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実装科学セミナー

更新日 : 2024年12月19日

国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部では、昨年度に引き続き、実装科学セミナーを開催いたします。オンライン開催でどなたでも無料でご参加いただけます。開催予定については当サイトにて順次ご案内します。皆様のご参加をお待ちしております。

令和6年度 実装科学セミナー(全10回)

主催:国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部
   N-EQUITY(健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム)
   
共催:RADISH(保健医療福祉における普及と実装科学研究会: D&I科学研究会)

問合せ先:実装科学セミナー事務局 <impsci-sem@ml.res.ncc.go.jp>

●セミナーの録画公開について
実装科学セミナーでは、講師の許諾が得られた講演について、事前に参加申込みをされた方に限りご視聴いただける形式で録画公開を予定しております。
事前の参加申込みを頂いていない講演はご視聴頂けませんのでご了承ください。詳細については各セミナーごとに決まり次第お知らせいたします。

 

実装科学セミナー スケジュール

(敬称略)

開催回 令和6年度
開催日
演者 演題
第1回 5月23日(木曜日) 島津太一  実装科学入門
第2回 6月27日(木曜日) 齋藤順子  研究・実践でCFIRを使ってみよう
第3回 7月23日(火曜日)
演者都合により1月30日に変更しました
小田原幸  阻害・促進要因から実装戦略を導き出す
第4回 8月22日(木曜日) 和泉成子 アドバンス・ケア・プランニングを多職種プライマリ・ケアチームに実装するための研究からの学び
第5回 9月24日(火曜日) 西村正大 プライマリケアにおける診療の質改善(QI)活動
第6回 10月24日(木曜日) 藤内修二 多様な主体との協働による健康寿命日本一の実現
第7回 11月21日(木曜日)
日程を11月21日に変更しました
酒井郁子 特定機能病院におけるせん妄予防ケアの実装
第8回 12月24日(火曜日) 林 直子 DNPコースにおける実装研究 ー聖路加国際大学の教育を例にー
第9回 未定    
第10回 未定    

 
第1回実装科学セミナー

演題:実装科学入門R6ImpSciSemmi-1_0508.jpg
講師:島津 太一  国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部 室長
日時:令和6年 5月23日(木曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
徳島大学医学部を卒業し、佐賀医科大学総合診療部で初期臨床研修。東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野で学位取得後、2007年国立がんセンターに入職し現職。2016年に海外研修制度にて米国国立がん研究所に派遣。専門は、実装科学、がん予防。

セミナー要旨:
実装科学は、市民・患者・医療従事者・政策立案者の行動変容を通じ、エビデンスに基づくプラクティスを現場に根付かせることを目指します。実装科学の基本的な考え方を、最新の研究事例とともにご紹介します。

参加申込:
参加申し込みはこちら(外部サイトに接続します)​

 

第2回実装科学セミナー

演題:研究・実践でCFIRを使ってみよう
講師:齋藤順子  国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部 研究員R6ImpSciSemmi-2_0527.jpg
日時:令和6年 6月27日(木曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
2016年保健学博士(東京大学大学院医学系研究科)。国際保健や社会疫学研究に従事したのち、2018年より国立がん研究センターにて喫煙対策の実装研究に取り組む。専門は、実装科学、公衆衛生。N-EQUITY 科学諮問委員。

セミナー要旨:
実装科学の特徴の一つが、文脈を系統的に理解することです。文脈の理解を促す代表的なフレームワークであるCFIR(実装研究のための統合フレームワーク)に焦点をあて、その概要および更新版CFIRを説明し、研究と実践の両方のセッティングでの活用方法を考えます。

参加申込:
参加申し込みはこちら(外部サイトに接続します)​


第3回実装科学セミナー <演者都合により令和7年1月30日に変更しました>

演題:阻害・促進要因から実装戦略を導き出す
講師:小田原幸  国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部 研究員R6ImpSciSemmi-3_0130.jpg
日時:令和7年 1月 30日(木曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
臨床心理士として病院臨床に従事しながら、2015年博士(医学・東邦大学大学院医学研究科)を取得。2019年より国立がん研究センターにて実装研究に取り組む。専門は、行動科学、実装科学、臨床心理学。好きなことは、飼い犬と遊ぶこと、宮古島への旅行。

セミナー要旨:
阻害・促進要因は特定できたけど、次はどうしたら良いの?実装戦略はどうやって導き出せば良いの?-ブラックボックスに包まれてきた実装戦略の特定の仕方を、自らの経験と文献から皆さまにご紹介します。

