第8回NCC-IARCセミナーを開催しました
2020年10月26日
10月13日、国立がん研究センター(NCC)と国際がん研究機関(IARC)は「小児がん」をテーマに第8回セミナーをオンラインで共催しました。
本セミナーは東病院 小児腫瘍科 細野亜古医長の歓迎挨拶からはじまり、講演者のエヴァ・ステリアロヴァ-フーシェ先生(IARC がんサーベイランス部)による「世界レベルでの小児がんの実態把握」、続いてジョアン エイキン先生(IACR理事長/クイーンズランド州がん評議会 研究 ジェネラルマネージャー)による「トロント小児がんステージング」の発表がありました。
質疑応答では、大阪国際がんセンター がん対策センター 政策情報部 中田佳世副部長(大阪がん登録室)より、小児がんの国際共同研究における豊富な経験と知見が紹介されました。最後に、中央病院 小児腫瘍科 小川千登世科長からは、小児がんをはじめとする希少がんの新規治療開発や生存率向上のためには、国際連携が重要であることが強調されました。
セミナーには世界各国から約60名が参加しました。WHO, IARC, IACRそしてNCC等の世界におけるがんのリーダーらの多国間協力を強化する貴重な機会となりました。
IARC/ステリアロヴァ-フーシェ先生
IACR/エイキン先生
東京会場で 左より
中央病院 小児腫瘍科長/小川千登世、国際戦略室長/松田智大、社健センター予防研究部長/井上真奈美