み、ビジネスの観点からの「実装」を考えます。
【実装科学セミナー第6回】
テーマ:職場のメンタルヘルスの第一次予防:普及した技術、足踏みする技術
講師:川上 憲人 先生 東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 精神保健学分野 教授
日時:令和3年 11月12日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
1981年岐阜大学医学部卒業、1985年東京大学大学院医学系研究科医学博士課程単位取得済み退学、2006年から現職。労働者のメンタルヘルスの研究を行い多数の論文を公表する他、 「仕事のストレス判定図」など実践のためのツールを複数開発している。
セミナー要旨:
職場のメンタルヘルスの第一次予防の方法のうち、実装されたものと、そうでないものを比較して、実装を決定する要因を特に制度との関係から考える
【実装科学セミナー第7回】
テーマ:精神障害者に対する効果的な就労支援の普及に向けて-IPS援助付き雇用モデルの実装と現在地-
講師:山口 創生 先生 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部 室長
日時:令和3年 12月10日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
大阪府立大学大学院で、社会福祉学の修士・博士号を取得。博士在学中に、英国King’s College London, Institute of Psychiatryに留学し、リサーチに関する修士号を取得。2011年に国立精神・神経医療研究センターに入職し、現職。専門は、地域精神保健サービスの評価。趣味は野球で、今年は大谷君に夢中でした。
セミナー要旨:
本セミナーでは、IPS援助付き雇用モデルの発展の経緯や支援内容、無作為化比較試験による国内外のエビデンス、フィデリティ研究の成果などを紹介します。また、従来型支援からの大きなパラダイムシフトが必要な支援について、普及段階における苦悩も共有したいと思います。
【実装科学セミナー第8回】
テーマ:禁煙支援・治療:エビデンスギャップ・ポリシーギャップへの挑戦
講師:中村 正和 先生 公益社団法人 地域医療振興ヘルスプロモーション研究センター センター長
日時:令和4年 1月14日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
1980年自治医科大学卒業。労働衛生コンサルタント。研究テーマはたばこ対策とNCD対策。現在、受動喫煙防止等のたばこ政策をテーマとした厚労科研研究班代表者。公職として厚生科学審議会専門委員、国民健康・栄養調査企画解析検討会構成員など。趣味はテニス。
セミナー要旨:
20世紀における疫学研究の最大の知見は喫煙の健康影響です。本セミナーでは、その知見を対策につなげるために演者が取り組んできた研究活動を紹介しながら、社会実装に必要な研究のプロセスや政策化のためのアドボカシーについて議論をしたいと思います。
【実装科学セミナー第9回】
テーマ:データとエビデンスが医療システム・まちづくりに役立つか
講師:今中 雄一 先生 京都大学大学院医学研究科 医療経済学分野 教授
日時:令和4年 3月11日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
病院、大学勤務を経て2000年より京都大学大学院医学研究科教授。医博(東大)、MPH、PhD(ミシカ゛ン大)、内科学会認定医、死体解剖資格。病院勤務時には総合内科診療、勤務先病院の品質管理責任者として国内初の病院医療本体でのISO9001取得。厚労省のDPC指定研究班の前段階から立上げに関わりDPC関連制度構築とテ゛ータ活用に関与し、厚労省・中医協診療報酬調査専門組織委員、日本医療機能評価機構の病院評価認定システム(特に医療安全システム、ケアプロセス)の構築、厚労省委託事業 医療安全支援センター総合支援事業の担当理事、OECD、WHO、IHFのフ゜ロシ゛ェクト担当、国際学会ISQua理事、ASQua理事長、医療経済学会会長(理事長)など歴任。経済産業省委託事業の成果を発展させ医療経営人材育成を継続的に展開。QIPフ゜ロシ゛ェクト代表、厚生労働省地域医療構想アト゛ハ゛イサ゛ー、国・自治体からの研究、事業の代表、委員など。社会医学系専門医協会 理事長。
セミナー要旨:
下記の進展について概説し、実装科学とそのあり方を一緒に考える。
〇診療ガイドラインの活用ガイド(v1.1) MINDS-QIP 共同研究・調査報告2019年3月より
https://minds.jcqhc.or.jp/s/user_info_qip
〇医療の質の地域格差是正に向けたエヒ゛テ゛ンスに基づく政策形成の推進(JST-RISTEX報告)
https://www.jst.go.jp/ristex/funding/files/JST_1115110_14528802_imanaka_ER.pdf
〇健康医療介護の質指標とまちづくり情報基盤(COCN[産業競争力懇談会]推進テーマ)
http://www.cocn.jp/report/thema106-L.pdf
〇"健康・医療・介護視点の全世代まちづくり"産官学民コンソーシアム PEGASAS
http://pegasas.umin.jp/
【実装科学セミナー第10回】
テーマ:EMBRACE:ガーナにおける母子保健継続ケアの推進
講師:神馬 征峰 先生 東京大学大学院医学系研究科 国際地域保健学教室 教授
日時:令和4年 3月18日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
講師プロフィール:
東京大学大学院医学系研究科・国際地域保健学教室教授。浜松医大卒。ガザ地区WHO事務所勤務(2年)、JICAと日本医師会による「ネパール学校・地域保健プロジェクト」(5年)を実施。ハーバード大学で1年の研究生活後、2002年より東京大学へ。2006年より教授。現在に至る。
セミナー要旨
2012年から2016年にかけて、ガーナでEMBRACE(Ensure Mothers and Babies Regular Access to Care)実施研究を行い、日本とガーナの研究者は協力して母子保健継続ケア介入の効果と実装結果を発信してきた。そのエビデンスをもとに、ガーナ政府は継続ケア推進のために母子手帳を刷新し、全国展開を進めている。
