ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センター キャンサーセンターとの覚書締結について
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国立がん研究センター先端医療開発センター(略称:EPOC)は、米国ボストン ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センター キャンサーセンター(Cancer Center at Beth Israel Deaconess Medical Center、略称:Cancer Center at BIDMC)と研究協力に関する覚書を締結しました。
Beth Israel Deaconess Medical Center (BIDMC)は、臨床および研究において世界をリードする成果を発表しており、その中でもCancer Center at BIDMCは最新治療の提供と、基礎研究やトランスレーショナルリサーチ、臨床研究を包括的に行う、米国のがん研究の基幹施設です。
2019年4月2日米国ジョージア州アトランタにて、Cancer Center at BIDMC ディレクター Pier Paolo Pandolfiと国立がん研究センター理事長中釜斉による調印式を執り行いました。今回の覚書の締結では、日米両国の研究・医療機関および産業界が連携し、がん研究をより積極的に推進かつ社会に周知することを目的としています。
本締結により、基礎研究から臨床開発までを一体的に行う“橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ/TR)”を推進するEPOCと、Cancer Center at BIDMCとの間で人事交流や基礎研究、トランスレーショナル、早期臨床開発分野での共同研究、シンポジウムの共同開催、情報共有や共同のがん研究費獲得などを目指していきます。
がんは、日本における死因のトップで、米国でも心疾患に次いで2位であり、がんの克服は医療における最大の課題の一つです。両者の持つ知識や技術、研究成果を共有することによって、がん撲滅を目指す新たながん治療戦略を生み出すことが期待されます。
2019年4月2日米国にて覚書締結式の様子
左: Cancer Center at BIDMC ディレクター Pier Paolo Pandolfi
右: 国立がん研究センター理事長 中釜斉
左から:EPOC 実験動物支援室長 古賀宣勝 、国立がん研究センター理事長 中釜斉、
Cancer Center at BIDMC ディレクター Pier Paolo Pandolfi、EPOC ゲノムTR分野長(柏)小林進