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国立がん研究センター

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生物統計部

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概要

生物統計学とは、医療・医学、公衆衛生等に関わる研究課題に対して、どのような研究計画の下にデータを収集したらよいか(研究デザイン)、またそのデータをどのように解析したらよいか(統計解析方法)、どのように解釈できるかを研究する統計学の一分野です。生物統計部では、統計学的方法論の提供やより高度な統計学的手法の適用・開発を通してセンターで行われる研究を強化し、研究成果の質的向上に貢献します。


活動

生物統計部の活動は大きく5つに分けられます。これらの活動は、がん対策研究所生物統計研究部と連携して行っています。

共同研究

臨床研究や疫学研究などの各分野の研究に共同研究者として参画しています。科学的に妥当で効率的な研究デザインの立案や解析計画の作成、データ解析や結果の公表への関与など、チームの一員として研究の遂行に携わっています。

主な共同研究(2024年3月31日現在、臨床試験・医師主導治験及びそれらの附随研究等の数)


 suchi2023


コンサルテーション

センターで行われるあらゆる研究に対して、生物統計コンサルテーションを提供しています。研究仮説の定式化、研究デザイン、データの収集方法、データ解析方法や結果の解釈、結果の報告の仕方などに関するコンサルテーションを行い、センター内の研究を広くサポートしています。

(このコンサルテーションには、上記共同研究に示した研究など、共同研究として関与している研究のコンサルテーションは含みません)

 
コンサルテーションの実績

 consultaion2023


講義

がん研究を行う上で必要となる生物統計学の知識や考え方を伝えることを目的とした講義を通して、研究基盤の強化や共同研究の活性化を図っています。がん研究に必須の入門的な内容の講義に加え、より発展的な応用・その時々の重要なテーマに関する講義も行っています。

詳細は、「臨床研究関連セミナー 生物統計セミナー」をご覧ください。

統計学的手法の開発

生物統計学は幅広い分野の研究に貢献しており、様々な応用分野を背景とした方法論が開発されています。生物統計部の各研究者のテーマは多岐にわたり、臨床試験や疫学研究など各分野で生じる統計学的な課題に取り組んでいます。

Machida R, Fujii Y, Sozu T. Predicting study duration in clinical trials with a time-to-event endpoint. Statistics in Medicine, 40: 2413– 2421, 2021[Pubmed]

Machida R, Sakamaki K, Kuchiba A. Clinical trial design and analysis for comparing three treatments with intra-individual right- and left-hand data. Clinical Trials. 20: 203-210, 2023[Pubmed]

Sadachi R, Sato Y, Fujiwara T, Hirakawa A. Enhancement of Bayesian optimal interval design by accounting for overdose and underdose errors trade-offs. Journal of biopharmaceutical statistics. 2023[Pubmed]

 

臨床研究のための e-learning サイト ICRweb

 ICR(Introduction to Clinical Research)臨床研究入門(略称:ICRweb)は、「臨床研究教育プログラムの作成と普及」を目的として、インターネットを介した教育プログラムの提供、臨床研究に関する最新情報や役立つ情報の提供、および臨床研究に携わる人々への情報交換の場の提供を目指しています。

生物統計部ではICRwebの運営・事務局業務を行っております。


ICRwebの詳細はこちらをご覧ください。

 

スタッフ

部長

柴田 大朗 (計量生物学会認定 責任試験統計家)

生物統計室長

水澤 純基 (計量生物学会認定 責任試験統計家)

医学統計室長

若林 将史 (計量生物学会認定 実務試験統計家)

研究員

小川 岳人 (計量生物学会認定 実務試験統計家)
町田 龍之介(計量生物学会認定 実務試験統計家)
佐立 崚  (計量生物学会認定 実務試験統計家)
横山 昌幸
口羽 文  (クロスアポイントメント)(計量生物学会認定 責任試験統計家)

特任研究員

山本 精一郎(計量生物学会認定 責任試験統計家)
平川 晃弘
 (計量生物学会認定 責任試験統計家)
野村 尚吾 (計量生物学会認定 責任試験統計家)
上村 鋼平
山上 須賀
梶川 莉玖
安藤 奨吾
石川 裕也

特任研究補助員

小西 直美
南 裕子

任意研修生

岩元 晋太郎(計量生物学会認定 実務試験統計家)
涌井 宜行

事務助手

近田 百紀


論文業績

論文検索システム
 ✔ 組織名「理事長直属組織」
 ✔ 部署名「研究支援センター生物統計部」  を選択してください




物統計部主催のシンポジウム

シンポジウム

  • 2017年8月28日
日本医療研究開発機構(AMED)医薬品等規制調和・評価研究事業 「患者レジストリーデータを用い、臨床開発の効率化を目指すレギュラトリーサイエンス研究」班(研究開発代表者 群馬大学 林邦彦)

シンポジウム:患者レジストリを薬事制度下で活用するためのデータの信頼性の考え方

  • 2020年12月8日
日本医療研究開発機構(AMED)医薬品等規制調和・評価研究事業 「患者レジストリデータを活用した、臨床開発の効率化に係るレギュラトリーサイエンス研究」班(研究開発代表者 国立がん研究センター 柴田大朗)

AMED医薬品等規制調和・評価研究事業合同シンポジウム「これからの臨床試験:新機軸の展開

  • 2022年1月26日
日本医療研究開発機構(AMED)医薬品等規制調和・評価研究事業 「患者レジストリデータを活用した、臨床開発の効率化に係るレギュラトリーサイエンス研究」班(研究開発代表者 国立がん研究センター 柴田大朗)

AMED医薬品等規制調和・評価研究事業シンポジウム「臨床開発の効率化を目指した 患者レジストリの活用: データ利用活用のための留意点と課題

 


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