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国立がん研究センター

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国立がん研究センターにおける多剤耐性菌の院内感染に対する備えについて 第1報

多剤耐性アシネトバクターによる院内感染が社会問題となっていますが、免疫力が低下した患者を多く治療している当センターの病院では、特に厳重な備えが必要と考えており、中央病院および東病院において、以下の院内感染の対策に取り組んでおります。

今後も本件に関し、当センターでの取組の状況について、適宜報告してまいります。

  1. アシネトバクターは「感染力は弱く」、感染経路は「接触感染」であることを踏まえた対策を行う。
  2. 発生が確認された場合には、ただちに感染管理専従者に連絡を行い、適切な対応を行う。
  3. 対応の基本は、「患者の個室隔離」、「周囲に他の感染患者がいないかの確認」、「感染拡大の防止」とする。
  4. 万一、当院で感染者が発生した場合、接触感染であることを踏まえ、「手洗い」と「防護用具の使用」を徹底し、拡大を防止する。
平成22年9月8日
国立がん研究センター 理事長 嘉山孝正
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