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平成26年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」委嘱状交付式・検討会
開催日時
開催日:2014年5月16日(金曜日)開催時間:13時から16時
会場
国立がん研究センター特別会議室プログラム
- 理事長あいさつ
- 委嘱状交付
- がん対策情報センターおよびその活動紹介
- 「患者・市民パネル」の活動および諸連絡
- グループディスカッション「患者・市民パネルとしてできそうなこと、やってみたいこと」
- 各グループで出された意見の共有
- がん対策情報センター長あいさつ
概要
5月16日に平成26年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」委嘱状交付式・検討会が行われました。
「患者・市民パネル」は平成20年に活動を開始し、それぞれの立場からがん対策情報センターに助言、協力いただくとともに、がん対策にかかわる情報を周囲の皆さまに広報していただく、いわば「がん対策応援団」の役割を担っていただく方々です。平成20年度の活動開始以降、「患者必携 がんになったら手にとるガイド」(平成23年3月)、「もしも、がんが再発したら[患者必携]患者と家族に伝えたいこと」(平成24年3月)、広くがんに関しての意識啓発をねらった「知れば安心 がん情報」(平成24年9月)をはじめとする、患者さん・ご家族・一般の方にむけた情報資料は、この「患者・市民パネル」の皆さまの大きな協力を得ながら作成してきました。7年目を迎える今年は、昨年度から引き続き活動していただいている45名の方に加えて、新たに55名の方にお願いし、100名での活動をすすめていきます。 この日の委嘱状交付式・検討会では、全国から64名の方たちにお集まりいただき、当センターの使命や活動を知っていただくとともに、パネルの皆さんのご意見を伺い、より充実した活動が展開できるよう、「患者・市民パネル」の方々に全国よりお集まりいただき、話し合う時間をもちました 。
堀田理事長からのあいさつでは、患者・市民パネルの活動が7年目を迎え、その間に多くの実績が積み重ねられてきたこと、皆さまには、がん対策情報センターと市民の皆さんとの架け橋になっていただきたいという期待が語られました。
続いて若尾センター長より委嘱状の交付が行われ、続いてがん対策情報センターの組織や活動概要が紹介されました。また、「患者・市民パネル」の活動について担当者からの紹介がありました。
この日の検討会では、「患者・市民パネルとしてできそうなこと、やってみたいこと」として、地域ごとに11のグループにわかれて、さまざまな活動のアイディアを出し合っていただきました。 話し合われた話題はグループごとに特色があり、がんとつきあいながら就労していくことへの理解や支援を広める方法、がん相談支援センターの認知を広げ活用してもらうための方法、インターネットが利用できない人への情報の広め方、日常の生活の中にどうやってがんや検診についての意識を啓発するきっかけをつくることができるか、子どもたちへのがん教育の方法、ピア(がん体験者)サポートの活用の仕方、診断直後の時期に適切な情報を届ける方法等々、患者さん、家族、市民としての体験を生かしていくための具体的なアイディアが多く寄せられました 。
限られた時間ではありましたが、熱気のあふれるグループでの討議の中から、今年度の活動の種が多く生み出されました。
いただいたご意見をもとに、活動を具体化させ、がんに関するよりより情報提供、環境の充実に職員一同取り組んでまいります。