「国立がん研究センター希少がんグラント記念シンポジウム
つなげよう 未来への架け橋~研究・コミュニティ・あなたの想い・私の想い~」を2024年11月30日(土曜日)に初開催希少がんに対する横断的な取り組みと研究成果を紹介
2024年11月1日
国立研究開発法人国立がん研究センター
発表のポイント
- 国立がん研究センターの希少がんに対する取り組みに賛同し、ご寄付いただきました貴重なお志を希少がん医療の発展に生かすべく2021年4月に「希少がんグラント」を創設しました。
- 希少がんグラントから、希少がんの診断および治療の進歩・発展に貢献する独創的な基礎・臨床研究を医師・研究者・コメディカルから広く募集、厳正な選考に基づき19名に贈呈、助成を行いました。
- 今回、希少がんグラントの助成を受けて行われた研究成果をより多くの方に知っていただくことを目的として、「国立がん研究センター希少がんグラント記念シンポジウム」を2024年11月30日(土曜日)に初開催します。
- 希少がんグラントの研究成果を発表し、最優秀賞、患者会による「未来への架け橋賞」など8つの賞を選出・表彰します。
- 設立から10年となった希少がんセンターの歩みの紹介コーナーなどもあり、希少がんに対する国立がん研究センターの横断的な取り組みを幅広く紹介します
概要
国立研究開発法人国立がん研究センター(所在地:東京都中央区、理事長:中釜 斉)は、2014年6月23日に「希少がんセンター」を開設いたしました。診断や治療においてさまざまな問題を抱える希少がん注について、中央病院(所在地:東京都中央区、病院長:瀬戸 泰之)と東病院(所在地:千葉県柏市、病院長:土井 俊彦)が中心となり、診療・研究の推進を図り、日本における希少がん医療の課題に取り組んでいます。
希少がんセンターは、ご寄付いただきました貴重なお志を希少がん医療の発展に生かすべく「国立がん研究センター希少がんグラント」を2021年4月に創設いたしました。
希少がんグラントでは、希少がんの診断および治療の進歩・発展に貢献する独創的な基礎・臨床研究を医師・研究者・コメディカルから広く募集し、厳正な選考に基づいて、これまでに19の研究課題に研究費を贈呈させていただきました。
希少がんグラントの助成を受けて行われた研究成果をより多くの方に知っていただくことを目的として、「国立がん研究センター希少がんグラント記念シンポジウム」を2024年11月30日(土曜日)に国立がん研究センター築地キャンパスにて初開催します。
シンポジウムでは、患者会支援団体の方々との連携・協働のもと「つなげよう 未来への架け橋~研究・コミュニティ・あなたの想い・私の想い~」を合言葉に、研究成果のみならず、最新の希少がんの医療・研究・治療開発に関して学び、研究者(医療者)・患者さん・一般の方々と意見交換を実施します。また、希少がんセンターの歩みを紹介するブースや、患者団体や関連企業のブースもあります。
参加費は無料、がん患者さんやそのご家族、医療関係者、企業や行政の方、一般の方までどなたでも参加いただけます。参加ご希望の方は2024年11月29日(金曜日)まで事前登録をお願いします。
シンポジウム詳細
日時:2024年11月30日(土曜日) 13時から16時(12時30分開場)
会場:国立がん研究センター築地キャンパス 研究棟 1階 大会議室・セミナールームなど
対象者:がん患者さん・ご家族、医療関係者、企業・行政・メディア関係者、一般の方
参加費:無料
シンポジウムサイト:https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/rcgrant/0158/index.html
事前参加登録フォーム: https://www.ncc.go.jp/inquiry/rcc/symposium_jizen/index.html
事前登録締め切り:2024年11月29日(金曜日)
プログラム
ステージプログラム
13時~13時15分 オープニング
開会挨拶 瀬戸 泰之(国立がん研究センター 中央病院 病院長)
来賓挨拶 堀田 知光(国立がん研究センター名誉総長)
希少がんグラントとは 川井 章(国立がん研究センター 希少がんセンター長)
13時15分~14時20分 第1部 ステージでの研究発表(4課題)
研究者(医療者)と患者会代表者がペアを組んで研究成果を発表
14時30分~15時 第2部 ポスター・スピーチによる研究発表(19演題)
希少がんグラント助成研究成果などの発表のほか、参加者とのディスカッションを実施
15時30分~16時 クロージング
希少がんグラント最優秀賞(理事長賞)、患者会による「未来への架け橋賞」などの表彰授与式
講評 中釜 斉(国立がん研究センター 理事長)
患者会代表挨拶 天野 慎介(一般社団法人 全国がん患者団体連合会 理事長)
閉会挨拶 土井 俊彦(国立がん研究センター 東病院 病院長)
展示ブース
・希少がんセンター 10年の軌跡 ~患者さん・ご家族・支援団体とともに~
・「希少がん みんなで相談Q&A」~あなたの「なんでだろう?」が「つながり」の架け橋へ~
・LAVENDER RING × 希少がんセンター ポスター展
・患者会・支援機関、企業ブースなど情報展示コーナー など
プログラムの詳細はシンポジウムのサイトに随時更新していきます。
以下のURLからご覧ください。
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/rcgrant/0158/index.html
希少がんセンターとは
希少がんの正しい診療を行うこと、希少がんに関する新しい知見を集め、希少がんの研究・治療開発を推進すること、さらに実際の診療・研究活動を通して、希少がん医療の課題を明らかにし、解決してゆくことを目指して、中央病院と東病院が中心となり、2014年6月23日に「希少がんセンター」を開設しました。すべての希少がんの患者さんに“寄り添う”気持ちと、“グローバル”な視野をもって、希少がんの抱える問題に全力で取り組んでいます。
詳細はこちらのサイトをご覧ください。https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/index.html
希少がんグラントとは
希少がんセンターの活動に賛同し、期待される方から、希少がん領域の研究をさらに推進することを目的としたご寄付をうけたことを受け、2021年4月、「希少がんグラント(英語名称:Grant-in-Aid for Rare Cancer Research)」を創設しました。希少がんの診断および治療の進歩・発展に貢献する独創的な基礎・臨床研究を、医師・研究者・コメディカルから広く募集、理事長以下5名の選考委員会による厳正な選考に基づき、希少がん医療の向上に資することが期待される優れた研究・研究者に対して研究費を贈呈しています。
詳細はこちらのサイトをご覧ください。https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/rcgrant/index.html
用語解説
注 希少がん
日本における希少がんの定義は、2015年の厚生労働省「希少がん医療・支援のあり方に関する検討会」によって、『人口10万人あたりの年間発生率(罹患率)が6例未満のもの、数が少ないがゆえに診療・受療上の課題が他のがん種に比べて大きいもの』と定められました。個々の希少がんは、いずれもがん全体の1%にもみたないまれな腫瘍ですが、すべての希少がんをあわせると、がん全体の15~22%にも達します。
詳細はこちらのサイトをご覧ください。https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/index.html
お問い合わせ先
シンポジウムに関するお問い合わせ
国立研究開発法人国立がん研究センター
希少がんセンター事務局
電話番号:03-3547-5201(内線3578) 平日9時~17時
Eメール:rcc-office●ml.res.ncc.go.jp
広報窓口
国立研究開発法人国立がん研究センター
企画戦略局 広報企画室
電話番号:03-3542-2511(代表)
Eメール:ncc-admin●ncc.go.jp