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2021年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」説明会・検討会
開催日時
開催日:2021年5月14日(金曜日) 開催時間:13:00~15:30
開催方式
オンライン(Zoomミーティング)
プログラム
- 開会あいさつ
- がん対策情報センターの活動説明
- 「患者・市民パネル」の活動および諸連絡
- 検討テーマとディスカッションの進め方
- グループディスカッション【がんに関心がない人に向けた情報提供資材(ちらし)の作成に向けて】
- 各グループからの報告・全体共有
- 閉会あいさつ
概要
5月14日に2021年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」説明会・検討会をオンラインで開催しました。
「患者・市民パネル」は、患者さん・ご家族・市民のそれぞれの立場から、がん対策情報センターが発信する情報作りへの協力・普及のお手伝いをしていただく、いわば「がん対策応援団」の役割をしてくださる皆さまのことです。2008年度より始まり、今年度で14年目を迎えます。今年は、昨年度より引き続いて活動を行っている皆さまに加えて、新たに42名の方にお願いし、活動を進めてまいります。この日の説明会・検討会では、北海道から沖縄県まで全国から67名のパネルのメンバーに参加いただきました。
中釜斉理事長からのあいさつでは、患者・家族の意見を取り入れることの重要性から、患者さん・ご家族・市民のそれぞれの視点からセンターの活動に多大なるご協力をいただいていること、また、本日のディスカッションでも忌憚のないご意見をいただきたい旨が語られました。
次に、若尾文彦がん対策情報センター長から、がん対策情報センターの組織や活動概要の説明がありました。さらに担当者より、「患者・市民パネル」の活動説明および諸連絡がありました。
続いて、検討テーマの説明です。今回新たに作成するちらしは「がんに関心がない人」を対象にしています。事前にパネルの皆さまに回答いただいたアンケートをふまえて、備えとして知っておくべきことや伝えたいこと、ちらしを手にとりたくなるようなアイデアを出していただきたいという趣旨が説明されました。
そして、11グループに分かれて話し合いです。パネルのメンバーに加えて、国立がん研究センターのスタッフがグループファシリテータとして参加し、ディスカッションをサポートしました。
グループディスカッションでは、このような話題が出ていました。
「“2人に1人”のようなインパクトのあるキャッチコピーで目立たせる」「“がん”という言葉をあえて出さないほうがいい」「お守りのようなちらしが理想」「QRコードを載せて動画や音などと組み合わせる」
検討会の最後には、若尾センター長と、高山智子がん情報提供部長から、「ちらしという限られた紙面ではあるが、皆さまからの様々なアイデアを参考にして内容の検討を継続していきたい」ことや、「実際に集まって対話できる日が来るのを心待ちにしつつ、このようなオンラインでの機会をまた設けたいと思う」というコメントがありました。
検討会の終了後には引き続き、交流会を設けました。全国各地のパネルのメンバーが少人数のグループに分かれて交流する場になりました。