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Grant No. 1-2診断困難・診断不能な骨軟部腫瘍と脳腫瘍に対するDNAメチル化プロファイルを活用した分類学的研究
更新日 : 2023年10月23日
公開日:2022年1月28日
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研究代表者
- 吉田 朗彦(よしだ あきひこ)
- 国立がん研究センター 希少がんセンター
- 国立がん研究センター中央病院 病理診断科
共同研究者
- 市川 仁(いちかわ ひとし)
- 国立がん研究センター研究所 臨床ゲノム解析部門
- 市村 幸一(いちむら こういち)
- 順天堂大学 医学部 脳疾患連携分野研究講座(寄付講座)特任教授
- 川井 章(かわい あきら)
- 国立がん研究センター 希少がんセンターセンター長
- 国立がん研究センター中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科長
- 里見 介史(さとみ かいし)
- 杏林大学 医学部 病理学教室
- 成田 善孝(なりた よしたか)
- 国立がん研究センター 希少がんセンター
- 国立がん研究センター中央病院 脳脊髄腫瘍科長
研究概要
がんの治療は病理診断に基づいて行われます。しかしながら、希少がんにおいては時として、病理診断が困難な、あるいは診断が全くわからないような腫瘍があります。どのくらい悪性なのかわからない、さらには良性か悪性かすらはっきり言えないというのでは、治療方針を立てることもままならず、患者さんに大きな不安を与えてしまいます。こうした状況をできるだけ打開したいとの思いから、私たちは、骨、軟部(筋肉や脂肪組織など)、脳、脊髄などに発生するまれな腫瘍を、病理診断が困難あるいは不能である症例に特に焦 点を絞って詳しく調べる研究を行っています。研究にあたっては、腫瘍の場所や振るまい、顕微鏡下での見え方、腫瘍がもつ遺伝子の異常といった情報に加えて、腫瘍のDNAメチル化状態に基づく最新の分類技術も取り入れています。こうして様々な観点から腫瘍を調べることで、診断の手がかりがつかめると考えています。
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研究代表者の吉田朗彦、患者さんやご家族向けに講演の様子
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研究代表者の吉田朗彦、病理診断の様子
研究代表者から患者さんやご家族へのメッセージ
希少がんでは、病理診断がつかないことがまだまだあります。「診断できない」、「診断に時間がかかる」をできるだけ減らせるよう、多角的に挑戦しています。皆様の応援をよろしくお願いいたします。
研究の成果
準備中