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がんについて知ってほしいこと~5つのワークショップ~
日時:2016年12月4日(日曜日)10時から15時
場所:堺市立健康福祉プラザ 3階 大研修室
堺市では医療機関、行政、図書館が連携して“身近な場所”でのがんに関する情報発信に取り組んでいます。堺市立健康福祉プラザ障害者週間フェスティバルにあわせて、ワークショップが実施されました。
この日は「七色のミニ講座」として、7つのテーマのミニ講座と、がん検診の体験、がんリスクチェック、がんの治療時の食事の展示、そしてがんや健康、医療の情報を提供している「まちライブラリープラザひといき」の出張コーナーとおいしいコーヒーを提供する「ひといきカフェ」が設けられました。
ミニ講座は、「がん相談支援センターのこと」として、がん専門相談員 古谷緑さん(堺市立総合医療センター)から、がん相談支援センターは、がんについて誰でも相談できる窓口であること、堺市内には4つのがん相談支援センター(国が指定している堺市立総合医療センター、大阪労災病院、府が指定しているベルランド病院、近畿中央胸部疾患センター)があることが紹介されました。
堺市健康医療推進課からは、梶山直美さん、西山夕紀さん、稲葉和紀さんからは各回リレー方式で、がん検診は「健康にもお財布にも優しい」ことや、堺市のがん検診の受け方について紹介されました。管理栄養士の吉持奈津子さん(大阪労災病院)から は、胃の手術後の食事について、病院で提供される食事がどんなものなのか、また、術後の食事はどんな点に気をつけるとよいのかが紹介されました。続いて管理栄養士の林美幸さん(堺市立総合医療センター)から、がん患者さんがしばしば経験する「低栄養」とそれへの対応方法について解説がありました。がん専門相談員の宮崎さゆりさん(大阪労災病院)からは、ひといきカフェで提供されているコーヒーとがんの関係について、どのような研究が行われ、何が分わかっているのかが紹介されました。浦部文子さん(堺市立西図書館)からは、がんと食事について楽しみながら知ることができる書籍が紹介されました。
ひといきカフェからのコーヒーの香りがほんのり香り、まちライブラリープラザ「ひといき」の書籍が並ぶ穏やかな雰囲気の中、食事や予防という、日常生活の身近な話題に栄養士や相談員が答えるという今回の企画では、「コーヒーは一日何杯飲むのがいいのかしら?」など、身近な課題として興味を持っていただけたようです。リスクチェックコーナーでは、ご自身のデータを入れながら出されるヒントに「へえ、こんなこともわかるのね」といった感想も聞かれました。