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(第23回 希少がんMeet the Expert)

「肉腫(サルコーマ):骨の肉腫」小林英介
(第23回 希少がんMeet the Expert)

更新日 : 2021年10月25日

公開日:2019年8月27日
  • 日時:2018年6月15日金曜日 19時から20時30分
  • 場所:国立がん研究センター中央病院 希少がんセンター待合
  • 講師:小林 英介 国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科

動画

第23回肉腫(サルコーマ):骨の肉腫開会挨拶2

第23回肉腫(サルコーマ):骨の肉腫講演:小林 英介2 第23回肉腫(サルコーマ):骨の肉腫ディスカッション2

第23回アンケート-2

開催報告

希少がんを知り・学び・集う「希少がんMeet the Expert」の第23回セミナーが、「肉腫(サルコーマ):骨の肉腫」をテーマに2018年6月15日に開かれました。

セミナーは、加藤陽子(希少がんセンター)の司会のもと、川井章(希少がんセンター長/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)による開会の挨拶で始まりました。今回のテーマは「骨の肉腫」です。肉腫の治療の歴史をみると、「骨の肉腫」はその体系をつくってきたともいえるため、「今日の講演では、肉腫全体の治療が開発された経緯とともに、今後の治療の展望が示されるだろう」と期待が語られました。

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        司会:加藤 陽子

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        開会挨拶

講演は、小林英介(希少がんセンター/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)が骨の肉腫と骨肉腫の概要と治療について、さらに、開発中の新しい治療と今後の課題について話しました。「骨の肉腫」に含まれるのには、骨肉腫、軟骨肉腫、悪性リンパ腫、骨髄腫、ユーイング肉腫などがあり、そのなかでももっとも発症数が多いのが骨肉腫です。今回は骨肉腫を中心に、発症の特徴、化学療法と手術による治療法、生検や画像などの診断技術について語られ、これらの医療技術の発展により、1980年代以降予後が飛躍的に改善したことが示されました。また、特に生検は繊細な手術であり、腫瘍組織の扱いやその後行う手術を考慮すると、「生検はがん専門施設で受けることが大切」との話がありました。

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        講師:小林 英介

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        講演中の会場の様子

ディスカッションは、がん情報サイト「オンコロ」の鳥居大吾を進行役にして、講師の小林英介、若年性がん患者団体「STAND UP!!」から骨肉腫の体験をもつ杉浦行さん、中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科医師の森智章、司会の加藤陽子が登壇し、事前に会場から寄せられた質問に答えるかたちで行われました。「膝の人工関節を長持ちさせる方法や負担の少ない動作」「骨の肉腫と軟部肉腫では薬物療法の開発状況が異なる理由」「軟骨肉腫の肺転移の治療」「治療後に日常生活で気をつけるとよいこと」などの質問に対し、丁寧な回答と意見交換が行われました。たとえば、体力に配慮して安全に通勤・通学する工夫など、生活を過ごしやすくする方法については、「患者同士の情報交換がとても役立つので、さまざまな患者会にアクセスしてみてください」と加藤からアドバイスがありました。具体的な体験を話してくれた杉浦さんへの拍手と、さらに会場全体への拍手に包まれ、会が和やかに終了しました。

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        質疑応答

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        ディスカッションの様子

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        ディスカッション会場の様子 

 

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        小林 英介

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        若年性がん患者団体「STAND UP!!」の杉浦 行さん

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        森 智章(中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)

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        加藤 陽子

      • 希子(Mareko)