NHK「ガッテン!」をご覧になった皆様 乳がん検診のご案内はがきがご自宅に届いた皆様へ
今回、「希望の虹プロジェクト」において、44都道府県約360市区町村と協働し、各自治体の乳がん検診助成対象住民約86万人へ検診受診の個別通知(圧着はがき)を9月初旬に送付しております。
また、テレビ全国放送番組NHK「ガッテン!」(放送:9月5日、再放送:9月8日)での乳がん検診特集に国立がん研究センター保健社会学研究部 室長 溝田友里が出演し、乳がんに関する基礎知識、検診の利点・限界を示すとともに同個別通知はがきについても紹介し、乳がん検診受診を呼びかけました。
乳がん検診は、40歳以上の女性に対し2年に一度の検診が、効果のある検診方法として推奨されており、多くの自治体では女性住民に対し2年に一度、検診費用の助成と個別受診勧奨を行っています。今回、これらの対象者の全ての方に自治体からはがきが送付されたわけではありませんが、はがきがなければ検診や検診費用の助成が受けられないというものではありません。自治体によるがん検診を希望される方(40歳以上の女性で、昨年乳がん検診を受けていない方)は、はがきの有無に関わらずお住いの市区町村にて詳細(自己負担額や受診可能医療機関などが自治体により異なります)を確認し受診してください。
よくあるご質問を以下にまとめていますので、参考にしてください。
自治体から住民へ送付される乳がん検診受診勧奨はがき
圧着はがきを広げると以下の内容が記載されています。
表面
裏面
連動テレビ番組
- 番組名:
NHK総合テレビ「ガッテン!」(外部サイトにリンクします)
「86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ」 - 放送日:
2018年9月5日(水曜日)19時30分から20時15分
再放送 9月8日(土曜日)0時25分から1時10分(7日 金曜日深夜)
NHKオンデマンド(インターネット) 放送後14日間
NHKワールド プレミアム(国際) 9月5日(水曜日)19時30分から20時15分
再放送 9月6日(木曜日)10時05分から10時50分 - 内容:
乳がんに関する基礎知識や乳がん検診の利点と限界を示し、がん検診受診率向上のために国立がん研究センター保健社会学部が開発した資材とその理論的根拠、これまでに得た知見を紹介し、乳がん検診の受診を呼びかける。 - 出演・監修:
国立がん研究センター 社会と健康研究センター保健社会学研究部 室長 溝田友里
よくあるご質問
乳がん検診を受けたい(申込み方法、金額、場所など)/乳がん検診の内容を教えてほしい
今回番組で紹介したはがきが届いた方は、そのはがきに予約方法が書かれています。はがきが届いていない方も、多くの市町村では、40歳以上の女性に対して、2年に一度、何らかの形で乳がん検診の案内が送られています。
あるいは市区町村の「がん検診」の担当部署に問い合わせれば、乳がん検診を、いつ、どこで受けることができるか、助成の内容などについて、教えてもらうことができます。助成金が出れば、無料から数千円の自己負担で受けることができますが、助成金の金額は自治体によって異なります。市区町村の助成対象となる乳がん検診は、原則、マンモグラフィと問診です。
今回助成を受けられるタイミングでない人は、マンモグラフィを自費で受けると、費用は1万円ほどかかります。費用は医療機関によって異なります。
詳しくは、市区町村のがん検診担当部署にお尋ねください。
- 市町村別 がん検診に関するお問い合わせ先(外部サイトにリンクします)
なお、国立がん研究センターでは、自治体助成によるがん検診をお受けしておりませんのでご注意ください。
乳がんや乳がん検診について詳しく知りたい
国立がん研究センター「がん情報サービス」HPをご覧ください。
番組出演者(保健社会学研究部 健康増進科学研究室長 溝田友里)の診察・検診を受けたい
溝田は社会学の専門家であり、乳がんの診察・検診は行っていません。
誰にはがきが届くの?
今回、番組の放送に合わせてはがきが送られたのは、今年度、自治体の助成金の対象となっている40歳以上の女性のうち、自治体の助成金を使った乳がん検診を受けていない人の一部です。
どうやって届く人を選んだの?うちにははがきが届いていないのですが?
