コンテンツにジャンプ

トップページ > 各部紹介 > がん情報提供部 > 患者・市民パネル > これまでの主な活動 > 平成25年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」 がん情報サービスに関する検討会

平成25年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」 がん情報サービスに関する検討会

開催日時

開催日:2013年12月5日(木曜日)
開催時間:13時から16時

会場

国立がん研究センター特別会議室

プログラム

  • がん対策情報センター長あいさつ
  • がん情報サービス患者必携サイトへのリンク」のコンテンツ作成とデータ更新について(資料(PDF:2,215KB)
  • 患者・市民パネルの皆さまにご協力いただいた『がん情報サービス』に関するアンケート結果(資料(PDF:593KB)
  • グループディスカッション
    「がん情報サービス」に現在掲載されていないがぜひ知りたい情報は?
    見やすさ、デザイン、操作のしやすさを改善するには?
    その他、『がん情報サービス』をよりよくするための工夫・アイデア
  • 各グループからの報告

概要

12月5日に平成25年度がん対策情報センター 患者・市民パネルによる、「がん情報サービス」に関する検討会が行われました。

「がん情報サービス」は、「エビデンスに基づいた情報」「患者さんにとって役に立つ情報」の提供を目的に、平成18年10月より運用が開始され、これまでにも、患者・市民パネルの皆さまの声をいただきながら、情報の拡充やより見やすい画面への更新を行ってまいりました。

この度、「がん情報サービス」のさらなる改善を目指して、「病院をさがす」や『がん情報サービス』全体に掲載する情報や掲載の仕方について、患者・市民パネルの皆さまにお集まりいただき、検討を行いました。

当日は、北海道から九州まで、全国から17名の方にお集まりいただきました。

検討会風景

最初に、若尾文彦センター長から「『がん情報サービス』のコンテンツ作成とデータ更新について」として、「がん情報サービス」の立ち上げから今日までの経緯や、掲載しているコンテンツの種類や収集データ、「病院を探す」に関する最近の更新内容が概説されました。また、「がん情報サービス」の稼働から6年半を迎え、現在、システム更新が開始されていること、よりわかりやすく使いやすいものとなるように、患者さんや市民の皆さまの目線で、忌憚ないご意見出しにご協力をいただきたいとの依頼がありました。

続いて、本検討会に先立って、患者・市民パネルの皆さまを対象に実施された「がん情報サービス」に関するアンケート結果について、担当者からの紹介がありました。

その後、患者・市民パネルの皆さまに4グループに分かれていただき、「がん情報サービス」について、「現在掲載されていないがぜひ知りたい情報は?」「見やすさ、デザイン、操作のしやすさを改善するには?」「そのほか、「がん情報サービス」をよりよくするための工夫・アイデア」の3つの観点からディスカッションをいただきました。

「現在掲載されていないがぜひ知りたい情報」として、各グループからは、「地域で特定のがんに特化した診療をしている病院など、拠点病院以外の医療機関の情報も掲載して欲しい。」「検索ページやガイドマップを充実させてほしい。」「パソコンが苦手な人にも使いやすいものになるように、わかりやすいガイダンスが欲しい。使い方に関する動画説明や、実際に「がん情報サービス」を使った人の体験談などを掲載してはどうか。」などの意見が寄せられました。

次に、「見やすさ、デザイン、操作のしやすさを改善するには?」として、各グループからは、「今後のホームページでの情報発信では、スマートフォン対応が必須。「がん情報サービス」も、情報が見やすく、探しやすいスマートフォンサイトを作成してほしい。」「自分の必要な情報を登録できる、マイページのような機能が持たせられないか。」「診断直後の患者さんを対象に作成されている冊子「もしも、がんと言われたら」は、患者の不安な思いに沿ったものであり、ぜひ多くの方に読んでもらいたい。よりわかりやすい位置に掲載してはどうか。」などのアイデアが寄せられました。

検討会風景

最後に、「その他、『がん情報サービス』をよりよくするための工夫・アイデア」として、「動画やナビゲーションを活用して、楽しく情報を探せるようにしたらどうか。」「がんであることを周囲に隠している人も多い。「がん情報サービス」が、患者だけではないすべての人が気軽に利用できるものとなり、がんに対して偏見のない社会になってほしい。」「相談支援センターについては、悩みを抱えている人が足を運びやすいように、相談の雰囲気が伝わる情報がもっとあったほうがいいと思う。」など、幅広い意見が寄せられました。

若尾センター長からは、各意見に対する今後の対応方針が説明されるとともに、患者・市民パネルの皆さまにお寄せいただいた意見などを踏まえながら、「がん情報サービス」が、患者さん・一般の方にとってよりわかりやすく使いやすいものとなるように、引き続き検討を行っていく旨の説明がなされました。

限られた時間ではありましたが、参加のメンバーからは「「がん情報サービス」について、スタッフの方から的確な解説を得ることができ、疑問に思っていたことがわかった。」「信頼のおけるサイトなので、多くの人に知ってもらいたい。そのために、私たち患者・市民パネルも手伝っていきたい」などの意見が寄せられ、充実した時間となりました。

「がん情報サービス」については、引き続き、メンバーの皆さんとご一緒に検討する機会を大切にしながら改善を進めてまいりたいと思います。