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Perceptive次世代イメージング技術開発
がん組織の空間情報を用いた医薬品開発
通常の病理組織像や空間ゲノミクスデータの持つ、次元の高い複雑な情報を定量化し生物学的に意味のある情報を取り出すことにより、新規標的探索や近年のBiologicsなど複雑なMode-of-Actionの医薬品の開発を進めるバイオマーカーの同定を行います。
臨床腫瘍病理分野長 石川 俊平
病理診断において定性的に解釈されていた腫瘍細胞や間質・免疫細胞の位置関係など複雑な画像情報を人工知能で定量化してバイオマーカーとするだけでなく、空間ゲノミクス解析により分子レベルの情報として新規標的探索を進めることが可能です。
次世代の画像診断開発
キヤノンメディカルシステムズ株式会社との連携により、国産初のフォトンカウンティングCTを含む次世代型の画像診断機器や、ヘルスケアITによる診断支援システムなどを実用化するための研究を進めています。今後、新薬開発やAI技術の活用など多様な出口視点のアイデアを取り入れた開発に取り組んでいます。
トランスレーショナルインフォマティクス分野長 土原 一哉
高精度の画像取得に加え、分子の種類を弁別する能力も持つ新しいCT装置には、「生物学的な画像診断」という新しい概念を生み出す可能性・魅力があります。工学、基礎医学、臨床医学、情報科学など異分野連携の一層の充実を目指します。