・当日のセミナー動画および資料は参加登録者向けに後日公開予定です。
(質疑応答やディスカッション部分の公開はございませんので、お時間の許す限りぜひ当日ご参加ください)
・国立がん研究センター所属の方は参加登録なしでセミナーにご参加いただけますが、後日公開予定のアーカイブ利用を希望する方は参加登録をお願いします。
2020年度開催「行動科学セミナー」 全20回
主催:国立がん研究センター 社会と健康研究センター 行動科学研究部/健康支援研究部
早稲田大学人間科学学術院
共催:J-SUPPORT(日本がん支持療法研究グループ)
N-EQUITY(健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム)
セミナー開催履歴
第1回 行動変容技術を含む臨床介入
講師:堀越 勝 先生 国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター センター長
日時:2020年2月17日(月曜日)15時から16時
第2回 まずは、人間のいとなみを行動という側面から理解してみよう
講師:鈴木 伸一 先生 早稲田大学人間科学学術院 教授
日時:2020年6月12日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
第3回 学習理論の歴史と発展:条件付け理論を中心に
講師:澤 幸祐 先生 専修大学人間科学部心理学科 教授
日時:2020年7月15日(水曜日)16時から17時(WEB開催)
第4回 ⼼理介⼊の有効性検証試験の進め⽅
講師:伊藤 正哉 先生 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部 室長
日時:2020年7月21日(火曜日)12時から13時(WEB開催)
第5回 臨床研究におけるプログラム作成 ~認知⾏動療法のアプリ・ウェブサイト、テキスト~
講師:蟹江 絢子 先生 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 認知行動療法部 医師
日時:2020年7月27日(月曜日)16時から17時(WEB開催)
第6回 認知⾏動査定法
講師:中島 俊 先生 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター臨床技術開発室 室長
日時:2020年8月3日(月曜日)16時から17時(WEB開催)
第7回 ⼈の⾏動や⼼理をネットワークの視点から検討してみよう ~その分析の再現可能性は⼤丈夫︖~
講師:国里 愛彦 先生 専修大学人間科学部心理学科 准教授
日時:2020年8月28日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
第8回 臨床⾏動分析から⼈の認知や⾏動の原因を探る -環境調整と本⼈への⽀援-
講師:井上 雅彦 先生 ⿃取⼤学⼤学院医学系研究科 臨床⼼理学講座教授
日時:2020年9月7日(月曜日)16時から17時(WEB開催)
第9回 ICTを活⽤した臨床研究とデータ活⽤
講師:上野 太郎 先生 サスメド株式会社 代表取締役社長、医師
日時:2020年9月18日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
第10回 医療コミュニケーションと行動科学 ~相手をどう理解し、相手にどう理解してもらうのか~
講師:藤森 麻衣子 先生 放社会と健康研究センター行動科学研究部行動科学研究室 室⾧
開催日時:2020年10月9日 (金曜日) 16時から17時(WEB開催)
第11回 生活習慣の改善と健康行動の形成に行動科学を活かす
講師:鈴木 伸一 先生 早稲田大学人間科学学術院 教授
開催日時:2020年10月30日 (金曜日) 16時から17時(WEB開催)
第12回 大人のうつ・不安の理解とマネジメントに行動科学を活かす
講師:宮前 光宏 先生 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第七部流動研究員
開催日時:2020年11月12日 (木曜日) 16時から17時(WEB開催)
第13回 子どものうつ・不安の理解とマネジメントに行動科学を活かす
講師:藤里 紘子 先生 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部 リサーチフェロー
開催日時:2020年11月27日 (金曜日) 16時から17時(WEB開催)
第14回 認知バイアスの脳科学~思考の癖の脳メカニズム~
講師:山田 真希子 先生 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 量子生命科学領域 量子認知脳科学グループグループリーダー
開催日時:2020年12月11日 (金曜日) 16時から17時(WEB開催)
第15回 看護職のコミュニケーションスキルに⾏動科学を活かす
講師:牧野 みゆき 先生 国⽴研究開発法⼈国⽴精神・神経医療研究センター 認知⾏動療法センター看護師臨床⼼理⼠
開催日時:2020年12月25日(金曜日)16時から17時(WEB開催)
第16回 ⾏動科学に使えるプレゼンテーションスライドの作り⽅
講師:久保⽥ 智⾹先⽣ 国⽴研究開発法⼈国⽴精神・神経医療研究センター病院 第⼀精神診療部精神科医師
開催日時:2021年1⽉18⽇(月曜日)16時から17時(WEB開催)【中止】
第17回 医療従事者のストレスケア:ランダム化比較試験の経験から
講師:藤澤 大介 先生 慶應義塾大学医学部医療安全管理部 准教授
開催日時:2021年2月10日(水曜日)16時から17時(WEB開催)
第18回 応⽤⾏動分析学:⾏動変容をもたらす学習理論の発展
講師:島宗 理 先生 法政⼤学⽂学部⼼理学科教授
開催日時:令和3年2月22日(月曜日) 16時から17時(WEB開催)
第19回 ⾏動科学に使えるプレゼンテーションスライドの作り⽅
講師:久保⽥ 智⾹先⽣ 国⽴研究開発法⼈国⽴精神・神経医療研究センター病院 第⼀精神診療部精神科医師
開催日時:令和3年3月4日(木曜日) 16時から17時(WEB開催)
第20回 組織マネジメントに活かす応用行動分析学
講師:島宗 理 先生 法政⼤学⽂学部⼼理学科教授
開催日時:令和3年3月15日(月曜日) 16時から17時(WEB開催)