今回のはがきの送付は、国立がん研究センターが、各都道府県を通じて全国全ての市区町村に呼び掛け、賛同した市区町村から送られました。ただし、予算の都合などから、はがきを送付できていない市区町村や、他の方法で乳がん検診の案内を送付しているところもあります。ご了承ください。同じ市区町村内で送る人を決めた基準は、年齢や受診履歴など各市区町村の独自の判断によります。
はがきがないと受けられないの?
番組で紹介したはがきが届いていなくても、多くの市町村では、40歳以上の女性に対して、2年に一度、何らかの形で乳がん検診の案内が送られています。あるいは市区町村の「がん検診」の担当部署に問い合わせれば、乳がん検診を、いつ、どこで受けることができるか、助成の内容などについて、教えてもらうことができます。「がん検診」の担当部署に直接お電話いただくか、市区町村の代表の番号から、「がん検診担当」につないでもらってください。ホームページからご確認いただける市区町村もあります。
なぜ40歳以上にしか届かないの?
厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」により推奨されているのは、40歳以上の女性に対する、2年に一度のマンモグラフィによる乳がん検診です。対象が40歳以上なのは、乳がん検診を受けることによる不利益(偽陽性や検診に伴う合併症、放射線被爆など)と、利益(乳がんによる死亡の減少)とを比較した結果、40歳未満では利益より不利益が勝ってしまう可能性があるためです。
去年・今年乳がん検診を受けたのにはがきが届いた
今回はがきをお送りしたのは、自治体で提供しているがん検診を受診していない人なので、私費や会社の補助金で乳がん検診を受けた人については把握できていません。また、今年度すでに自治体の検診を受けた方でも、はがきの送付準備を行っている間に受診された方には行き違いではがきが届いてしまうこともあります。詳しくは市区町村のがん検診担当にお尋ねください。
はがきがほしい
NHKガッテン!「86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ」の回のホームページや下記国立がん研究センター保健社会学のホームページからPDFでダウンロードできます。
国立がん研究センター保健社会学研究部「ソーシャルマーケティングを活用したがん検診の普及プロジェクト」ホームページ
注:「がん検診 ソーシャルマーケティング」で検索可
国立がん研究センターが作った、乳がん以外のがん検診のパンフレットが見たい・欲しい
下記国立がん研究センター保健社会学研究部のホームページからPDFでダウンロードできます。
国立がん研究センター保健社会学研究部「ソーシャルマーケティングを活用したがん検診の普及プロジェクト」ホームページ
注:「がん検診 ソーシャルマーケティング」で検索可
「40歳以上の女性には、2年に一度、何らかの形で乳がん検診の案内が送られている」と説明があったが、届いた記憶が無い。
厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」では、市区町村の実施するがん検診事業評価を「事業評価のためのチェックリスト」に基づいて行うとされています。このチェックリスト(「乳がん検診のためのチェックリスト(市区町村用) - 集団検診・個別検診」)には、「対象者全員に、個別に受診勧奨を行っているか」、受診勧奨時に検診に関して受診者に知らせるべき内容を「全員に個別に配布しているか」という項目があげられています。このことから「多くの市区町村(すべてではありません)では、40歳以上の女性を対象に、2年に一度、何らかの形で乳がん検診の案内が送られています」と説明しました。案内が届いていない場合は、お住いの市区町村の「がん検診」担当部署にお問い合わせください。
主なお問い合わせ内容と問い合わせ先
がん検診(乳がん以外も)の受診について
乳がん検診やその他のがん検診の受診につきましては、お住まいの市区町村へお問合せください。
- 市町村別 がん検診に関するお問い合わせ先(外部サイトにリンクします)
NHK「ガッテン!」番組内容へのご意見・要望について
NHKふれあいセンター ナビダイヤル:0570-066-066
上記ナビダイヤルをご利用になれない場合は:050-4786-5000
受付時間:9時から22時(土曜日、日曜日、祝日も受付)
その他、自治体等からのお問い合わせについて
国立がん研究センター 社会と健康研究センター 保健社会学研究部
郵便番号:104-0045
住所:東京都中央区築地5-1-1
ホームページ: 「ソーシャルマーケティングを活用したがん検診の普及プロジェクト」(「がん検診 ソーシャルマーケティング」で検索可)
Eメール:gankenshin●ncc.go.jp(●を@に置き換えてください)
電話:03-3547-5201(内線3322、3323、2110、2112) 10時から16時(土曜日、日曜日、祝日を除く)