参加申込:
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第4回実装科学セミナー

演題:アドバンス・ケア・プランニングを多職種プライマリ・ケアチームに実装するための研究からの学び
講師:和泉成子 Associate Professor, オレゴン健康科学大学R6ImpSciSemi-4_0822.jpg
日時:令和6年 8月22日(木曜日)10時から11時(WEB開催)(開始時間にご注意)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
千葉大学看護学部を卒業後、米国カトリック大学にてMaster of Science in Nursing、オレゴン健康科学大学にてPhDを修得。日米の看護系大学で教員を務め、現在オレゴン健康科学大学にてAssociate Professor。専門研究領域は、緩和ケア、医療サービスモデル、質的研究方法、実装科学。

セミナー要旨:
エビデンスに基づく介入を実践の中に効果的・効率的に取り入れ根付かせる方法を検討する実装研究について、米国の多職種プライマリ・ケアチームにアドバンス・ケア・プランニングを実装する方略と過程について行った研究を例に解説・議論します。

参加申込:
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第5回実装科学セミナー

演題:プライマリケアにおける診療の質改善(QI)活動
講師:西村 正大 (公社)地域医療振興協会 奈良市立都祁診療所R6ImpSciSemi-5.jpg
日時:令和6年 9月24日(火曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
2005年に大阪大学医学部を卒業。地域医療振興協会の家庭医療専門研修プログラムを履修後、洛和会音羽病院と市立奈良病院にて総合診療領域の臨床活動と卒後教育に携わる。臨床研究の研鑽のため、2019年よりOHSU(オレゴン健康科学大学)家庭医療学講座にResearch Fellowとして2年半在籍。2022年より現職。専門領域は、総合診療、家庭医療、診療の質改善活動。

セミナー要旨:
本邦の診療の質改善(QI : Quality Improvement)活動は主に病院で行われており、診療所などのプライマリケア領域では稀である。本セミナーでは、診療所研究ネットワークとデータ抽出体制の構築を経て実施した“ベンゾジアゼピン系薬剤の適正使用活動”の実装研究を中心に、我々の活動を紹介する。


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第6回実装科学セミナー

演題:多様な主体との協働による健康寿命日本一の実現
講師:藤内 修二 大分県豊肥保健所R6ImpSciSemi-6_0911.jpg
日時:令和6年 10月24日(木曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
1992年自治医科大学を卒業後、10年間大分県内で地域医療に従事。1994年から大分県内の4保健所の所長を歴任し、2003年公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長に就任。2008年大分県福祉保健部健康対策課長、2021年理事兼審議監を経て、2024年より現職。


セミナー要旨:
ヘルスプロモーションの実践、特に健康を支援する環境の整備には、保健医療関係者のみならず、企業を含めた多様な主体との協働が不可欠。大分県では10年前から、Creating Shared Valueの理念に基づいて、企業等との協働を進め、男性の健康寿命日本一を実現した。


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第7回実装科学セミナー <事務局都合により日程を11月21日(木曜日)に変更しました>

演題:特定機能病院におけるせん妄予防ケアの実装
講師:酒井郁子 千葉大学大学院看護学研究院高度実践看護学講座教授、千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター副センター長R6ImpSciSemi-7_1106.jpg
日時:令和6年 11月21日(木曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
千葉大学看護学部を卒業し、千葉県千葉リハビリテーションセンターで看護師、その後東京大学医学系研究科で学位(保健学)を取得。川崎市立看護短期大学助教授を経て、2007年より千葉大学看護学研究院教授。2015年より専門職連携教育研究センターセンター長、2020年より医学部附属病院総合医療教育研修センター副センター長兼務。専門は、ケア管理、EBP、専門職連携。

セミナー要旨:
千葉大学医学部附属病院におけるせん妄予防ケアの実装について、その経緯、活動の実際、現在の課題と展望をもとに実装戦略の活用と効果について説明する。

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第8回実装科学セミナー

演題:DNPコースにおける実装研究 ー聖路加国際大学の教育を例にー
講師:林直子 聖路加国際大学 大学院看護学研究科 がん看護学・緩和ケア/慢性期看護学分野 教授R6ImpSciSemi-8_20241219.jpg
日時:令和6年 12月24日(火曜日)16時から17時(WEB開催)
開催方法: WEB会議システム(ZOOM)によるオンライン開催
参加費:無料

講師プロフィール:
東京大学医学部保健学科卒業後、同医学部附属病院勤務を経て、東京大学医学系研究科博士課程修了。UC San Diego客員研究員、聖路加看護大学成人看護学講師、東邦大学医学部看護学科教授を経て2010年より聖路加国際大学大学院看護学研究科教授。専門はがん看護学、成人看護学。

セミナー要旨:
聖路加国際大学は、2017年に本邦初のDNP(Doctor of Nursing Practice)コースを開設しました。本セミナーでは、DNPコースとは何か、DNPコース開設の概要を説明した後、本コースで行っているプロジェクト研究としての実装研究について、その指導の実際と課題について解説します。

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