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国立がん研究センター

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加藤厚生労働大臣 がんゲノム医療の現状を視察

2019年10月3日、加藤勝信厚生労働大臣が、がんゲノム医療の現状を確認するため国立がん研究センター中央病院がんゲノム情報管理センター(C-CAT)を視察されました。

病院での「がん遺伝子パネル検査」の手順と、がんゲノム情報管理センターでの解析手順や医療機関との連携について丹念に確認されながら、当センター中釜理事長や間野がんゲノム情報管理センター長と熱心に意見交換されました。

病理検査室

手術検体の切り出しなど多数の工程を経てがん組織の凍結・固定を行います。そのひとつひとつの工程が検査の精度に大きく影響します。

  • がん細胞の凍結固定

     

  • 病理科長加藤大臣に説明

     

バイオバンク

バイオバンク検査に使用されたがん組織や血液検体の残り、さらには研究用の採血献体を患者さんにご提供いただき、今後の研究開発に使用するため保管しています。国立がん研究センターのがんの検体保管数は国内最多です。(2019年8月末現在で、新鮮凍結検体が25,586症例分など) 

 
  • バイオバンク間野所長が説明

     

  • バイオバンクタンクが並んでいる

     

次世代シークエンサー

がんのゲノムの解読を高速に行う機器で、長鎖シークエンサー、大型短鎖シークエンサー、臨床診断向け小型シークエンサーなど、様々な用途の次世代シークエンサーが当センターに整備されています。新たな治療標的・バイオマーカーの同定や遺伝子パネル検査などの治療方針決定に欠かせない機器であり、次世代シークエンサーは常に進化を続けています。大臣は大変熱心に研究所長の説明を聞かれ、ご質問をされていました。

  • 次世代シーケンサー白

     

  • 次世代シーケンサー間野所長が説明

     

エキスパートパネル(専門家会議)

がん遺伝子パネル検査の結果を元に、がん薬物療法の専門医、がんゲノム医療の専門家、遺伝医学の専門家、遺伝カウンセラー、病理医、主治医らが患者さんごとに最適な治療法を検討します。活発な議論の様子をご覧いただきました。

  • エキスパートパネル

     

  • 質問する加藤大臣

     

がんゲノム情報管理センター(C-CAT)

C-CATでは、がん遺伝子パネル検査の結果とC-CATのデータベースを照合し、結果の意義付けや国内での治験情報の付いたC-CAT調査結果を作成しエキスパートパネル活動を支援しています。

  • C-CAT間野所長説明

     

  • 加藤大臣C-CATについて質問

     

視察後は、加藤厚生労働大臣、厚生労働省 鈴木事務次官、鈴木医務技監、大坪大臣官房審議官と、国立がん研究センター中釜理事長、間野がんゲノム情報管理センター長とで意見交換を行いました。

  • 意見交換

     

  • 発言する加藤大臣

     

集合写真CーCAT前

左から)厚生労働省 鈴木事務次官、国立がん研究センター 中釜理事長、加藤厚生労働大臣、国立がん研究センター 間野がんゲノム情報管理センター長、厚生労働省 大坪大臣官房審議官、厚生労働省 鈴木医務技監

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